(登場人物が多過ぎる為と会話フェイズが多い為)
一花「…異世界って、それは流石にそれは無いんじゃ…」
風太郎の言葉に一番最初に正気に戻った一花が動揺しながらも聞き返すも風太郎は
風太郎「いや、間違いないと思う」
と断言した。
風太郎「疑問点はいくつかあるがまず、この場所だが恐らくは何らかの儀式場であると予測できる。…その理由としてお前達が寝ている時に魔術師みたいな格好をした連中が何人か居たからだ」
五月「その人たちは何処に?」
風太郎「この部屋から既に出て行ってる。何でもイレギュラーらしいから王様へ報告が必要らしい」
二乃「……続けて」
風太郎「あぁ。…そもそも俺達の時代に王様なんて概念ほどんど無いだろ?」
三玖「うん、少なくとも日本には無い」
五月「そうですね…外国の一部国家ではまだ王制がありますが…」
風太郎「そう。そこで次の疑問、何故相手の言葉が分かるのか?という点だ」
四葉「あ!そっか、外国だったらそもそも言葉がわかりません!!」
風太郎「その通りだ四葉。通常海外で外国語を理解できる条件はその言語に精通しているかもしくは生活したことがあるかの二択。だが俺はどちらも該当しない」
一花「待ってフータロー君。君から声は掛けたの?」
風太郎「そりゃかけたさ。気づいたら見知らぬ場所だぞ?近くの人間に声くらいかけてみるさ」
三玖「結果は?」
風太郎「……正直何とも言えん。相手は相当焦っていたし、すぐに出て行ってしまったからな」
五つ子「…………」
一花「…話しをまとめると、
●気がついたら神殿っぽいところにいる
●魔法使いみたいな格好の人を見た
●ここは王様がいる国みたい
●外国なら相手の言葉は分かるけど相手がこっちの言葉をわかるかはわからないというのはおかしい
…と、こんな感じかな?」
風太郎「あぁ。こんな事現実でありえるか?…って考えてふと一花がこの前出てた映画の内容を思い出してな」
一花「あー、あれかな?主人公がいつの間にかいた異世界で活躍するやつ」
三玖「確か図書室で読んでた本から異世界に召喚されちゃったやつだよね」
風太郎「そうそれ。…フィクションの内容とはいえこの状況はアレに酷似し過ぎてないかと思ってな」
二乃「…………どうなのよ一花」
一花「……」
二乃から指摘を受けて一花は辺りを見回してみる。
一花「……細かい所は少し違うけど、…うん。ここはあの映画の舞台となった世界にあった儀式場と同じ」
四葉「じゃあ…!」
二乃「……」
三玖「ここは」
五月「異世界。それも御伽噺の中という事になりますね」
???「皆様」
姉妹「!?」
風太郎「…なんだ?」
???「王がお会いしたいとの事ですので謁見の間までご同行ください」
風太郎「…一花」
一花「ついて行こう。あのお話の通りなら今は多分大丈夫」
風太郎「わかった」
???「ではこちらへ」
こうして一行は謁見の間へと移動した。