風のガンファイターと氷の狙撃手   作:シュツルム

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ちゃんとしたタイトルとあらすじとサブタイトル思いつきたい。


GGO その3

 西日によって黄色く照らされる砂と岩、そして朽ちた高層建造物が点在する荒野。その中の岩山の1つに、1組のスコードロンの姿があった。

 

「おせえなぁ……なあダインよぉ、ほんとに来るのかぁ? 先週襲われた奴等が同じルート通り続けるとか、普通ありえねえだろ」

 

 顔をゴーグルとスカーフで隠した男、アラシが、リーダーであるダインに対し疑問を呈する。

 このスコードロンは現在、獲物と定めたとあるスコードロンを待ち伏せているのだ。ただし、予想時間を大幅に過ぎているが。

 

「バカやろう、オレが自分で確かめたんだぞ、もっと信用しろ。あいつ等は間違いなく、このルートを使い続けてる。まあ、今日はいつもより遅いってのは認めるがな」

 

 大柄な体躯と無骨な顔に八の字の口髭を生やし、黄土色のハットとジャケットを身に纏った男、スコードロンのリーダーであるダインが反論する。

 

「大方、Mobの出が良くて粘ってるんだろうさ。Mob狩り特化スコードロンは、効率の良い狩り場見つけたらそこに入り浸るもんだ。ルートにしても、変更して時間食うよりも最短を選んだんだろうさ。また襲われたって、それ以上に稼げんなら変える必要無ぇってな。プライドのない連中だ」

 

 ダインがここを訪れるだろうスコードロンを嘲る様に笑う。

 

「けど、向こうも対策くらいするんじゃないですか? いくらなんでも、前と同じってことはないでしょう」

 

 そこに機械的なゴーグルをした特殊部隊風の男、ジンが疑問を挙げる。襲われたのに、以前と変わらずそのままなど、誰が考えてもある筈が無いのだから。

 

「だとしても、一番手っ取り早い対人用の実弾銃を人数分揃えるのは直ぐには無理だ。精々、支援火器一丁が関の山。そして」

 

 ダインは、離れた場所にいる1人のメンバーに視線を向けた。

 

「それは、狙撃銃を持ってきてもらったGGO1のスナイパーが狙い撃つって寸法だ」

 

 そこには、臨時でスコードロンに参加しているシノンがいた。

 

「作戦に死角はねえよ。なあ、シノン」

「…………仕事はキッチリするわ」

 

 コクリと頷き、返事をしたシノン。無愛想ではあるがキチンと返事をしたので、ダインは何も言わずにシノンから視線を外した。

 

「ま、そりゃそうだ。シノンの遠距離狙撃がありゃあ優位は変わらねえやな。それはそれとして……」

 

 モヒカン頭に土偶の目を連想させるようなゴーグルをした軽薄そうな男、ギンロウが、シノンに近寄る。

 

「シノっちさぁ~、このあと時間ある? 俺も狙撃スキル上げたいから相談に乗ってほしいなぁ~って。どっかでお茶でもどう? なんだったらその銃の練習にも付き合うよ~」

 

 ギンロウの言葉に、シノンはちらりと横に置かれている銃を見る。

 

ヘカートに比べれば細身な、しかし全長に迫る大型の銃。先進的なグリップ一体型ストックや全体に施された艶消しのダークグレー、そして銃の先端に長い消音器(サプレッサー)を装着、いや、はじめからソレの使用を前提に設計されている。

 

その銃の名は『アキュラシー・インターナショナル・L115A3』。

 

二千メートルを超える射程とサプレッサーによって、撃たれた者は狙撃者の姿も見えず、銃声も聞こえず死ぬことから『沈黙の暗殺者(サイレント・アサシン)』とも呼ばれる狙撃銃であり、一週間前にヴィントから譲られた銃である。

 

「…………ごめんなさいギンロウさん。このあとは、ちょっとリアルの用事があるので」

 

