気づき次第訂正していきます。
風太郎「おい一花!村の方へ行かなくて大丈夫なのかよ!?」
転送して直ぐに尚文と同じくリユート村の状況を察した風太郎は一花へと電話をかけて捲し立てる。
一花『うん、今回の波なら四葉も居るし大丈夫。それよりも私達の方が大変かもよ』
風太郎「?…どういう事だ?」
一花『それは合流したらわかるよ…あ、戦闘が始まるから切るね!また後で』
プツ…
風太郎「あ、おい待て一花!…くそ」
三玖「一花何だって?」
風太郎「…今回の波なら四葉と尚文さんで充分村の避難は可能らしい」
三玖「そうなんだ。じゃあ私達は早くボスを倒さなくちゃね」
風太郎「あぁ。いくぞ三玖!」
三玖「うん!」
2人は閃光弾の見えた方角へと走って行った。
道中の魔物へは三玖がボウガンで対応し、風太郎の魔法は可能な限り温存した。
そして、勇者一行が戦う戦場へとたどり着いた時に見た光景にただただ驚いた。––押されているのだ。勇者陣営が。
三玖「みんな!!大丈夫!?」
五月「三玖と上杉君ですか!?…丁度良かった、これから魔法を使うので援護お願いします!」
三玖「え?うん、わかった」
風太郎「俺も魔法を使う。いつも通り頼むな」
三玖「任せて!」
そう言ってから三玖は一度離れた。そして
三玖「ヘイトリアクション!!」
スキルを発動した。
スキルの影響を受けてボスの周りにいた小物を全て引きつけた。そこへ
風太郎「力の根源たる俺が命ずる…理を今一度読み解き、かの者達を風の刃で切り刻め…ツヴァイトエアスラスト!」
風太郎の出した風の刃が三玖に集まった化け物達へと襲いかかりほとんど全てを切り裂き
三玖「シングルシュート三連打!!」
三玖のボウガンが残りを掃討した。その間約3分
五月は自身の詠唱を忘れて呆けてしまい、我に返ってから話し出した。
五月「…………2人とも強くなり過ぎではないですか?」
風太郎「…そうか?これでもまだ準備運動くらいなんだがな」
五月「こ、これで準備運動…」
三玖「五月、みんなは?」
五月「あちらで戦っています。ですが…」
風太郎「苦戦してんのか?勇者が3人も居て」
五月「……正直なところ、戦闘が出来てるのは実質天木君と一花くらいというのが現状です」
そう。尚文、風太郎以外の勇者はボスの出現場所を知っていたので早い段階で到着・交戦していたのだが、ここで予想外の事実を知ることになる。それは––––
風太郎「どういう事だ?…北村さんには二乃、川澄にはお前が付いていたのに何故そんな事になってる?」
五月「……私は…いえ。私達はあの方を見くびっていた様です。…あの人の策略にかかり北村さんのパーティはレベルが一桁、川澄君の、…私達のパーティはレベルが不十分に加え私はこの通り別で戦わされていましたのでそもそもの経験値が低いからボス戦では無力に等しいのです…!」
三玖「嘘…」
風太郎「クソッ!そこまでやるかあの女っ!…だが一花と錬はどうして戦えてるんだ?」
五月「それは一花が天木君に未来の天木君が行う強化方法を教えたからです。…本来なら未来の情報を開示し過ぎると現在に影響が出てしまうので良くない、と川澄君は言ってましたが…」
風太郎「……つまり、今現在の状況は最早映画のシナリオとしても逸脱した展開、という事か…」
三玖「そんな…!」
風太郎「落ち着け三玖。…とにかくボスの元へ急ごう!手遅れになる前に」
三玖「うん!」
五月「こちらです!」
風太郎、三玖、五月の3人は道中の化け物を蹴散らしながら、五月の案内でボス戦が行われているフィールドへと急行したのだった。
次回、ボス戦!