さて、原作では14巻で完結という衝撃発表と、風太郎が…っていう展開ですが、本作はマイペースに進行します(誰エンドとかもまだ決めてませんし)
まぁ、まだ原作も確定展開という程ではありませんが、次週の展開次第では血の雨が降りそうな予感ですね☆
尚文とラフタリアが奴隷商のテントで卵クジをしていた頃、四葉は行くあてが思いつかなかったので武器屋の親父ことエルハルトのところへと来ていた。
エルハルト「嬢ちゃん…アンちゃんと何かあったのか?」
四葉「……わかりません。正直、いきなり過ぎてどうしていいのか……ご迷惑おかけしてすいませんエルハルトさん」
エルハルト「俺は別に構わねぇんだが……」
エルハルトは困っていた。
少し前に突然やって来て無理矢理作った笑顔で「お手伝いさせてください!」と言って来たのを宥めようとしたら突然泣き出してしまい、それから少し経った今ようやく落ち着き今に至っている。
エルハルト「……なぁ?嬢ちゃんは盾のアンちゃんの事どう思ってんだ?…もちろん本心でだ」
四葉「……正直に言うと、自分でもよくわかりません。…最初は尚文君の境遇が許せなくてなんとか助けてあげたい!って、思ってました。けど」
エルハルト「けど?」
四葉「…一緒に旅していくうちに、段々と楽しくなってきたんです。でも私は…尚文君とラフタリアの言う通り、上杉さん…風太郎君の事が…好きでした」
エルハルト「…ん?でした、なら今は好きじゃねぇのか?」
四葉「…正しくは、好きでいてはいけない。ですね。…私は、約束ひとつ守れないダメな子、ですから…」
そう言った四葉は、苦笑しながらエルハルトを見て
四葉「…すいません、つまらない話をしました。これ以上は営業妨害になってしまうので失礼しますね」
そう言って店を出ようと手をかけたが
エルハルト「待ちな」
エルハルトに呼び止められた。
四葉「?」
エルハルト「…嬢ちゃんは嬢ちゃんで色々悩んでんのはわかった。ついでに言えば、俺がアドバイス出来ねぇのも理解した。…でもよ、今の嬢ちゃんにしてやれる事ならある」
四葉「えっ?」
エルハルト「こんな店で良ければ手伝うか?…身体動かしてれば考えもまとまるだろうよ」
四葉「!…は、はい!!ありがとうございます!是非お願いします!」
そんなこんなで、四葉はしばらくの間武器屋の看板娘(お客さん命名)として働くのだった。
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尚文「はぁ…」
ラフタリア「一緒に魔法を覚えましょう」
奴隷商のテントを出た尚文とラフタリアは薬屋、魔法屋と渡り歩き、それぞれの店主からお礼として本を三冊貰った。
…もらったはいいのだが、読めないのだ。
なので嬉しい、というよりどうしたらいいのか途方に暮れてしまった。そこで冒頭に戻る訳だが
尚文「俺はこの世界の文字が読めないんだよ……」
ラフタリア「ええ、ですから一緒に覚えて行きましょうよ」
尚文「まあ……そうなるよな」
尚文が萎えてる中、ラフタリアは何故か物凄くやる気になっていた。
尚文「はぁ……ま、頑張るしかないか…」
ラフタリア「はい!…あ、そういえば次の波は何時来るのでしょう?」
尚文「ん?…ああ、ちょっと待ってろ」
ラフタリアの話題転換に乗った尚文は視界の隅にあるアイコンを弄り、波の襲来時期を呼び出す。
次回の波発生まで…45日と14時間。
尚文「45日もあるぞ」
ラフタリア「思ったよりも余裕ありますね」
尚文「だな。…他に用事は無いよな?」
ラフタリア「そうですねぇ……奴隷紋の再登録にフィロリアルの卵、薬の処分に…お礼の本も貰いましたし、当面はありませんね」
尚文「そうか。…なら、あとは」
ラフタリア「はい」
尚文とラフタリアは頷き合い同時に言葉を発した。
尚文・ラフタリア「武器屋に行って四葉(ヨツバ姉さん)と会うだけ(です)」
そう言ってから2人は武器屋の方へ歩いて行った。
卵孵化まで、あと18時間