後半が始まり湘北ボールから始まった。陵南のディフェンスは前半と同じマンツー。湘北のエース三井には八神がついている。
開始早々湘北は赤木が八神にスクリーンをかけてきて三井がノーマークになりスリーポイントを決めてきた。
湘北ベンチ「やったぁ。さすが三井さん!!」
湘北ベンチ「本領発揮スリーポイント!!」
湘北ベンチ「これで10点差だ!!」
赤木「さあ、ここからだ!!ディフェンス止めるぞ!!」
宮城、三井、木暮『オオ~~!!』
続く陵南ボール。前半のラスト同様アイソレーションで来るかと思いきや、今度は普通に攻めてきた。
陵南ベンチ「八神のペネトレイト!!」
八神のドリブルに三井はついてきているがクロスオーバーで逆をつかれ抜いた。赤木がフォローに入りシュートができず魚住へパス。
陵南ベンチ『通った!!』『ノーマークだ!!』
パァン
魚住「!?」
魚住はパスをもらった瞬間宮城からスティールを受けボールをとられそうになるが、そのこぼれたボールを竹中がフォロー。シュート体制に入るが三井がシュートブロックにいっていた。竹中はすかさずパス。そこにははいポストに来ていた石井に渡った。石井へのマークは木暮。完全にミスマッチだ。右には仙道が走り込んでいる。
仙道「石井!!」
その声につられ流川は仙道を警戒。その隙を逃さず石井はドリブルで左側を抜いてきたため流川はヘルプに行けず
石井「おおおおおおお!!」
ガシャァァァン!!
観客『オオオオ~~~~!!』『また⑩番のダンクだ!!』『さっきからスゲェ目立ってるなアイツ!!』
彦一「すごい!すごいで~石井君!!これでチーム19点目や!!」
陵南ベンチ「これが高校での初試合とは思えんな。」
田岡監督「(フッフッフッ、いいぞ石井。だが後半のウチは前半とは違う。後半4分で30点差をつけさせてもらう)」
三井「ドンマイドンマイ!取り返すぞ!!」
宮城「OK。」
宮城にボールが渡った。すると……
三井「あ!?宮城!!」
宮城「?」
仙道と八神がダブルチームをかけてきた。
湘北ベンチ『プレス!!』
陵南は後半開始早々ゾーンプレスを仕掛けてきた。
田岡監督「仙道と八神のダブルチームを抜くのはおそらく海南の牧にも不可能の筈だ。抜くこともパスすることも出来まい。さらに…」
パァン
仙道「ナイス八神。」
八神が宮城からスティール、ボールを奪った。
田岡監督「八神のボール奪取率はチーム1だ。」
八神はそのままシュートをうちにいった。三井がブロックに跳んだが届かずシュートを決める。
これで60対46。
その後も陵南は手を緩めず宮城がどこにパスしてもカットされ、ドリブルをするにしても考える隙を与えない仙道と八神のディフェンスは宮城の冷静さを奪っていった。
そして、後半が始まって早くも2分…
スパッ
観客『オオオオ~~~~今度は竹中のスリーだ!!』『無理もねぇって後半始まってから今までずっと仙道と八神だけで決めてきたんだ。止められっこねぇ!!』『だがこれで69対46!!』
ピィィィーーー 審判「チャージトタイムアウト湘北!!」
湘北ベンチ
赤木、三井、宮城、流川、木暮『ハァッハァッハァッハァッハァッハァッハァッハァっ』
湘北ベンチメンバー『………………』
湘北ベンチは完全にお通夜のようなムードだ。無理もない。最初は三井のスリーポイントで後半はいけると思いきやふたを開ければそれ以降湘北はハーフコートも突破できず陵南に点を決められている。10点差だったのが、たった2分で23点差をつけられ陵南田岡監督が宣言した20点差を既に越えている。
宮城「…あの…八神ってやつの…ディフェンス…半端じゃないです。…こっちが冷静に対処したくても…考える隙を与えてくれない。」
三井「…おまけに…仙道との…ダブルチームだからな…だが、パスコースも…全部塞がれている。…1人で…突破するしかないんじゃないか?」
木暮「俺が安田と代わってボール運びを3人にしないか?とにかくプレスを突破しないと話にならない。」
皆で色々思案してみているがこれといっていい方法が思い付かなかった。そんな時…
安西「赤木君。」
赤木「はい。」
陵南ベンチ
田岡監督「よーし!!いい感じだ。湘北は全くついてこれてないぞ。このままペースでいけば何の問題もない。」