 言い寄ってくるギンロウに、シノンは当たり障りが無い理由で断る。

 

「そっかぁ、シノっち学生だもんな。大学生? 用事ってレポートとか?」

「えっと……」

「ギンロウさん、シノンさん困ってるでしょう……」

 

 さすがにギンロウを見咎めたのか、スコードロンメンバーが助け船を出す。

 

「あんまりしつこいとヴィントに撃ち殺されるぞ」

「うっ、そりゃ勘弁。悪かったな、シノン」

 

 ギンロウはそそくさとシノンから離れていく。それを見て、マフラーで隠したシノンの口からホッと息が吐かれる。

数日前のログアウトの際、気が緩んでいたのかシノンは【学校が】と口を滑らせてしまったのだ。元々それとなく口説かれていたが、学生だと分かってからやや頻度が上がった気がするとシノンは思った。

 

「リアルの話はNGですよギンロウさん」

「そうそう。いくら向こうでも寂しい独身(ソロ)だからって」

「うるへー! お前らだって何年も春来てないだろうがー!」

「あ、俺彼女できました」

「「なにぃ!!?」」

 

 リアルでも知り合いらしい3人が、内1人の突然の告白に喧々囂々となった。待ち伏せ中ということは分かっているのか、ある程度声や挙動を抑えてはいるが、それを見たダインが、疲れた様に呆れと共に溜息を吐いた。

 

「来たぞ」

 

 それも索敵をしていたメンバーの一言でピタリと止むのだから、流石というべきなのか。

ダインが鳥の羽を飾ってある黒いヘルメットを被った男、ミソから双眼鏡を受け取り、シノンも伏射姿勢になって銃のスコープを覗く。

 

「……確かにあいつらだが7人か。1人増えてるな」

 

 標的としていたスコードロンで間違いないらしく、さらにダインが戦力の確認を始める。

 

「光学系ブラスターの前衛4人、大口径レーザーライフル1人…………いた。ありゃ『FN・MINIMI(ミニミ)』か。光学銃から持ち変えたのはあいつだけだな。優先排除目標はとりあえずこいつだ」

 

 ミニミは自衛隊でも名称を変えて採用されている優秀な分隊支援火器だ。唯一らしい実弾銃を任せられているのだから、あのスコードロンの中でも優秀なプレイヤーなのだろう。ダインの判断は尤もだ。

 さらにダインは、新たに増えていたプレイヤーに視線を集中する。

 

「最後は…………マントで顔が見えねぇな」

 

 肩幅や背丈から相当な巨漢であろうその男は、その姿をマントで隠していた。隠れていないのは口元と足元だけだ。他のメンバーが皆銃を出しているのに、この男だけそれが見えず、正体がわからない。

 

「アレじゃねえのか? 噂の……『デス・ガン』」

 

それをギンロウが、口調に僅かな緊張を帯びさせながら推測を告げる。

 

『デス・ガン』

 

 それは、GGOの都市伝説の1つである。発端はMMO-ストリーム中にゼクシードが姿を消したことだ。

 その時、グロッケンにある大きな酒場の1つで、黒いマントを被ったプレイヤーがゼクシードの映るホロパネルを黒い拳銃で銃撃したというのだ。

 街中ではプレイヤーのHPを削るどころか、オブジェクトを破壊する事もできない。当然その行為は何の成果も出さない……筈だった。しかし、ワンテンポ置いた次の瞬間、画面の中のゼクシードが苦しみ出し、そのまま消えた。

 さらにもう1人、同じような状況のプレイヤーがいる。名前は『薄塩たらこ』。グロッケンの中央広場でスコードロンの集会に出ていたところ、乱入してきたプレイヤーに銃撃された。

 街中の為にやはりダメージは入らず、撃ってきたプレイヤーに詰め寄ろうとしたが、途端に苦しみだし、落ちたらしい。

 そしてどちらのケースでも、銃撃したプレイヤーは、フードの奥で赤い目を光らせながらこう名乗ったそうだ。

 

