マイナー太陽神ヘリオス、人になる   作:歌詠

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4話 太陽を照らす光

 

 

 

 

『・・・ウラノスは、己を鎌で傷つけた息子クロノスに、言った。

 

 ──お前は、父ウラノスから王位を奪ったが、それと同じように、お前自身もレイアから生まれる子によって、王位を追われる運命に決まっている。

 

 ──・・・俺は、そんな目に遭うものか。

 

 父ウラノスと母ガイアからの予言を聞いたクロノスは、決断した。

 子供が成長する前に、生まれる子を一人も残さず飲み込んでしまえ、と。

 

 クロノスは、レイアが生んだ三人の女の子と、二人の男の子を飲み込んだ。

 レイアは、末子だけはクロノスに飲まれてはなるものかと、ガイアに生まれたばかりの赤子を預け、石を産着に包み、「この子が、生まれた貴方の子です」と言い、渡した。

 クロノスは、その石を何も疑うことなく末子だと思い、飲み込んでしまった。

 

 クロノスの手を逃れた赤子、ゼウスはすくすくと育っていった。

 

 やがてゼウスは、父に飲み込まれた兄弟達をクロノスに吐き出させる。

 そして、クロノスを王とし、世界を支配していたティターン神族へと宣戦布告をした。

 

 こうして始まったのが『神々ノ戦い(ティタノマキア)』である。

 

 オリンポス山に布陣したゼウス達、と、オトリュス山に布陣したティターン達。

 両陣営の戦いは苛烈を極め、世界を崩壊させるほどの規模であった。

 しかし、不死の神々の戦いは互いに決め手を欠き、十年の間決着が着くことは無かった。

 

 ここで現れたのが原初の神の一柱、大地の女神ガイアである。

 

 ガイアから知恵を授かったゼウスは、冥府に閉じ込められた怪物達、ヘカトンケイルと、キュプノプスらを助け、味方にした。

 キュプノプス達は助けてくれた礼に、ゼウスには万物を破壊し燃やし尽くす雷霆を、ポセイドンには大海と大陸を支配する三叉の鉾を、ハデスには姿を見えなくすることのできる隠れ帽を与えた。

 

 心強い味方と、究極の武器を手にしたオリンポス勢は、優位に立った。

 

 ティターンはオリンポス勢の想像を絶する猛攻に耐え切れず、遂に、十年も続いた神々の大戦に終止符が打たれた。

 こうして、オリンポスの神々は華々しい勝利を飾った。

 その後、不死身であったティターン族は冥府の深淵へと封印され、オリンポスの支配が始まった。』

 

 

 

 

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

 動けなかった。

 心というものに形があるのなら、きっと、自らのそれには亀裂が生じて、壊れる一歩手前にあるのだろう。

 そう表現できるまでに、打ち拉がれていた。

 

 部屋の端に(うずくま)り、ただぼんやりと虚空を見つめる。

 閉めきった小屋の中は、一条の光も存在しない、暗闇に支配されていた。

 

 

 あの日。

 双子座の男に書物を渡されてから、数日が流れた。

 

 受けとった本にはアフロディーテの言った戦の詳細が記されており、俺は、再び絶望の底に叩き落とされることとなった。

 聖域にいる様々な人間にも聞いて回ったが、彼等はティターン神族が冥府へと封じられた話を、誇らしげに口にするだけ。

 片端から書庫の本を読み、何度も天界に戻るべく小宇宙を練ったが、全てが無駄だった。

 

 

 ・・・人間達の書物に記された神話だ。

 もしかしたら、誤った形で伝承されている可能性だって十分ある。

 だけど、戦いが始まる以前の記述は、俺の知っている事実となんら変わりのないもので、

 神々ノ戦い(ティタノマキア)だけが捏造されたものであると、頭ごなしに否定することはできなかった。

 

 

 何が正しくて、何が、間違っているのか。

 その答えを出せるほどの情報は、自らの内にあらず。

 無力感に襲われた俺は、縋るようにして両腕で自らの膝を抱きしめた。

 

 現実から逃げるようにして、遠い過去へと意識を沈めていく。

 

「・・・ゼウスが生まれ、育ち・・・女神レトとの間に双子が生まれて・・・」

 

 今でも鮮明に思い出せる、あの瞬間。

 

「セレネに新しい太陽神と月女神が生まれたと聞かされた俺は、その尊顔を拝んでやろうとペガサスを走らせ──」

 

 金の光を放つ赤子、温かい太陽の男神──アポロン。

 銀の光を放つ赤子、清らかな月の女神──アルテミス。

 

 ──彼等に、出会った。

 

 一目見た瞬間、俺は、その鮮烈なる神聖に驚愕をし、誉れ在る神の誕生を祝った。

 