彦一「ナイスディフェンスです。八神君、仙道さん。」
魚住「よ~しこの勢いで湘北を倒す!!」
陵南メンバー『『『オオオオ!!』』』
ピィィィーーー 審判「始めます。」
後半が始まり湘北ボール。23点のリードをしている陵南だが、全く手を緩める気はないらしい。三井がボールを出し宮城にボールが渡るとすかさず仙道、八神のダブルチーム。プレッシャーをかけボールを奪おうとするが宮城が真横にドリブルをし八神がついていこうとしたら、赤木が現れてスクリーンをかけてきた。
八神「!?しまった!!」
いきなりのことで対処が遅れて宮城はその一瞬の隙を逃さず八神を抜いた。その後竹中が素早くフォローしたが三井がノーマークになりパスを送った。
そこで三井はスリーポイントを決めた。
湘北ベンチ「やったぁ、三井さん!!」「スリーポイント!!」「これで20点差だ!!」
八神「ちっ、ミスっちまった。まさかスクリーンをかけてくるとは。」
仙道「ドンマイ、次気を付けていこう!!」
八神「はい。(しかしこれで三井さんは連続でスリーポイントを決めてきた。調子にのらせるとマズイな…)」
シューターは決めてくると調子がよくなる傾向があるからだ。
ガン
???『リバウンド!!』
石井がリバウンドをとった。
彦一「石井君、ナイスリバウンドや!!」
八神「そのままターンしてシュートだ!!石井。」
石井は素早くシュートを放ち決めた。
陵南ベンチ『きたーー!!』『ナイッシュー!!石井。』
パン
八神と石井がタッチし
八神「いいぞ!!石井は思いっきり攻めてるときが一番怖いんだ。ガンガン攻めろ。」
石井「っしゃあディフェンス!!」
陵南はまたもプレスをかけ宮城にダブルチームをしかけた。すると先程同様赤木がスクリーンをかけてきた。それに気づいた八神は宮城が動く前にファイトオーバーディフェンスを赤木のスクリーンをかわした。
赤木、宮城「「!?」」
逆にファイトオーバーディフェンスをしたため間合いを詰め宮城が同様している一瞬の隙を逃さず八神はボールを奪った。ボールを奪った八神は仙道へパス。仙道はシュートをうとうとしたが赤木がブロックに跳んでいた。仙道は八神にパス。シュートをしにいったら今度は宮城がブロックに跳んでいた。
ぐしゃっ ピィィィーーー パサッ
審判「バスケットカウントワンスロー!!赤⑦番プッシング!!」
八神「っしゃあ!!」
観客『オオオオ~~~~!!』『バスカンきたーー!!』『これで22点差!!』
魚住「よーし!!」
仙道「ナイス、八神。」
八神「うっす、仙道さん。」
八神はボーナススローを決め74対49。
陵南はまたもダブルチーム。今度は赤木がファイトオーバーディフェンスを出来ないように手渡しで宮城にボールを渡した。
八神「仙道さんスライドです!!」
仙道「わかった!!」
今度は八神と仙道はスライドで赤木のスクリーンをかわした。
赤木、宮城「「!?」」
その直後、八神はまたも宮城からスティール、ボールを奪った。それを察知したのか。三井が素早くフォローに入り今度は三井と宮城のダブルチームで八神を止めに来た。
陵南ベンチ『ダブルチームだ!!』『八神!!』
だが八神は冷静にパスを出した。
三井、宮城「「!?」」
パスを出した先には竹中。竹中が得意のスリーポイントを決めた。
宮城「おっ!?」
陵南はゾーンプレスを止めマンツーに戻した。
???「やっとあのすごいディフェンスやめてくれたよ。」
???「追い上げだ!!」
桜木「っとくればやはりここは秘密兵器の出番。おいルカワ交代だ!!」
湘北ベンチ『まてまてまて!!』
彩子「黙って座ってなさい!!」
???「ダメだよ、桜木君!!」
桜木はコートに入ろうとするがベンチメンバーに抑えられてベンチに連れてかれた。
???「ハハハハ花道またダダ捏ねてるよ。花道がでたってどうにもならねぇに決まってんのによ。」
???「ああ、あの陵南の⑨番はスゴすぎるぜ。」
???「負けず嫌いだからなあいつは…味方がこれだけやられちゃ黙って見てられないんだろ。」
???「喧嘩と同じくらいに考え点じゃねぇか?」
???「きっとそうだ。」
???『ハハハハ』
後半残り15分、77対49。28点差。
陵南は八神と石井、そして竹中の1年3人をベンチに下げた。