天下人の内政官   作:星野林(旧ゆっくり霊沙)

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2ヵ国手にいれたので競馬場を作ります→なんか戦場に飛ばされました

 産業の伊予、娯楽の土佐……なんて都市計画を進めている三好優駿です

 

 四国計画と私が昔に書いた計画に基づいているのですが、四国単独で秀吉の四国攻めを跳ね返すにはという自分なりに考えての土地活用計画なのですが、伊予の内陸部を中心とした武器工場及び穀倉地帯、海沿いを中心とした九州向けの中間貿易地点の港や商人街、寺社の参拝街道を中心とした宿町等々整備していきましたし、雨量が少ないので干ばつ被害が多いので10年以上かかる大規模な分水計画(中予分水)を行っており、フリー素材の信長さんが包囲網しかれる頃ようやく一段落つくかなって程の計画を抱えながら土佐の開発もやらなくてはいけない……楽しいねぇ(アヘ顔)

 

 土佐は現代と言う高知競馬場とひろめ市場(屋台街)を中心とした娯楽(賭博と女とスポーツ)で栄えられればなぁと……あと畜産かな気候的に

 

 全ダートのコースで金(G1)銀(G2)銅(G3)鉄(オープン)若(新馬)未(未勝利)でやれればなぁとか考えたり

 

 ま、借金して開発費捻り出してるし、堺と博多商人の仲間達に話して融資して5年後できるかな……

 

 その前になんとか大陸馬もっと輸入したいなぁ……

 

 あと吉原遊郭を参考にした日本一の遊郭も着工したりしてます

 

 

 

 

 

 

 

 

「流石六角ですね」

 

 六角軍再編完了

 

 裏崩れと言う最悪の敗走から僅か8ヶ月後には再び包囲網の一翼を担える程戦力を再編したその力量流石としか表せない

 

 ただこっちも九州の睨みと死んだと思われていた一条家が影武者を使って現在も何処かに潜伏していることがわかり、管理している2国に飼っている忍衆や兵全てを動員して探してますが中々見つからない……もう逃げたか? 

 

 と言う旨を長慶兄様に手紙で送ったらなんか知らないうちに対六角方面軍の指揮をさせられました

 

 は? 

 

 私の伊予と土佐は? 

 

 え? 配置換えで活躍した松永兄弟を一時的に置く? 

 

「頭涌いてんじゃねえのかぁぁぁああ!? ふざけんじゃねえよ!!」

 

 誰だ仕組んだのは……絶対に力を削ぐためだろ

 

 三好政権内部か? 

 

 それとも兄弟の誰かか? 

 

 変に動きすぎたか

 

「あとは結婚ですか相手は……三条家ですか、養子にしてから嫁がせる感じだから元は……どこの貴族でしょうか? うーん、山口から助けたのが効いたのでしょうかね、まあ数年前から礼儀作法や教養教えてもらいましたし」

 

 ……遺書と指示書を書かなくては……3日以内に

 

 

 

 1552年(22歳)

 

 京で婚姻の儀を行いました

 

 好みのタイプかと言えば微妙なところ……11歳に流石手は出せないですよ

 

 彼女の名前は三条梅で梅姫とこれから呼びますが……まぁ実家が貧乏だったんでしょう

 

 発育不良ですね完全に

 

 三好家として三条家や関係者に大金を支払ったらしいですが、私からも個人的にお金を渡しておきました

 

 あと梅姫の実父の方に会えたので、京を出て教養を伊予や土佐で教える仕事に着きませんかとお誘いしたところ、当主と嫡子は無理だが、兄弟や他の子供達をお願いしたいと言われたので私に着いてきていた白石にお願いして彼らを四国に送り届けてもらいました

 

 ……梅さん? 四国行かないの? 

 

 え? 側に居たい? 

 

 ……後方だから大丈夫かな? 

 

 

 

 

 

 

 

 

 うわぁ……最悪だ

 

 私完全に御飾りですか

 

 実休兄様の家臣や服従した豪族が対六角方面の主力で、今回有力な家臣は連れてきてないので供廻りの10名しか直接動かすことができません

 

 予想としましては長慶兄様も含めた三好家の首脳達が私の管理している伊予と手にいれたばかりの土佐の国力や私の手駒の戦力把握、一向に見つからない大魔王細川晴元(私が暗殺済み)を元家臣の私が囲っている可能性が高い等々でしょうかね

 

 うーん、何年貼り付けられるこの戦線に? 