「・・・あの時間は、偽物なんかじゃない」

 

 囁くように呟き、拳を強く握りしめる。

 

 神としての在り方を説きながら、最後は、自分らしく在りなさいと言ってくれた、優しい母様。

 無邪気に駆け回る俺と妹達を、温かい光で照らし、見守ってくれた、偉大なる父上。

 妹達と、ペガサスの馬車を引いて、空を駆けた日々。

 そして、友の奏でる美しい竪琴の調べに、心を震わし、涙を流して────

 

 ──この瞬間が、永遠に続けばいいと願い笑った、幸福な日々。

 

 遙か彼方、遠い遠い昔に在った、理想郷。

 幾星霜と時が経ようとも、決して忘れることはないと断言できる、かけがえのない思い出。

 

 

 ──だから、俺は否定する。

 

「・・・俺は、人の子なんかじゃない・・・俺は、ヒュペリオンとテイアの子、太陽神の、ヘリオスなんだ・・・」

 

 鮮明に蘇る記憶が、偽りで有るわけがない。

 だから、アフロディーテの言う、自らが記憶の混濁した人の子だと言う可能性を、切り捨てる。

 だって、有り得ないから。

 思い出すだけで、魂に刻まれたかのように、涙が出そうになるくらいに、懐かしいと、心が叫ぶから。

 

「・・・だけど、」

 

 奥歯を強く噛みしめて、声を絞り出す。

 

「なぜ俺は、地上にいる・・・なぜ、俺の力は封じられている・・・!」

 

 天界にいたはずの俺が、地上にいる理由。

 神々ノ戦いなどという、俺の知らない戦が人間達に伝わっているという現実。

 なにもかもが荒唐無稽、なにもかもが滑稽で馬鹿馬鹿しくて・・・非道く、理不尽だ。 

 

 

 今すぐにでも。

 俺は天界に戻り、そして、真実を確かめなければならない。 

 ・・・しかし、その術が、方法が、思い浮かぶ限りでは殆どない。

 何度試しても破ることの出来ない封印を解き、力を取り戻すか、もしくは、地上に降臨した神に助けを求めるか──。

 

「・・・・・・」

 

 封印は解けない。

 神がどこにいるのかも、分からない。

 探したとて、知り合いでもない者が協力してくれるかどうか。

 

「・・・は、ははは・・・」

 

 肩を震わせながらせせら笑い、俺は嗚咽を漏らして泣いた。

 止めどなく溢れる熱い雫が、木の床を濡らしていく。

 

 ・・・まるで、悪夢だ。

 いや、もしかしたら、この現実は全て夢なのかもしれない。

 

 光の存在しない小さな部屋で、俺は、目が覚める瞬間を待ち、惨めに縮こまった。

 

 

 

 

 

 ・・・ざくり、ざくり。

 

「・・・?」

 

 ふいに、土を強く踏みしめるような、誰かの気配が小屋の外に生じた。

 耳を澄ませれば、金属の擦れ合うような音も響いてくる。

 そして、

 

 

 ベキィッッ!!! ──と。

 唐突に、小屋の扉が開け放たれ──否、蹴破られ、暗闇を閉じ込めた小さな世界は、月と星の光によって照らされることとなった。

 

「っな、なな・・・!? 扉が、木っ端微塵に・・・」

 

「ヘリオス」

 

「っ・・・アフロディーテ?」

 

 金色の光を放つ鎧を纏った、小屋の主である少年、アフロディーテが、そこに存在していた。

 唖然とする俺を前に、少年は顰面で口を開いた。

 

「いつまで、そうしているつもりだ」

 

 苛立ちを隠す素振りも見せず、その者は俺を睨み付ける。

 

「君がそうなったのは、神々ノ戦い(ティタノマキア)について、話をしたときからだったな」

 

「・・・・・・」

 

「・・・いい加減、訳を話せ。・・・同居人が暗い空気を纏っていると、私の心まで凪いでしまう」

 

「っ・・・そんなもの──」

 

 ──話したところで、お前は信じてはくれないだろう。

 と、そう言葉を発しようとして、止めた。

 なんとなく、ここでアフロディーテに当たるような言葉を口にするのは、間違ったことであるような気がしたから。

 言葉を飲み込んだ俺は、話題を変えることにした。

 

「・・・その鎧・・・確か、魚座の聖衣とかいうものだったか。なるほど、つまり・・・他の候補生に勝って、とうとう夢の聖闘士になれたってわけだ」

 

 慈愛にも似た微笑みを浮かべて、褒め称える。

 

「おめでとう、アフロディーテ。・・・確か、黄金聖闘士になった者は、守るべき宮に住むことになるんだろう? ・・・良かったじゃないか、もうお前は、俺の世話を焼く必要はなくなり、平和の為に戦う日々を生きることとなる」

