天下人の内政官   作:ゆっくり霊沙

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信虎のおじさん49歳

 武田信虎……教科書や歴史物だと領民を圧政と連続した戦で疲弊させ、それを見かねた後の信玄と家臣達がクーデターを起こして追放されることしか書かれてない人物だが、この人81歳くらいまで生き、幕臣として15代将軍足利義昭の命令で対織田包囲網形成に尽力した守護大名から忠臣でもある人物です。

 

 そんな人物と

 

「胸はあった方が良いでしょう!! 子供に乳を与えるのに大きな方が良いです!!」

 

「胸は大きさではねぇぜ!! 問題は形よ。体に合った大きさこそ最高だぜ」

 

 下品な事を真剣に話し合っていた。

 

 きっかけは本願寺から帰って直ぐに大魔王様から招集でした。

 

「嫌な相手が来たから相手をしなさい」

 

 大魔王様さすがです。

 

 そもそも誰が来たのかすら解らないよ本当に……

 

 客人と思われる人が待っているので私は服装を整え、直ぐに部屋に入った

 

「……誰だてめぇ、管領様はどうしたよ」

 

「ご主人は体調が優れないそうなので私が相手をさせていただきます。三好優駿と申します」

 

「……あぁ、三好か。糞餓鬼じゃねえかよ。俺の息子よりも餓鬼を寄越しやがったなあの野郎」

 

 ふと服装に武田家の家紋が見えたので

 

「守護代の武田家の方でよろしいですか」

 

「ほぅ、餓鬼ながら分かってるじゃねえか。甲斐源氏宗家武田氏第18代当主の武田信虎様だ」

 

 元だろ。

 

 今は信玄(武田晴信)が当主ですし……

 

「餓鬼、ちょうど良い、ここら辺で一番良い女が食える場所知らねぇか? ……知ってるわけねーよな」

 

「奥様方がいるでしょうに」

 

「バッカ、おめぇ隠れてやるのが良いんだよこの良い子ちゃんがよぉ」

 

 このエロオヤジが……

 

「良いでしょう。とっておきを用意します」

 

 

 

 

 

 

 

 

「大将よ、誰を宛がうんだ?」

 

 こいつは奴隷2号の佐々木龍氏と言う男でこの時代に身長約180cmと大男と呼ばれる青年で、こいつも潰れた商人の御曹司を引き取った結果こうなった。

 

 というのも仲の良い奴隷5人組……言ってしまえば自分の忠臣達いや、奴隷達には無理矢理でも鶏を食わせている。

 

 この時代普通の農家や武家は鶏を時を告げる神聖な鳥として食されてなかった(一部地方にて例外あり)のだが、寺と商人は別だ。

 

 特に堺や博多の商人は貿易関連で大陸との食文化を少なからず影響を受けてきたため鶏を食べる事を農民や武士よりは受け入れやすかった。

 

 坊さん? 堕落してるから普通に食べてるよ。

 

 でだ、自分もこの時代で長生きしたいから再現できる現代食は再現したのよ。

 

 で、前に政治基盤の話をしようとして鈴川に邪魔されてできなかったけど自分牧場を何ヵ所か持ってるのよ。

 

 前世の職業今言うわ、畜産に関わってました。

 

 つまるところ食べるための牛を育てる職業よ、で会社の母体は養鶏で、そっちの部署にいた人が牛の部署に転属される事があって、仲の良い先輩がそっちから流れてきた人だったのよ。

 

 ……その先輩が住んでいた社宅から薬が出てきた時はビビったけど。

 

 おっとと話がそれたね。

 

 だから本職じゃないけど知識は有るから鶏も数匹潰しちゃったけど人口繁殖ができる環境は整えたんよ。

 

 牛は本職だけどいつも凍結卵(液体窒素に保存しておく方法 この前中国に和牛の受精卵が運ばれる映像に映っていたあれ)を子宮に入れてたから自然交配が難しいこと。

 

 受胎率約30%とかふざけんなよ(泣)

 

 それでも繁殖の技術は有るから農耕用の牛位なら商品にできるし、牛の技術転用して馬も幕府の軍馬借りて実験したりしてるんだけど、実験してるだけで将軍様からお褒めの言葉を貰えるんだから良いご身分だよな自分

 

 また話がそれたね。

 

 誰を宛がうんか、奴隷達の食生活改善による戦力アップを狙う傍ら、女性の胸をどれだけ大きくできるかを実験してたり……

 

 まぁあれだ、私の趣味だ。

 

 あと私にとって貴重な情報源と収入源……

 

「佐々木、家の経営している遊郭の遊女で上物5名頼む。教養は有り」

 

「了解だ大将」

 

 そして遊女を見せ最初の会話に繋がる


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