【俺とこの銃の名は、《死銃》……《デス・ガン》】

 

 と。

 撃たれた時の様子、そしてそれから両名がログインしていないことから、撃たれた者は本当に死ぬ、という都市伝説。

 

「はっ、まさか。あんなのただの迷信だよ」

 

 ギンロウの言葉を、ダインは笑い飛ばしながらあっさりと否定する。そしてこれが、GGOでの『デス・ガン』への一般的な印象だ。

 『ゼクシード』と『薄塩たらこ』が撃たれて以来ログインしていないのは間違いないらしいが、それだけだ。『本当に死んだのでは?』と考えている人間もいることはいるが、2人のリアルを誰も知らなかった為に詳細不明。さらには現実のニュースでもそういった報道はされていない。加えて、ネットゲームで急にログインしなくなるという話は珍しくも無い。

 故に、ほとんどの人間は『デス・ガン』を信じていない。中には『引退記念ドッキリ』だと考える人間もいる。

 シノンも、『デス・ガン』は都市伝説の一種としか考えていなかった。……一時、ヴィントが不機嫌になる時期があったが。

 

「さて、あの大男はなんだって話だな。武装も出してねぇみたいだし、俺はSTR全振りにしたアイテム運搬の運び屋じゃないかと思うんだが…………シノン、お前はどう思う」

 

 ダインに話を振られ、シノンはスコープを覗きながら考え、そして話す。

 

「…………運び屋にしては、堂々と歩きすぎてる気がする。それに、周りも緊張感が薄い様に思える」

 

 向こうも何人かが双眼鏡で辺りを見渡して警戒しているが、雑談でもしながらなのか時折笑っている。反対に大男は、マントに隠れていない口元を引き締め、黙々と歩いていた。

 

「ダインの言った通り、襲われてもそれ以上に稼げればいい、って思ってるからじゃねぇの?」

「かもしれない。けどあの大男のマントがどうにも気にかかる。正体を隠す意図なら、マスクでも被ればいいのに」

 

 シノンの言葉に、ダインが顎に手を当てて考えに耽る。数秒ほどで、ダインは再びシノンに問いかける。

 

「シノン、もしおまえが最初に狙撃するなら、どいつを狙う?」

「あの大男。不確定を排除したい」

 

 シノンは即座に返した。

 

「……よし、第一目標はあの大男、第二目標はミニミ持ちだ。狙撃タイミングはこっちから指示する」

「わかった」

「行くぞ」

 

 シノンを除いた全員が、目的のポイントに移動を開始する。シノンの狙撃で不安要素を取り除いた後、残ったメンバーをダイン達が奇襲するのが今回の作戦だ。

 メンバーと連絡を取る為のヘッドセットを左耳に装着し、シノンは意識と姿勢を『視る』から『撃つ』に切り替える。

 距離と風向き、標的の移動速度を考慮して銃を微調整し、右手をトリガーに触れさせる。

 

 途端、シノンの視界にライトグリーンの円が現れ、拡縮を繰り返す。これが撃ち手側に現れる攻撃的システム・アシスト『着弾予測円(バレットサークル)』である。距離や銃の性能、スキル等によっても円の拡縮は変動するが、それでも最重要なのは心拍だ。心臓が鼓動すると円が大きく広がり、それが徐々に縮小、次の鼓動でまた広がる。緊張によって心拍数が上がれば、サークルはより大きく、より早く拡縮する。そして撃たれた弾丸は、この円の内側のどこかにランダムで着弾する。

 つまり命中率を上げるには、精神状態を平静に、そして鼓動と鼓動の谷間に撃たなければならない。

 だが、興奮や緊張を自然と持つ場面で、それを為せる人間は大勢いるだろうか。

 

 答えは否だ。

 

