この小説を最近一番投稿しているのですが、作者の頭の中でどうしても書きたいお話がありまして、そこまではとりあえず勢いよく投稿していこうと思っています。どうかよろしくお願いします。
前回のあらすじ
ネプテューヌ信者くろめ
前回ノワールによって怒られた三人はノワールに先導され仕事に強制的に連れていかれていた。
「うぅ、この遊んでたら怒られて強制的に仕事に向かう感じ。つい最近も味わったばかりなんだけど…。」
「オレは、遊んでいて怒られて仕事に向かうなんて初めての事だよ…。」
くろめは、『時と場合を考えて遊ぶ』を覚えた!
何だか今、とてもどうでもいい事を覚えたような気がするよ…。というよりねぷっちと一緒にいると何故か流されてしまうんだ。
ネプテューヌには、どうしても甘くなってしまうし、断る事ができないくろめだった。簡単に言えば『イエスマン』である。これは、この先変わる事はそうそうないだろう。
「いつまでぶつぶつ言ってるのよ。ほら着いたわよ。」
そう言われて着いた場所は、皆さんお馴染みのあのクエストを受けたりするギルドでした。
「ここって、クエスト受けるところだよね?」
「ねぷちゃん、クエスト知ってるの〜?」
もちろんネプテューヌは、仕事としてクエストを受ける為知っている。そのため、
「そりゃね。ここに来る前に何回もやらされたし。なんたってほら、わたしプラネテューヌの女神だから。」
そのネプテューヌの言葉にノワールが呆れた、といった感じでネプテューヌに話しかける。
「まだ言ってるの、それ?聞いてるこっちが痛いからそろそろやめてほしいんだけど。」
「ちょ、やめてよ。まるでわたしの脳内設定みたいに言うの!わたし本当にプラネテューヌの女神だから!」
ネプテューヌの顔は、誠に遺憾であると言う表情を前面に押し出しているのが伺える。それに対してプルルートが
「ノワールちゃん〜。ねぷちゃんをウソつきみたいに言ったらかわいそうだよ〜。」
「はぁ…。プラネテューヌの女神はプルルートあなたでしょ。」
プルルートは「えへっ、そうだった〜」と言いニコニコと笑っている。
「だったら、そんな事ないって分かるでしょ?プラネテューヌはプルルートの作った国で、プラネテューヌの女神はプルルートだけなんだから。」
その言葉にくろめが反応を示す。くろめは今のノワールの言葉に女神の在り方の違いを感じた。この次元では先程ノワールが言ったように『最初に女神が存在し、女神が国を作る」のである。しかし、くろめのいた次元ではどうか?くろめの次元では『始めに国があり、国民が祈る事で女神が生まれる』のである。ここで疑問が生まれる。くろめの頭の中には「この次元の女神はどのようにして生まれるんだ?」という考えが浮かんでいた。その疑問を聞こうとくろめがノワール達を見ると、ちょうどネプテューヌがノワールに言われて女神化を試そうとしているところだった。
「じゃあ、しっかり見ててね。はぁぁぁぁ…。」
だが、ネプテューヌがどれだけ力を込めてもネプテューヌが女神化出来る事はなかった。変身のポーズを変えたり、かけ声を変えてみたりしても効果はなかった。そこでくろめは確信した。この次元では女神の在り方が違うという事を。しかし、疑問を解消しようとした時には、ネプテューヌ達も話が終わり、クエストを受け始めていた。くろめは帰ってきてから聞くことに決め、ネプテューヌ達に合流することにした。
———
クエストのぐったりゼリーを討伐し終えネプテューヌ達はギルドへと戻ってくる。
「これで、この仕事もおしまいね。おつかれさま。」
「おつかれさま〜。」
「毎度思うんだけど、これって女神の仕事っぽくないよねー。コツコツ依頼を受けてシェアを稼ぐなんてさー。」
「クエストなんかは一般人でも小遣い稼ぎにやっているくらいだしね。まぁ、オレはギルドに来るのすら初めてだったけどね。」
くろめは疑問を書くなら今しかないと思い、先程まで抱えていた疑問をノワール達に聞いてみることにした。
「少し、聞きたいんだけどね。」
「あら、どうしたのくろめ?」
「女神っていうのはどのようにして生まれるんだ?」
「あっ、それわたしも気になってた!」
ネプテューヌもくろめのと同じ疑問をやはり持っていたようで、くろめの質問に乗っかって来る。
「生まれる?何言ってるのよ、女神はなるものでしょ?あーあ、本当なら私が女神になるはずだったのに。」
やはり、そこから根本的に違うようだ。しかも、『私が』と言っているという事は、なろうと思えば誰でもなれるのだろうか?
