ところでこういう時ってどう動かせばいいかわからなくなりません?
8/16 タイトル抜けてたので修正
ヘリアントスとの通信による協議からさらに数日が経ち、『L06地区の復旧作業が本格的に始まった』と言った話を、二日ほど前から連絡要員としてL06地区に送った第3部隊から通信で報告を受けたその日、私は執務室で復旧作業を任せていたネゲヴからの1つの報告を聞いていた。
『指揮官、頼まれていた道路の復旧だけど今しがた終わったわ』
「ご苦労、戻ったら休むようにみんなにもそう伝えてくれネゲヴ」
『了解、しっかり伝えておくわ指揮官』
山岳の中腹に位置する場所に設営されている基地の特性上、L03地区にはこの山岳基地のほかに人工物はほとんど見受けられない。元々放棄されていた軍事基地だったこともあるが、山岳と言った生活圏を構築するには不向きな地形や大規模輸送にあまり向かない山道、何より早急に拠点としての体裁を整えることを急かした結果、他の地区に存在する居住区や商業区と言ったものは一旦保留となり、基地としての機能に特化させるに至ったのが現在のL03地区であった。
そういった事情からここL03地区では陸路でL06地区やほかの地区へ出向く形で、L03地区宛に輸送されている物資や食料を補充している。その輸送に欠かせない唯一の陸路が先日の戦闘によって使用不能となっていた。幸か不幸か道路自体は
あとこの埋め直しの作業は彼女達に任せているが、やむを得ず人力で作業してもらっていた。元々重機等はL03地区だけに限らずL区画内にいくつか存在するが、元々の数が少ないことやL06地区の復旧作業に回されているため使える台数がなかったこと。さらに言うならばそれらの重機を扱えた
「ところで、アレの回収作業はどうなっている?」
『埋め立て作業中に研究員が到着して回収していったわ。ついでに損耗していたバルソクと
「戻ってくるまでは第2部隊の指揮をしといてくれ、副官はしばらく交代制で明日はM590にさせるつもりだからそう言っておいてくれ」
『了解よ指揮官、スペシャリストの私に任せておきなさい…通信終了』
ネゲヴとの通信を終え、ふといつもなら9A-91が座っているはずの副官席にへと視線をむけた。普段なら9A-91がいるその席には
しかしこの時、I.O.Pの研究員たちが回収していったアレ――便宜上
省電力モードによる休眠状態、ヒトで言うところの
(執務室…それもこの位置から指揮官が見えるなら副官席か……)
そう言えば今は
そもそもグローザを含む第1部隊の面々はL03地区に与えられている任務の都合上、他の人形達とは違う製造処置を受けていた。その際に既存のシステムとの不具合を起こした結果、第1部隊の面々は何かしらの
そこまで考えた時に浮き上がっていた意識がまた沈み始めていることにグローザは気付いた。
(難儀ね…次に指揮官とゆっくりお話しできるのはいつかしら…)
いつの間にか焦点の合っていた視界が自身の意思と関係なく閉じられていき、あれこれと考えていた思考は一つ一つ零れるように無意識へと沈んでいくのを感じるグローザ。この感覚には慣れてしまった筈なのにいつもこの状態に不安を感じている自分がいたのか、それとも目を開けていた自分に気付いてくれなかった指揮官への当てつけから出たのか…。
「…お…すみ…指…か…」
「おやすみ、いい夢をグローザ」
そんな言葉とともにグローザは再び
最近充電器の接続が悪いのか充電異常で停止するのはやめてほしい(半ギレ)
ちなみに埋め立て作業は人力(戦術人形)で4日ほどかかった模様
ダミー使えばもっと短縮されるけど警備も考えると全部作業に回せないからねシカタナイネ
ここのグローザはヘタしなくてもG11並に寝ます。もしくはそれ以上寝ます。
なおManticore L型に関しては『設定集 L区画編』に軽く記載しておりますのでそちらへどうぞ、L06地区についても近日中に加筆予定です