 さらに、守備的システム・アシスト『着弾予測線(バレット・ライン)』の存在だ。こちらは撃たれる側のプレイヤーの視界に現れるもので、相手から放たれる弾丸の軌道が赤い光の筋となって見える。つまり、弾丸の軌道があらかじめ分かるのだ。

 スナイパーは姿を認識されていない限り、最初の一発だけ弾道予測線を表示させないことができるが、2発目以降は通常通りとなってしまう。つまり一発必中が求められるのだ。

 だからこそGGOではスナイパーと呼べるプレイヤーは少ない。なにせ当たらないのだから。1000メートル以上の距離から狙撃を成功できるものはさらに希少だ。

 今、シノンと標的の距離はおよそ1700メートル。シノンの視界のサークルのおよそ4割を標的の姿が占めている。つまり現在の命中率は40%というわけだが、これですら驚異的な高さだ。

 

『配置についた。そっちはどうだ』

 

 ヘッドセットから、ダインの声が響いた。

 

「敵はコース、速度共に変化なし。そちらとの距離400、こちらは1600」

『いけるか?』

「問題ない」

『よし、狙撃開始』

 

 ダインから指示が下り

 

 

 

 

「了解」

 

 氷の一射が放たれる。

 

 

 

 

 

 

 ヘカートにL115。どちらも冷酷に敵の命を奪う存在だが、ヘカートがじゃじゃ馬な女神なら、L115は寡黙な仕事人といった印象をシノンは持った。相棒はと問われれば、シノンは躊躇いなくヘカートを挙げるが、扱いやすさならL115を挙げるだろう。L115は、忠実な部下といったところだろうか。

 

―――――私は氷。どれだけ激情を滾らせても揺るがない、氷の狙撃手。

 

 自分に言い聞かせるように心で呟くと、心臓の動悸が嘘のように収まっていく。かつてシノンは自身を『冷たい氷で出来た機械』と称したが

 

【………………え、どの辺が?】

 

 と、ヴィントに本気で分からないと返された。今思い出してもムッとくるシノンだが、それも無理はなかった。当時のシノンは屈せず、揺るがず、流す涙を持たない冷酷な氷のような強者になろうと努めていたが、元々感情が希薄なタイプでは無いのだから。

 そして、もうシノンは自身の氷を溶かされている(・・・・・・・)。今更氷の機械に戻れるとは思っていないし、なろうとも思わない。

 だが、スナイパーに必要な『冷静沈着』のイメージ。シノンの中でそれが最も強かったのが『氷』だったため、今なお使い続けている。

 

 シノンの視界に映るサークルの拡縮が穏やかになり、最小時を明確に認識できるようになる。そしてサークルが目標の頭部に全て収まった時

 

 

 

 

シノンは引き金を引いた。

 

 

 

 

 サプレッサーによってマグナム口径の銃を撃ったとは思えないほど静かに、発射炎(マズル・フラッシュ)もさほど発する事無く放たれた銃弾は、狙いたがわず大男の頭に命中、破砕。

 次の瞬間には男の身体もオブジェクト片となって砕け散った。

 

 突然の惨事に、周りに居たスコードロンメンバーが浮足立つ。その間にシノンはボルトハンドルを引いて空薬莢を排出、弾丸を再装填し、ミニミ持ちを狙う。

 いまだ動揺から抜け切れていないプレイヤーには、即座に発射点を認識して予測線を出現させ、そこから回避する事は難しい。

 放たれた2発目はミニミ持ちの頭部に吸い込まれ、大男同様にオブジェクト片となり果てた。…………高価なミニミがデスペナとしてドロップされ、まさに踏んだり蹴ったりである。

 実力のあるプレイヤー相手ではこの2発目はまず当たらないのだが、残念ながら『元』ミニミ持ちのプレイヤーは当て嵌まらなかったようだ。

 

「第一、 第二目標、共に成功(クリア)

『了解。シノンはその場で待機。……アタック開始。ゴーゴーゴー!』

 