「女神というのは望めば誰でもなることができるのかな?」
「望めばってわけじゃないけど、別に誰でも挑戦する事は出来ると思うわよ?…実際プルルートは望んで女神になったわけじゃないし。」
ぷるっちは一体どうやって女神になったんだろうか?くろめは少し気になりプルルートを見る。すると、
「えっとぉ〜、あたしはぁ、ピクニックに行った時にぐうぜん女神になれるアイテムを拾ったんだよぉ〜。」
女神になるためには何かのアイテムが必要なんだね。何もかもがオレのいた次元とは大違いだ。
「因みにそのアイテムっていうのは一体なんなんだい?」
「メモリー・コアから生み出される『女神メモリーっていうアイテムよ。」
女神メモリーか。形などは分からないがやはり貴重なものなのかな?
「やっぱり、それはレアなものなのかい?」
「レアなんてものじゃないわ。激レアよ。」
ノワールが一拍おいてからさらに話す。
「メモリー・コアは、世界に数カ所しかない上女神メモリーが生み出されるのは数百年に一回と言われているわ。」
「数百年?なにそのあり得ない再POP時間!数百年も仕事せずに張り込み可能な、完全廃人御用達アイテムじゃん!」
くろめも言葉が出ないほど驚いていた。先程ノワールが言っていた、誰でも挑戦は出来るがというのはこういう意味だったのだろうか?
「もちろん、確実に手に入れたいのなら、張り込みでもなんでもするしかないけど、そんなに競争率の高いものでもないし…。」
ただ張り込むだけで女神になれるかもしれないのに競争率が低い?そんな事がありえるのか?
「何故、競争率が高くないのかな?」
「それは、そうよ。たしかに女神になるためには、そのアイテムが必要だけど、それがあれば誰でも女神になれるってわけでもないの。」
ノワールの顔が先程よりも険しくなる。
「女神になれるのは生まれつきの素質を持った人間だけで、もし素質のない人間が、そのアイテムを使った時は…古い言い伝えでは世にも醜い化け物の姿になると言われているわ。」
「ってことは何?アイテムは滅多に手に入らないし、手に入ったとしても失敗したら化け物になる、ってこと?」
結局はどこまでいっても生まれついての女神の素質である。そういった意味で言うのならこの場所にいる全員にその素質があると言えるだろう。だが…
「わたし絶対に女神になる!この姿のままがいいもん!」
「ダメよ!私が先だからね!」
「えへへ〜、みんなで女神になれるといいね〜。」
「くろめも一緒に女神に目指そうよ!」
確かにくろめにも女神になる素質はあるのだろう。なにせ元々女神であるうずめの片割れなのだから。しかしそれでも、
「いや、オレはやめておくよ。」
「えっ、どうして?」
どれだけ素質があっても、ダメなのだ。
「オレは、女神に相応しくないからね。」
くろめの中での女神とは、国や国民を守れる存在である。守るべき世界を壊そうとした自分をくろめは認められない。その時のくろめの目は深い暗闇を覗き込んでいるようだったという。
ということで、第五話です。
多分次回か、その次ぐらいに自分の最も書きたい話が書けると思うので早めにそこにたどり着きたいですね。今回は迷いに迷いながら書いていました。なのでかなりごちゃごちゃしていますが、よろしければ読んでいただからと嬉しいです。