 

「・・・・・・」

 

「世話になったな、人間。お前は不敬で、平和を愛する癖に俺には優しくは無い者だったが・・お前のお陰で、俺は今日まで地上で生きることが出来た。知らないことを多く学べたし、興味深いものも沢山見させて貰った。・・・なかなか、悪くない時間だった」

 

 気づけば、目の前まで歩みを進めていた少年へ、俺は言葉を紡ぎ続けた。

 黄金の鎧は、月光りを反射して、眩い輝きを放っている。

 夜の闇に浮かぶその姿は、まるで、空に瞬く星のようだった。

 一頻り話し終え口を閉じると、アフロディーテが、静かに口を開いた。

 

 

「・・・相変わらず、君の発言は癇に障るな」

 

 いつもの調子で、少年は毒を吐く。

 

「なぁ、ヘリオス。君はこの世の常識を全く知らぬうえに、その言動の九割は私の気分を逆撫でるという、素晴らしい才能を持っている。・・・まるで、自由気ままに我が道を歩む、端から見れば困った子供そのものだ」

 

「おい・・・褒めてないだろ、それ」

 

「・・・だが、傲岸不遜に振る舞っているように見えて、実際のところ、君は相当私に気を遣っているな?」

 

「・・・・・・気のせいだ」

 

「嫌だ嫌だと文句を口にしても、結局は私の鍛錬に付き合うし、慣れない家事も必死に覚えようと努力している。・・・数日前、書庫の近くで傷だらけの君に会ったと、双子座のサガから聞いた」

 

「・・・」

 

「傷の理由を、君は心配は不要だと流したらしいな? ・・・なぜ、私やアイオロスの名を上げなかったのだ。私が君の立場なら、迷わず下手人の名を出すぞ」

 

 問い詰めるように、少年は捲し立てた。

 

 瞼を閉じ、再び持ち上げて、躊躇するように口を噤む。

 長い間黙り込んでから、俺は声を漏らした。

 

「・・・・・・言えるわけが、ないだろう。力を封じられていても、俺は太陽神なんだ。・・・不敬を極めた人の子だとしても、自らの夢を追う為に忙しい日々を生きる・・・命令だとしても、自らの世話を焼いてくれる者の名を、悪く言い広められるわけがない」

 

「・・・君が、私に気を遣うのも・・・誰にも助けを求めないのも、神であるからという理由で片付けるつもりか」

 

「そうだ・・・それ以外に、何があると言うんだ」

 

「・・・愚かな」

 

 すぅ、と目を細めて、少年は小さく唇を動かした。

 

「例え、君が神であろうとも、唯の人であろうとも・・・青銅並みの実力を持つだけの、十にも満たない幼子ではないか。子供が、他人に気を遣うんじゃない」

 

「・・・お前だって、見たまんまの年齢は同じくらいだろう」

 

「それがどうしたというのだ。相手が子供ならば助けを求めてはいけないのか? 相手が人間であるのなら、神という者は要らぬ誇りを保たねばならないのか? ・・・違うだろう。・・・いいか、ヘリオス、この私が、特別に一つだけ助言してやる。──譲れぬ望みがあるのなら、小さな可能性にでも縋りつけ」

 

 強い意志の籠もった瞳で、少年は俺に言う。

 

「君が何を抱え、懊悩しているのかは知らないがな・・・誰にも助けを求めようとしないくせに、諦めたかのような目をして自らの殻に閉じこもるのは、愚か者がすることだろう」

 

「・・・なんだと?」

 

「愚かでなくて、なんと評する。・・・真実なのか、妄想なのかは分からずとも・・・焦燥してしまうほどには、安否を確認したい者達がいるのだろう? ・・・だというのに、何故君は他人に助けを求めるという、小さなプライドさえもを捨て去ることができないのだ」

 

「っ・・・」

 

「可能性は潰えたと諦めた瞬間に、大切なものはこの手を零れていってしまう・・・故に、譲れぬものがあるのなら、自らの心に従い、守るのだ。・・・道を見失うな、自称太陽神ヘリオス」

 

「・・・・・・」

 

 少年の言葉に、胸を締め付けるような感覚が、俺を襲った。

 

 俺の、為すべきこと。

 譲れないもののために、取らなければならない手段とは。

 

 ふいに、数日前の双子座の男の声が、脳裏を過ぎる。

 ──助け、助けられ、繫がっていく。人間とはそういうものだ。

 

 ・・・俺は神で・・・俺は、人間ではないけれど。

 それでも、神が、人のようにして、助けを請い求めることが、許されるというのなら。

 

「・・・・・・けて、くれ」

 

 溜め込んだものを、吐き出すように、俺は、震える唇を動かした。

 

 

