陵南を全国一のチームに   作:無理やー

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神奈川県予選前

湘北との練習試合から3週間。いよいよ県予選が1週間後に迫った。といっても、陵南はシード校だから初戦はまだまだ先だ。

 

八神たちはいつも通り体育館で練習をしていると

 

田岡監督「よーし、集合!!」

 

そう言われ全員集まってきた。

 

田岡監督「いよいよ県予選まで後1週間だ。だが、うちの初戦はわかっていると思うがまだまだ先だ。だからと言って気後れするなよ。そんなやつは試合には使わんからな!」

 

全員『『『はい!!!』』』

 

田岡監督「よし!これが今年の県予選のトーナメント表だ!!」

 

田岡監督はトーナメント表を壁に張り付けた。

 

池上「うちは、第3シートか。」

 

魚住「海南と翔陽が第1と第2シードか。当然だな。」

 

越野「うちのブロックには対して目立つチームはありませんね。」

 

仙道「だが、今年はそう簡単でもないですよ。魚住さん。」

 

魚住「仙道?」

 

仙道「残った第4シード、武里のブロックを見てください。」

 

仙道に言われその場にいた全員が見てみると

 

池上「!!湘北が武里のブロックに!?」

 

仙道「そう。今年の湘北は強い。武里ではまず、勝ち目はない。今年の県予選はちっと手こずるかもしれませんよ。」

 

確かに今年の湘北はベスト4まではいけるだけの実力はある。しかも湘北のブロックのシード校は去年4位の武里。

魚住さんが言ってたが去年の時点で湘北は武里より強いと言ってたくらいだ。今年の湘北は流川が入ったことで去年より格段に強い。もし、今年の一年に俺や石井、竹中がいなかったら間違いなく大差で練習試合は負けていただろう。そこからみても今年のダークホースは湘北で間違いない。

 

田岡監督「今年こそ海南を倒し、うちがNo.1になるときだ。いや、なれる!俺はそう確信している。そして、全国制覇も夢ではないはずだ。」

 

全国制覇。全国トップクラスの赤木、三井、宮城、流川を擁する湘北に15点差をつけて勝ったのだ。確かに全国制覇できても不思議ではない。

 

田岡監督「神奈川を制するのはその通過点に過ぎない。俺は決して諦めん。さぁ、その為にも練習を始めるぞ!!5対5再開!!」

 

全員『『『はい!!!』』』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

湘北では…

 

彩子「みんな、今年のトーナメント表がきたわよ。」

 

部室に入ってきた彩子がみんなにいい、トーナメント表を壁にはった。全員それに注目した。

 

宮城「武里がうちのシード校か。」

 

木暮「いけそうだな?赤木。」

 

赤木「だが油断するな。相手は連続でベスト4まで勝ち残る強豪だ。うちより実績はある。」

 

彩子「その通りよ。それよりうちの初戦の相手は三浦台と角野高校の勝った方よ。」

 

湘北は2年連続でベスト8まで来ているため今年は2回戦から初戦になる。

 

木暮「おそらく三浦台だろう。去年はうちと同じベスト8で王者海南と当たった強豪だ。」

 

彩子「海南に敗れてからの1年間猛練習を積み上げて来たという話よ。」

 

桜木「ふん!その1年間が無駄になる。この天才率いる湘北に早くも当たるんだからな!!」

 

流川「…ど阿呆…」ボソ

 

三井「だがそうなると今年の決勝リーグは大変なことになるな。」

 

赤木「うむ。」

 

彩子「神奈川の王者海南大付属。ここは10年以上インターハイ出場を逃したことのない全国でも有名なところ。その海南に年々迫っている去年2位の翔陽。そして天才二人仙道と八神を擁する陵南。」

 

桜木「ぬ!?」

 

流川「…!?」ピク

 

赤木「いいか、それらを倒すのは「湘北!!」…そうだ桜木(一々言わんでいい)。」

 

桜木「超ミラクル天才桜木&大怪獣ゴリを擁する湘北が勝~(ゴン)つ。」

 

赤木が桜木に拳骨をした。

 

赤木「誰が大怪獣だ。」

 

流川「…ど阿呆…。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八神は練習が終わりいつも通り智花と一緒に帰っている途中マックにより二人でハンバーガーやポテト等を食べながら喋っていた。

 

智花「もうすぐ県予選が始まるね。」

 

八神「まぁね。といってもうちの試合は後1ヶ月はあるけど…」

 

智花「調子はどう?」

 

八神「全く問題ない。うちのブロックも他と違って強いとこと当たらないらしいから本番は決勝リーグかな?」

 

智花「もしかして、決勝リーグまで1年は試合に出さないつもりかな?」

 

八神「かもね。態々うちの情報を与える必要ないし。でも決勝リーグの初戦て、第1ブロック対第2ブロック、第3ブロック対第4ブロックなのが普通だから、決勝リーグの初戦は湘北になる可能性が高いんだよね。」

 

智花「それってあまり秘密にならなくない?」

 

湘北とは練習試合で1年の戦力を見られている上に、温存なんてことをしたら間違いなく負ける。

 

1年全員が抜けただけで10分ほどで、28点差が7点差にされたのだ。1年抜きで勝てるとは思えない。

 

そうなった場合海南と翔陽がその試合を観に来ていたら1年を温存する意味があまりないような気がする。

 

