L03地区のわけあり指揮官(凍結)   作:ランパ我聞

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お待たせ?しました、L03地区防衛戦その前哨回です。
今回指揮官と戦術人形は一切出てきません(タイトル詐欺かな?)
今回の話を進めるにあたって独自設定?があります。

期待せずにお楽しみください


確執と陰謀の話

 L03地区へ鉄血人形の群が向かっているとの情報がもたらされる十数時間前のこと…。

 

 ──L09地区 教会――

 

「…あなたが来る予定は聞いていないわよ、アルケミスト」

 

 

 無残にも破壊された教会内をイントゥルーダーは呆れたように進んでいく。進んでいく先にはこちらも無残に破壊された礼拝堂にアルケミスト(Alchemist)と呼ばれる上級人形が居た。

 

 

「ほう、私がここにいては何かいけない理由でもあるのか、イントゥルーダー?」

 

「あら、そう聞こえたかしら?だとしたら失礼したわ」

 

 

 そんな他愛もない会話を交わすアルケミストとイントゥルーダーだが、他の個体(・・・・)はともかく彼女らの関係は最悪と言っていいものであった。関わりを持ちたくないが為に素っ気無くあしらうイントゥルーダーに対してその素っ気無さが気にくわないアルケミストが一方的に突っかかっているだけとも言えるが。

 

 

「…それで、あなたがここに来る要件は何かしら?特に来るような理由もないような気がするのだけれど?」

 

「理由ならあるぞイントゥルーダー、貴様が報告した生き残りの可能性(始末し損ねた鼠)のことだ」

 

 

 アルケミストの言葉にイントゥルーダーはほんの少しだけ眉をひそめる。イントゥルーダーは確かにあの後相手側(G&K)の通信網をハッキングし、アルケミストの言う『生き残り』()の居場所を辛うじて把握していた。そしてそのことはエージェント(Agent)報告していたわけだが……。どうやらこの拷問好きはそれが目的でここに来たらしいとイントゥルーダーは結論付けた。

 

 

「…そのことね、なら尚更あなたには関係ないことねアルケミスト。この地域に関する権限は私にあるはずよ?」

 

 

 実際そのはずだという意思を込めてイントゥルーダーはアルケミストに対して目を細める。イントゥルーダーはエージェント経由で『この地域で奴ら(人類)に圧をかけなさい』との命令を受けている。そしてこの地域の環境から言ってL09地区(此処)に居座るかぎり圧を加えていることになる。つまりはこの地域においてはイントゥルーダーの命令が優先されるのである。つまり現状イントゥルーダーにとってアルケミストの申し出は『必要ない』のである。

 

 

「あぁそうだったなぁ…そこでなんだがイントゥルーダー、貴様の権限を私に譲ってはくれないだろうか?」

 

「…自分が何をしているのか理解しているのかしら、アルケミスト……」

 

 

 苦言をこぼすイントゥルーダーの首元にはアルケミストが使っている武装が向けられている。そして味方に武器を向けているアルケミスト本人は愉快で堪らないといった(サディスト染みた)風に顔を歪めている。そして今イントゥルーダーの武装は手元には存在していない(礼拝堂の奥で無残に破壊されていた)

 

「おっと、周囲の低級人形(雑魚ども)を呼ぼうとしても無駄だぞイントゥルーダー…既にお前専用の妨害装置を起動しているからなぁ…」

 

「…最初からこれが目的だったわけね……」

 

 

 自身の電子戦能力も封じられていると知り僅かながらも顔をしかめてしまうイントゥルーダー。そしてそのしかめた顔を見て愉悦で顔をゆがめ肩で笑うアルケミストは

 

 

「くくっ、いい顔だなぁイントゥルーダー…そうさ、前から気にくわなかったからなぁ…以前からお前の歪んだ顔を見てみたいと思っていた」

 

 

そのついでにお前が管轄している地域も報告にあった鼠もつぶしてやろう…、アルケミストはそうイントゥルーダーに言い放った後、突き付けていた自身の腕を横に引いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

──……waiting……waiting……now loeding………――

 

 

──…COMPLETE──

 

 

 

「…なに、楽には死なせはしないさイントゥルーダー……」

 

 

 イントゥルーダーの持つ権限が自身に付与されたことを認識しつつアルケミストはイントゥルーダーを見下ろす。左脚は斬りとばされており機械パーツが露出している上に、身体のあちこちも切り刻まれ撃ち抜かれているめか動くこともままならない。

 

 

「これは裏技みたいなものだからな…いま死んでもらっては困るのさ」

 

 

 鉄血の上級人形にはもしもの場合に備えてあるシステムが備えられている。それは自身が致命的な損傷を受けるか行動不能になった場合、その権限をエージェントもしくは上位存在に返還するか、付近の上級人形(・・・・・・・)に一時的に委譲するものである。

 

 

 思惑通りにイントゥルーダーから権限を奪い取ったアルケミストは狂ったように嗤い教会をあとにした。

 

 

 L03地区に向けて鉄血が侵攻を開始したのは僅か7時間後のことであった。




|ω・)独自設定だからって許されるとは思ってませんよ?

深層映写の期間が残り2週間となった現在、自分がしていることと言えば……

0-2 貧 乏 ラ ン

_(:3 」∠)_コアガタリナイン・・・・
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