いちばん小さな大魔王! 外伝:が〜るずあふぇくしょん!! 作:コントラポストは全てを解決する
皆ギャルママとのイチャラブがそんなに見たかったの?お?お?(謎の煽り)
ブーッ、ブーッとスマホのバイブレーションが耳元で響く。
片手でそれを止めた後身体を起こすと、何故か全裸だった。先程まで一階のソファーでリサ姉に膝枕されてた筈……と混乱が頭の中を埋め尽くす中、不意に隣の毛布がモソモソと動き出し……
「んん〜……もう朝か〜」
中から全裸のリサ姉が出てきた。
いや、純粋にちょっと待って欲しい。
「え?リサ姉?……なんで?」
「むっ、リサ姉って呼び方は禁止って言ったでしょ」
頬を膨らましながら少し拗ねるリサ姉。
リサ姉呼びを禁止された覚えはないのだが……違う、そうじゃない。問題はもっと根本的な部分だ。
「リサね……リサ、聞きたいんだけど……俺とリサって昨日の夜……」
「い、言わせないでよ……」
顔を赤くしながら目下まで毛布をたくし上げるリサ。どうやら本当にヤッてしまったらしい。
まあ、一応恋人同士ですし?こう言う事もいつかくると思ってたし?と、俺は頭の中で誰に対してでもなく言い訳をしてみる。
そんな中で、俺は一つ気になった事があったので周囲を見回した。
気になった事と言うのは、行為をするうえで絶対に必要になる物が見当たらない事である。もっと詳しく言うならば、極薄たっぷりジェル的なアレ。
「リ、リサ、もう一つ聞きたいんだけどさ……その……昨日付けたっけ?」
「け、けっこんしょやだからって竜介のほうから……」
「……そ、そうだったな、悪い悪い。少し寝ぼけてるみたいだ」
「も、もう……」
照れくさそうな苦笑いを浮かべるリサを見ながら、一旦俺は深呼吸をした。
おっけーおっけー結婚初夜ね。なら仕方ないやと心の中で納得して……
「え、結婚?いつしたの?」
「お、一昨日婚姻届出した……よね?」
自信無さそうに尋ねるリサと一緒に俺は首を傾げる。
思い返してみると、確かに一昨日辺りに籍を入れた気がする。
「そっか……リサ、“神楽リサ”になったのか……」
「ッ!あはは……改めて言われると、ちょっと照れくさいね……」
はにかんで答えるリサに、俺も「そうだな」と返事をした。
突拍子無さすぎて申し訳ないが、俺はリサと結婚したらしい。つい二分前まで高校生だったのだが……。
「思い返すと、色々あったな」
「そうだね〜」
小二の頃に猫を助けようとして木から下りられなくなったユキ姉を助けて、そこでリサと出会った。
それからよく遊ぶようになり、仲の良いまま時間は流れて俺は高校生に。そこでリサに告白されたのだ。
「リサの告白を受けた時なんか『ほ、ほんとに良いの?』なんて、信じられないって顔してたな」
「だ、だって……あの時はてっきりあこが好きなのかなって思ってたから……」
俺から顔を逸らしながらリサがボソボソとそう呟く。
「俺とあこは……あれだ、兄妹みたいな?心の中ではずっとリサが一番だった」
「でも、竜介って口を開けばあこーって言ってたじゃん?」
「それだけ可愛い妹だったって事だよ」
「そっか……」
と返すリサだったが、まだ納得出来ないと顔に書いてあった。
どうやら口での説明では分かって貰えないらしい。
だったら──と、俺はリサの頬に手を添えて、
「リサ」
「な、なに──んむ!?」
少し強引にだがキスをした。
「どう?リサが好きって伝わったか?」
「もう……竜介は強引だなぁ……」
若干の呆れが伺える口調だったが、リサは微笑んでいた。
こっちの口でならしっかりと伝わるようだ。
「さてと、そろそろ起きるか。朝ご飯は……無難にトーストにでもするか」
「待って。今日はアタシが料理当番でしょ?」
「あれ?そうだったっけ?」
さっきまで脳ミソが高校生時代にまで退化していたため、色々な予定が抜けているようだ。
リサも俺の寝ぼけ具合が面白いのか、鼻の頭を人差し指でピンと跳ねさせた。
「まったく〜ねぼすけな旦那さんだな〜♪」
「じゃ、リサを抱き枕にもう一眠り……」
「起きないとダメだぞ☆」
「あーい……」
間の抜けた声で返事をしたは良いが、段々と瞼が重くなってきた。
だが、それを見たリサが寝させまいと身体を揺すって来る。
「ほら竜介、起きなさ〜い」
「あと五分だけ……」
「……しょうがないなぁ」
「さんきゅ……」
リサの承諾も得られたので、俺は重い瞼をそっと閉じた。
____
台所の小さな窓から差し込む西日が狙った様に俺の顔へと直撃してくる。
これはいつかソファーの変えなければと思いながら、重たい顔を開くと目の前にリサの顔が──
「リ……サ……?」
寝惚け眼で周囲を見回すと、一階のソファーの上にいた。
仰向けのままリサに膝枕をして貰い、あろう事か頭をなでなでして貰っている。
俺は猫ではないと否定しつつも、リサにされるがままになっていた。
「そっか……さっきのは夢だったか……」
「どんな夢だったの?」
慈しみのパない微笑みと共に問いかけられた質問に、俺は素直に答えていいのかわからなくなる。
俺がしばらく黙秘権を行使していると、
