誰か作者のために文章力とやる気を分けておくれ…
一時はどうなるかと思ったが意外となんとかなるものだ。
私はそう思いながら目の前で倒れ伏している上級人形ハイエンドのアルケミストを見やる。当のアルケミストは第1部隊の銃撃によりあちこちを損傷していたが、どうやら意識はまだあったらしい。こちらに今にでも殺せそうな視線を向けていた。
私が所属していた時の鉄血工造では各種人形の仕様書がよく配布されていた。危険意識を持たせるための処置らしかったが、
「くっ、離しやがれ…ッ!?」
流石にアルケミストも抵抗をするが思った通り損傷でうまく動かせないらしい。もっとも動かせたとしても
「…いい加減にしてくださいっ」
「グァ…ッ!?」
そうこうしていると上から降りてきたのであろう9A-91がアルケミストの頭を掴んで強かに床にたたきつけていた。……何やってるんですか9A-91さん?
「そうやって暴れて指揮官の手を煩わせないでくださいそもそもあなたたちが攻めてこなければ指揮官があんな目に合わなくて済んだんですむしろなんでここに侵攻してきたのですか無意味だと思わなかったんですかだいたい…」
「9A-91、ステイ」
「はい、指揮官♪」
アルケミストの頭を床に圧し付けながら呪詛のような何か(だと思いたい)を言葉にしている9A-91に呼びかけると満面の笑みをこちらに向けて最後のとどめと言わんばかりにアルケミストの頭を床にたたきつけてこちらに寄ってくる。その様子に第1部隊の面々は「またか」といった顔でこちらを見ていた。私は悪くないはずなんだが……。
「ぁー…私なら大丈夫だよ9A-91、かすり傷程度だから…ね?」
「でも…いえ、指揮官がそういうなら……」
9A-91にそう話しかけると彼女は何か言いたげだったが、飲み込んでくれたのかそれ以上は言ってこなかった。そうやってアルケミストへの注意をそらしていたのがいけなかったのだろう。
「…鼠がぁ!!」
「おぉ、まだ動けたの…!?」
「指揮官、そっちに!」
ティスと
「(回避…も間に合いそうにないな……)」
迫りくるアルケミストを見て指揮官はそう判断する。万が一避けたところでアルケミストはもう一度テレポートをして追ってくるだろう。恐らく冷却時間も無視してでも仕留めに来るだろう。そんな予感がしたから、あえて指揮官は
しかし、それは突き刺さるはずだった
「…なん……!?」
「…指揮官に触れないで!!」
「ガハッ!?」
アルケミストの突進に割り込んでアルケミストの腕を
損傷しているとは言え、全体重が乗せられたハイエンドの一撃を
無論そのカスタマイズに合わせて彼女たちの素体もある程度強化されているが限界はある。その証拠に9A-91は先程アルケミストの攻撃を掴み止めた腕を損傷していた。
「すまない9A-91…まだけるか?」
「大丈夫です、指揮官のためならこのくらい…」
『ダミー人形』を持たない第1部隊はこういった損傷によって大幅に戦力を削がれてしまうことが多い。戦闘能力が高くても無敵ではないのだ。9A-91の損傷を見てこれ以上は長居出来ないと判断した指揮官は、弾き飛ばされていたVSSを拾うとすぐにアルケミストへ近づき、首筋にある接続口に持っていた端末を繋げ急ぎ作業を始める。
「……接続……システム…バックドア・・・・・・構築…くそっ、やっぱり駄目か」
指揮官が端末を使い何かの作業をしばらくしていたが、端末の画面に『SIGNAL LOST』と表示されるとともに端末が映していた『アルケミスト』のデータが次々と閉じられていく。おそらくこの『アルケミスト』のデータを鉄血の
「(状況終了…撤退する)」
ハンドサインを見た第1部隊の面々は即座に行動を開始する。
グローザとティスが先行し教会入口の安全確保へ、9A-91が指揮官のそばで警戒しヴィーフリとコンデンターが殿をといった感じである。
「…待ちなさい、トリースタ・ソルディティ…いえ、ツニーティス・ランドマッシ指揮官と言うべきかしら?」
しかし指揮官と第1部隊の面々はそう呼びかけられた声に一斉に振り向くことになる。振り向いた先には割れた窓の下にもたれかかる一人の人影がいた。身体のあちこちに傷を受けており、特に右目は縦に裂傷が走っておりその役割をはたしていなかった。そして左脚を斬りとばされているのか断面を覗かせているが、そこから見えるのは自律人形じみたものだった。
「…私の名は……まぁ今はいいでしょう、どうかしらL03地区の指揮官さま」
――私と取引をしてみませんこと…?――
そう言ってその人影――鉄血のハイエンドが1体、イントゥルーダーは不敵に笑みを浮かべてこちらを見つめていた。
私の最近の流行は絶唱系ミュージカルアクションアニメ、それを見ているときの私は特別な存在(適合者)なのだと、若者ながら夢想するのです。
ハイ、駄文申し訳ありませんでした…。
(初めて3000字超えたなぁ…)