戦場では正に勇者3人と仲間、中野姉妹が戦闘中だった。
樹「ウィンドアロー!」
元康「ライトニングスピアー!!」
グルアァァァァァァァァアァ!!!
樹「全然効いてないですね…」
元康「くそっ!これじゃあいつまで経っても終わらないぞ!!」
錬「お前が弱すぎるからだ――紅蓮剣」
ギシャアァァァァァ!!
樹「……ズルをしているとは言え錬さんと一花さんが強くて助かりましたよ」
錬「なっ!?」
一花「たはは~、一本取られたねぇレン君♪」
二乃「ちょっと一花!話してる場合じゃないでしょ!?」
一花「はいはい――――レン君スイッチ!!」
錬「スイッチ!!」
一花「せやあっ!!」
ザシュッ
ギシャアァァァァァ!!
五月の言っていた通り、錬と一花の2人以外の攻撃が全く効いていない様で苦戦を強いられていた。
そこへ、息を切らせながら走ってきた風太郎と三玖、そこまで疲労の無い五月が戦場近くへ到着した。
風太郎「はぁ、はぁ……本当に一花と天木の攻撃しか効いてないな…」
三玖「…そう…だね…ふぅ…」
五月「……2人とも息上がりすぎでは…?」
三玖「う…うるさい…な…」
風太郎「…い、1ヵ月で体力なんて…はぁ…付くわけ…はぁ…ねぇ…だろ…っ!」
三玖「そうそう…っ」
五月「はぁ……わかりました。私が到着を伝えてきますから少し休んでてください」
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ボスから少し離れた所に勇者一行の前線基地(という名の野戦病院)がありそこに居た二乃へと声を掛けた。
五月「二乃!!」
二乃「!?…五月じゃない、ゾンビ達の相手は終わったの?」
五月「私の所は上杉君と三玖が一掃してくれました」
二乃「!…フー君が来てるの?」
五月「えぇ。ただ、ここまで来るのにずっと走って来たのもあって少し休んでからの参戦になります。それを伝えに来ました」
二乃「なるほどね…わかったわ、伝えておく」
五月「お願いします」
そう伝えた後、五月は三玖達の下へととんぼがえりした。
――――しかし、五月が戻った時には既にそこには誰も居なかったのだった。
@@@@@
グルアァァァァァァァァアァ!!!
一花「ぐっ!!」
錬「!?一花!!」
その頃、最前線では非常に不味い事態に陥っていた。
素早く動いて翻弄しながら攻撃と回避をしていた一花がついに相手の攻撃を受けてしまったのだ。
「大丈夫ですかイチカ様!!」
一花「っつ~……ごめん、大丈夫とは言えないかも…」
「!……ここは我々に任せてお下がりください!あなた様に何かあったらレン様が平静ではいられません」
一花「うん…わかってる。…レン君の事お願いね」
「はい!!」
思ったより重症だった一花は仲間に任せて一度下がる。
しかし、それが仇となり
「ぐわあぁぁぁぁ」
「きゃあぁぁぁっ」
城で得た仲間達が大ダメージを受けて倒れてしまう。
錬「何故だ……何故、これだけ強くなっても守れないんだ…っ!?」
元康「動揺してる場合か!来るぞっ!!」
元康の声がスイッチとなり今回のボス――――次元ノキメラ――――が突進攻撃を仕掛けてきた。
そこへ――――
風太郎「――――ツヴァイトトルネード!!」
ギシャアァァァァァ!!
「!!」
強力な二つの竜巻が次元ノキメラを襲った。
風太郎「すまん、遅くなった!」
仲間のピンチに颯爽と登場するのが英雄(主人公)