八神「同じ時間に同じ会場でやるとも限らない。もしかしたら違う会場で同じ時間にやるかもしれない。そうなれば海南と翔陽に俺達の情報を与えずにすむかもしれない。」

 

智花「確かにそうかもだけど…どこでやるかはまだ決まってないの?」

 

八神「今のところは俺にはわからない。…まぁ、1試合だけで俺達のデータを取れるなんてことはさすがに無理があると思うし大丈夫だろ。」

 

智花「そうですね。」

 

そんな会話をしているとよく見知った顔の二人が店に入ってきた。

 

竹中「あ!?」

 

八神「あ!?」

 

智花「ひなたちゃん!?」

 

ひなた「お~、ともかとやがみ~。」

 

竹中と竹中の彼女の袴田ひなただ。ひなたは小学校の時からの智花の友達で同じバスケ部にいる。八神も小学校の時に何度か言葉を交わしたことがあるがそれほど親しい仲というわけではない。

 

ただ、ひなたはクラスの半数の男子が好意をよせるほど人気があり竹中もその一人である。だから当時はよく恋の相談をしていた。智花とはその時には付き合っていたから。

 

高校ではクラスは別だが智花とひなたは同じクラスなのでたまに会ってたりする。

 

竹中「珍しいな。ここで会うなんて…」

 

八神「まぁ、たまにはな…」

 

基本、八神と智花は部活が終わった後よく1on1やり、一緒に帰った後八神の家でご飯を食べてから帰るというパターンが日常だからだ。

 

八神「そうだ!竹中、第1シードの海南と第2シードの翔陽ってどんなチームか知ってるか?」

 

竹中「少しならな。まず海南大付属、ここは16年連続優勝している王者海南といわれている。」

 

智花「16年!?」

 

ひなた「おお~。」

 

八神「主力メンバーは?」

 

竹中「まず、ポイントガードの牧。神奈川No.1プレイヤーといわれている。おそらく仙道さんより上だろうな。去年のインターハイの試合を観に行ったが、プレイスタイルはペネトレイトしてディフェンスを崩し自らも決める。湘北の宮城にパワーがついたような感じだな。」

 

八神は思考を凝らしイメージするが、なるほど、かなり手こずりそうだ。湘北の宮城を結局練習試合では誰も止められなかったからな。さらにそこにパワーが加わるとなると…

それに、ペネトレイトを得意ということはポジションはポイントガード。マッチアップ相手はおそらく八神になるだろう。だが、湘北の三井、流川のような点取りやが二人海南にいればわからない。

 

八神「他には?」

 

竹中「確か二年の神って人がスリーポイントをバンバン決めてたな。ただそれ以外は気になったところがなかった。後同じ二年の高階って人がかなりのテクニシャンだった。ドリブルもシュートもリバウンドも強い。なんでもそつなくこなす器用貧乏的な選手だ。俺が知ってるのはそれくらいだな。」

 

八神「去年2位の翔陽は?」

 

竹中「去年のスタメンで残っているのは確かエース藤間って人だけだな。」

 

八神「1人だけか。ならその藤間って人を止められればなんとかなるか?」

 

竹中「いや、去年観たときベンチには190㎝以上の人ばかりだった。つまり今年のスタメンは190㎝をこえる人は4人ぐらいいると考えるべきだ。」

 

八神「…そうなると高さは向こうのほうが上だな。リバウンドも強そうだ。おそらく高さを活かしたインサイド主体の攻撃だろう。それとディフェンスも高さを活かしたゾーンになる可能性が高いだろうな。」

 

相手がゾーンならアウトサイドシュートは必須だ。翔陽戦は竹中のスリーポイントが必要になるだろうな。

 

智花「そのにチームに一年で誰かいい人は入ったの?湘北には流川って人が入ったことで練習試合前から噂になってたくらいですよね。」

 

八神「…確かに…竹中、なにか知ってるか?」

 

竹中「いや、俺にもわからない。」

 

八神「そうか…」

 

なら大した新人を獲らなかったのか、いや、神奈川の2強がいい選手を獲らないわけがない。となると県外から誰か入ってる可能性があるな。

 

竹中「まぁわからないことを考えてても仕方ないだろ。」

 

八神「そうだな。」

 

そんな会話をしながら10分ぐらいが経ち、八神と智花は先に家に帰っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

竹中「それにしてもあいつ、付き合う前は自分から会いに行くことができなかったヘタレの癖に今じゃ、処構わずイチャイチャしてるよな。」

 

学校でも帰りでも八神は智花と一緒にいることが多い。八神はコミュ障だから自分のクラスでも同じ部活をしているやつ以外とはあまり喋らない。

 

そのせいか、違うクラスの智花に会いに行くことが多い。

 

智花もまたコミュ障なので、ひなたや真帆といった小学校の時から一緒にバスケをやって来た4人以外とはあまり喋らない。

 

なので智花も八神が会いに来てくれることが嬉しかったりする。

 

二人は小学校の時からラブラブだったのだが中2の時に八神がアメリカに行ったことで連絡がとれなくなり別れるはめになってしまった。でも、お互い嫌いで別れたのではなく好きだったのに別れてしまった。

 

今の二人はその会えなくなった2年間を埋めたく長く一緒にいたいのだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから1週間が過ぎ県予選が始まった。

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