 狙撃完了の連絡を受けたダイン達が突撃を開始。光学銃のみになってしまった敵スコードロンを、対光弾防護フィールドを装備したダイン達が危なげなく押し切り、誰も欠ける事無く勝利したのだった。

 

 

 

 

 

 

「はあぁ、これでシノンともお別れかぁ…………。シノっちぃ、このまま入っちまおうぜぇ?」

 

 グロッケンでのスコードロンの報告会が終わり、同時にシノンの所属期間も終了。だが、ギンロウがシノンを再び勧誘する。

 

「……ごめんなさい。元々2週間の約束だから」

「そこをなんとかさぁ~」

「だからしつこいぞギンロウ……」

 

 諦めの悪いギンロウを、アラシが咎める。

 

「GGOで貴重な華なんだぞ!? それで腕も立つとか最高だろうが!」

「……ギンロウさん、ちょっと向こう行きましょう」

「え? あ、お前等なにしやがああぁぁぁ~……」

 

 さすがにこれ以上はダメだと思ったのか、ギンロウを当人とダイン以外のメンバーがシノンの視界から外すように連れていった。

 

「……んんっ! ギンロウの奴はともかく、本当に入る気ないか? 歓迎するぞ」

「やめておくわ。やっぱり私には合わないし。それに…………」

 

 シノンが言い淀む様子に、ダインが訝しむ。

 

ギンロウ(ああいう人)がいるところはちょっと……」

「…………すまん」

 

 が、その理由に、ダインはすぐにシノンに謝罪した。

 

「ま、まあ気が変わったら言ってくれ。さっきも言ったが、歓迎するからな。じゃあな」

 

 片手を上げながらシノンに別れの挨拶をし、ダインはメンバーの元へと歩いていった。

 

 

 

「…………さて、と」

 

 ダインが見えなくなった所で、シノンがメニューウインドウを開き、操作する。

 

「……やっぱりログインしてない、か」

 

 残念、と呟きながら、シノンはログアウト操作を行った。

 

 

 

 

 

 

 電気の点いていない暗い部屋。そのベッドで、ラフな格好をして横たわっていた1人の人間が目を覚ます。身体を起こし、頭に装着していた2つの金属リングとゴーグルを合わせたような形状のフルダイブ機器『アミュスフィア』を外し、代わりに近くに置いていた眼鏡を手に取り、そのまま掛ける。

 部屋の電気が点けられ、その人間と置いてある家具を照らす。

 

 部屋に居たのは、眼鏡をかけ、黒髪を両サイドだけ長くし、白リボンで纏めた大人しそうな雰囲気がある少女だった。制服を着れば『文学少女』という言葉が似合いそうである。

 

 少女は携帯端末を手に取り、目的の名前を探し、そこにメールを送る。

 

≪今なにしてる?≫

 

返信は直ぐに来た。

 

≪もうすぐ帰宅。こっちから電話する≫

 

 メッセージを見て、少女がメールを終了する。そのままベッドに座って待っていると、端末から電話着信の音楽が鳴り、少女は直ぐに通話状態にした。

 

「もしもし」

『俺』

「知ってる」

 

 端末から聞こえた男の声に、少女が笑いながら答えた。

 

『スコードロンの所属、今日で終わりだったな』

「そう。向こうで話そうとも思ったんだけど、ログインしてなかったから」

『悪かったって。昨日までそのつもりだったんだけど、急な所用でな』

 

 その後、少女と男は取り留めのない話をする。互いに悪く思ってないのだろう、声に明るさがあった。

 

『また入るか?』

「今日は終わり。課題もしなくちゃだから」

『そっか』

 

 それなら長話も悪いと思ったのか、電話の先の男が話を締める。

 

『明日からまたよろしくな、シノン』

「こちらこそ、ヴィント」

 

 話していた男はヴィント。そしてこの少女こそ、シノンの現実(リアル)、朝田詩乃である。

 

 

 

 




アリシゼーション後半、楽しみ。せめて放映中にGGO編終えたい。
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