「・・・っ助けて、くれ・・・アフロディーテ。・・・どうか、力を貸して欲しい・・・俺は、俺は・・・真実を、知りたいんだ・・・!」

 

 祈るように、縋りつくように、俺は救いを求めた。

 

 絞り出された慟哭を、黄金の聖闘士は、ただ、静かに聞いていた。

 

 やがて。

 やがて。

 しばらくの時が流れて。

 

 魚座の黄金聖闘士となった少年は、小さな笑みを唇にのせて。

 

「──君に、良い話がある」

 

 と、澄んだ声で、空気を揺らした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ──元来、宮を守護する黄金聖闘士にはな、宮の管理や任務の手伝いをさせる、いわゆる従者を持つ権利がある。

 

 ──しかし私の守護することとなる双魚宮には、少々、困った問題があってな。

 

 ──宮内には、侵入者の命を絶つ毒の薔薇──魔宮薔薇が、咲き乱れているのだ。・・・耐毒体質の持たぬ者や、小宇宙で毒を解毒できぬ者は、薔薇の香気に触れただけで、死に至る。

 

「・・・だから、薔薇の毒が全く効かない君に、宮の管理を頼みたい・・・・・・か」

 

 噎せ返るほどの薔薇の香気に目をぐるぐると回しながら、俺はげっそりと呟いた。

 目の前には、積み上がった紙の束が山の如く。

 死んだ魚のような目で、書類を捌きながら、あの日の会話を思い出す。

 

『確か君は、女神アテナに謁見をしたいとか何とかと宣っていたな・・・いつ降臨為されるかは未だ分からぬが・・・少なくとも、ただの少年である君が、女神のお目にかかることはできないだろう』

 

 驚愕の事実を口にした少年は、だが、と言葉を続けた。

 

『黄金聖闘士の従者・・・それも、十二宮で最も女神の居所に近い場所にある双魚宮にいれば、運良く拝謁が叶う・・・・・・かもしれない。どうだ、私は宮の管理者を得られて、君も、女神のお目通りが出来るかもしれない・・・お互いに益のある話だとは思わないか?』

 

 なるほどたしかに、人の言うウィンウィンというやつだ。

 そう思った俺はアフロディーテの提案を快諾し、小屋からこの双魚宮へとやって来たのだった。

 ・・・だが。

 

「・・・この、報告書の山・・・これが本当に、管理の仕事の内に入るものなのか・・・?」

 

 ・・・控えめに言っても、量がおかしい。

 断じて一人で行う作業量ではない。

 

「あの悪魔・・・まさか、俺を騙したんじゃないだろうな・・・!」

 

「悪魔とは、よもや、私のことを言っているのではないだろうな、ヘリオスよ」

 

「げっ・・・あ、アフロディーテ」

 

 ギギギ、と首を後ろに回すと、優雅に椅子に腰掛けて、紅茶を啜る邪神が降臨していた。

 

「・・・ふむ、何か、文句を言いたそうな顔をしているな? ・・・まぁ、それも仕方の無いことだ」

 

「・・・なに?」

 

「知っての通り、今、聖域には黄金聖闘士は魚座である私と、双子座、射手座、山羊座、蟹座の五人しか存在していない。故に、穴の開いた分の黄金に割り振られる仕事が、自然と流れてくることとなるのだ」

 

「は・・・? ・・・十二カ所で分けるべきものを、五カ所で・・・?」

 

「つまり、従者の仕事も単純に倍となり・・・更に、他の宮は複数人の従者がいるらしいが、君の場合は一人。故に、その書類の山は致し方のないものというわけだな。諦めて受け入れたまえ」

 

「・・・俺に諦めるなとかなんとか言ってた人間が・・・諦めろ、とはな・・・!」

 

 血涙を流しながらペンを走らせる。

 一歩前に進んだかと思えば、とんでもない泥沼の地獄がそこには待っていた。

 そんな、悲しい心境である。

 

 

 

 

 泣きながら仕事をするヘリオスの背を眺めながら、アフロディーテは満足そうに独り言を漏らした。

 

「本来ならば、私がやる仕事なのだがな・・・そのことには気づいてないらしい」

 

 そもそも、従者とはあくまで黄金聖闘士のサポートをする存在。

 しかも別に、宫に在住しなければならないという規律もなかったりする。

 重要でない書類は持ち帰ることができる訳で、ヘリオスが一人で、書類と戦う必要はないのだが。

 

「まぁ、他の者を探すのも面倒だ」

 

 全て、ヘリオスにやらせてしまおう。

 そう結論を出して、アフロディーテは空になったカップに、紅茶を注いだのであった。

 

 

 

 

 

 





聖闘士星矢エピソードゼロとオリジンって単行本になりますかね・・・なるといいなあ。
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