「なになに~?もしかしてえっちな夢でも見たのかな〜?」
リサが得意の猫口をしながら煽って来た。
意外とそう言うのに耐性あったんだなと理解を改め、俺は夢の内容を心置き無く打ち明けた。
「結婚初夜後の朝チュンの夢を見たんだよ。あ、もちろん相手はリサ姉だからな?」
リサ姉の顔が真っ赤になった。
ついでにソファーから落とされた。
「い、いきなり何するのさ……」
「りゅ、竜介が変な事言ってくるからじゃん!!」
聞いて来たのはそっちじゃんと、照れながら怒鳴るリサ姉のエッチ耐性情報を修正前に戻しつつ、俺は床に落ちた痛みに耐えていた。
「いいじゃん別に……別れた夢とか見た訳じゃないんだから……」
「で、でも……け、けっこん
モジモジしながら必死に俺の夢を言おうとしたが、そっち系耐性が無さすぎてショートしてしまった。
さすが処ギャル風純情慈しみママの二つ名を持つリサ姉だわ──と俺が感心していると、
「ゆ、夢に見るって事は……竜介の中にも、そう言う願望……あるの?」
リサ姉が結婚願望の有無を聞いて来た。
「もちろんあるよ。てか、リサ姉にはないの?」
ないと言われたら、俺はここで舌を噛み切って自害するだろう。
「あ、あるけどさ……その、まだ早いかな〜って……だってまだ付き合って一ヶ月だし?」
「まあ、そうだな」
一ヶ月云々で結婚はさすがに電撃すぎるだろう。それにまだ俺の年齢的に出来ないし。
「で、でも……竜介がどうしてもしたいって言うなら……アタシも……その、頑張るけど……」
リサ姉が頑張っても何も変わらないと思うのだが……。もしかして政治家にでもなって法律を変える気だろうか。
その頃には俺が十八になってそうだ。
「ん〜……リサ姉に無理はして欲しくないし、ちゃんと時期が来るのを待つよ。どうする?やっぱり学生の内にしとく?俺は卒業してからでも社会人になってからでも良いけど──」
「さ、さすがにそこまでは時間掛けたくないかなー……」
リサ姉は学生結婚派だったかと、俺が呑気に考えていると、リサ姉がカバンの中をガサゴソと漁り出した。
「どうしたのリサ姉?」
「い、いや……折角の機会だし、ちゃんと話をしようかなって……。竜介も意外と乗り気だし……」
「まあ、俺もちょっと夢見てたしね──結婚生活」
「……えっ?」
リサ姉が突然変な声を出した。同時に、ボトッとリサ姉のカバンから何か落ちる。
条件反射でそれを手に取って見てみると……
「……わぁお」
極薄〇.〇一ミリさんが顔を覗かせていた。
チラりとリサ姉を見ると、クッションで顔を隠して足をバタバタさせている。
下に俺がいるのでモロに当たって痛いのだが。
「そっか……リサ姉は“こっち”の話をしていたのか。ごめん、気付かなくて」
「やめて……同情しないで……」
人生の終わりを悟った無気力さでソファーに寝転び、死んだ目をし始めた。
「リサ姉はどこでこれを……」
「バイト先の先輩に竜介と付き合い始めた事言ったら貰った……」
「セクハラじゃね?それ」
「……そうなのかな。まあ、もうどうでも良いけど……」
リサ姉が真っ白に燃え尽きていく。
さすがに今回の誤解は擁護しようとしてもリサ姉を傷つけてしまうため、何を言っても無意味だろう。
はてさてどうしたものかと俺が悩んでいると、リサ姉がボソッと呟いた。
「竜介は……そう言うの興味ないの?」
抱きしめたクッションから目だけ覗かせてリサ姉が問う。
もちろん俺だって思春期男子並にはそう言った欲望を持ってるつもりだ。
ただ、今までそう言う雰囲気にならなかっただけ。一応言っておくが、俺が度胸無しだからとかでは無い。断じて無い。
「リサ姉は……その、したいのか?」
「それは……」
お互いに口をつぐんで静寂を呼んでしまった。
俺はその焦れったさに耐えきれず、身体を起こしてリサ姉の方に向き直る。
「折角だし、この機会にチャレンジしてみよっか。今日を逃がしたら、もうこんな事ない気がするし」
「で、でも……その……」
俺も覚悟を決めるべきかなと思いつつ、リサ姉の顔色を伺ってみる。
リサ姉の顔は満更でもないと言った様子だ。
これならリサ姉のフォローが出来そうだなと思いつつ、実質言質が取れたような状況に俺はリサ姉を横抱きして自室のベッドの上まで連れて行った。
「ま、待って竜介……今から、す、するの?」
「だって、今を逃したらもうチャンスなんて来ないだろうし……。まあ、リサ姉を満足させられるように、俺頑張るから」
「あ、アタシはもう満足かn──うむっ!?」
あの夢での様に、俺は少し強引にキスをした。
この後めちゃくちゃ──は言わなくても良いだろう。
人人人人人人人人人人人人
>処ギャル風純情慈しみママ<
YYYYYYYYYYYY
リサ姉はギャル感凄いから半端なイチャラブじゃダメだと思ったの。
だからリサ姉を活かす方法を探った結果こうなった。頭撫でてりゃ良いってもんじゃねぇぞ…。
取りあえずアンケート結果の二位の有咲まで書いて、反応良ければ続けようかなと思っている所存です。
皆他のヒロインとのイチャラブ見たいでしょ?見たいですよね?
行きますよ~
プシュッ
あ~~評価と感想通知の音~~