 

 兄上達や今ここにいる兵達から梅姫を陣での作戦会議中に横に居ても何も言ってこないことから攻める気無しで、三好家の主力は尼子戦線が片付けないと此方には来ないのでそれまで貼り付けられると思う

 

 ……作戦会議と名ばかりの式に居ても暇なので、梅や供廻りを連れて足軽達に混じってと会話する

 

「お侍様だべ」

 

「よ! 寒い中すまんなこんな戦場に集められて」

 

「……」

 

「いや、愚直ったって斬らんし罰を与えないよ」

 

 どっこらしょ

 

「これでも食うか? 私の部下が創ったんだが美味しいぞ」

 

「なんだべこれ?」

 

「薄っぺれーな」

 

「乾パンって言うんだ噛めば甘いぞ」

 

「うーん、甘いのは良いだべ」

 

「美味しいんだが……」

 

「寒いから……」

 

 足軽達から言われたことを私は羊皮紙(犢皮紙)のノートに書き込んでいく

 

 羊皮紙は家畜を屠殺した際に出た皮を加工した物で、インクを含めてここまで形になるのに5年かかったり……

 

(やはり、携帯食も季節に合ったものが良いな)

 

(従軍料理人の数を増やして野外でも温かい食事を食べさせられる様にしなければ士気に関わるっと)

 

 ガリガリと戦での改良点を纏める

 

 大魔王晴元様に付き添った戦、伊予統一戦や土佐平定含めた大小15回の戦に出てきましたが、常に反省点や改善点を何かしらの媒体に書き込んで保存しています

 

 特に足軽達の意見と言うのは最高です

 

 何かしらの利が無いと集まりませんからね

 

 飯が旨いから、確実に勝てる、出世、金稼ぎ、略奪狙い等々本当に様々な人が集められているので戦だけでなく、必要な物を開発したりするのにも役立つのでね

 

 足軽以外はそれら集団に売り込みに来る商人、売女等の話も聞きます

 

 今は立場が立場なので商人達はおべっかばっかりで聞きたいことが聞けないのですがね

 

 供廻り達はいつものことと呆れてますが、梅さんは不思議に思ったのでしょう

 

「優駿様は大将なのですから陣にいらっしゃればよろしいのに」

 

 大将と聞いた足軽達がざわつきますが

 

「現場を見ないで上に立つのは危険なのですよ」

 

「足軽の皆さん、ご安心ください私はただ不満を聞きたいだけなので、それを改善し勝利に繋げるのが私の役目なのですから」

 

「梅さん、少し場所を移動しますよ」

 

 

 

 

 

「さて、先程の質問ですが、陣に籠っていてもわからない事ばかりなので現場に行くのですよ」

 

「指揮官にも様々な種類が有ります」

 

「先頭で引っ張る、陣から指示を出す、更に後ろの城から指示を出す、中段で兵と動く等有りますが、比較的前で戦うか、ガッツリ後の2つが自分に合っているのです」

 

「……あと今回は暗殺の可能性が高いのでね、あんまり陣に居たくないのですよ」

 

「殿、暗殺ですか!?」

 

「供廻りの皆も聞いていてほしい、それだけ私が邪魔に思われている可能性がある」

 

「ま、1人だけ独自の動きを続けた結果だ……なーに、生き残れば何とでもなる。それに梅姫が居るからな」

 

「私ですか」

 

「長慶兄様が殺されないように手を打ってくださったのでしょう。三条家から嫁いだ娘が直ぐに鬼籍に入るなんて事になったら貴族の方々の信用も失いますからね」

 

 その後暗殺されることもなくジリジリ前線を進めていく

 

 

 

 

 

 ……負けだな

 

 

 

 

 

「殿、畠山氏の旗が見えます」

 

 そういうことか

 

 供廻りが耳打ちしてきた

 

「……」

 

 チラリと周りの将達を見ると油断しているのかあんまり危機感を感じていない

 

 ここで足止めをすれば良いと考えているようだが、地の利は六角有利で大軍を常に動かしてきた弊害で補給関係が悲鳴をあげているのを知っていた

 

 警告はしてきたが聞かないのではどうしようもない

 

 だって警戒心強すぎて打ち解けようが無いんですもの

 

 ま、侍大将クラスから下は仲良いのができましたがね

 

「……集められる者を集めろ、森が騒がしい……伏兵……いや、奇襲されるな」

 

「夜襲にそなえよ」

 

 

 

 

 

 

 栗太の戦い

 

 夜に琵琶湖の水運を使い少なくない兵を三好軍の後に回り込み、背後から夜襲をしかけ会戦

 

 油断していた本陣は2000名の兵が詰めていたため乱戦となり三好軍全体に動揺が広がる

 

 正面から六角氏、南部から畠山氏が攻勢に出たため大混乱に陥る

 

 本陣に居なかった大将の三好優駿は南部の畠山氏を掌握できた兵約1500名で迎撃

 

 善戦したものの左腕に矢を受け体制を崩し、大将の優駿が落馬したため南部が一気に崩れる

 

 正面は南部が崩れる前に壊走しており、敗北が確定

 

「止血はした。脱出する」

 

「しかし包囲されております!!」

 

「……突っ切る! 私の鎧は捨てる」

 

 身を軽くし、梅姫を背負って混乱する戦場を隠れながら逃げる

 

 供廻りの1人が自分が捨てた鎧を着て影武者を自分から行ったお陰と雨の視界不良になったため戦場から脱出には成功する

 

 着いてきた兵は7名と本当に決死の脱出だった

 

 髪が有ると落武者とバレるので髪を剃り、残った兵や供廻りらも僧、梅姫も尼の格好をさせ修行僧の集団に見せかけながら津島まで逃げれば知り合いの商人経由で堺まで行ける

 

 とにかく逃げた

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