もしも幻想郷の住人が現世に来たら   作:ターメリック

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霊夢編其ノ八

アスカと霊夢の問題を知らないカズマは車仲間と集まってカーミーティングをしていた。

 

 

「急にSNSに飛ばしたのにこんなに集まるとは思わなかった」

 

 

カズマがSNSにミーティングをすることを投稿したのが一時間前なのだがもう既に五十台程集まっていた。

 

 

「久しぶりカズマ、やっと完成したんだなその車」

 

「お、アキラ!久しぶりだな。さっきヤスのところで最終点検して問題なかったからな」

 

 

彼は永山明、高校とかは別のところだったんだが自動車学校で車好きということもあり意気投合、チームを立ち上げた仲間の一人、因みにメンテナンスしてくれてるヤスもチームのメンバーである。

 

 

「チームのトップがやっと帰ってきたとありゃみんな集まるだろうな!」

 

「いやいや、俺なんてみんなが居なきゃこの立場になってないよ」

 

「ほんとにカズマは謙遜しすぎだよな〜もっと胸張っていいのによ」

 

「まぁ俺らのチームは暴走族とは違うってことだけは下の連中にもちゃんと伝わってるよな?」

 

「当たり前よ、なんせ俺とヤスが徹底的にやってるからな。全員の車にドライブレコーダー付けてデータを全部こっちのパソコンに飛んでくるようにしてあるしデータもマメにチェック済みだ。警察に世話になるバカは一人もいないよ」

 

「助かるよ、誰か一人でも捕まったらチームは解散って取り決めだからな」

 

 

その後ほかの車仲間が続々と集まってきてはカズマと話をしていた。

かなり集まってみんなで話をしていると警察が巡回でやってきた。

 

 

「警察来たみたいだぞ大丈夫か?」

 

「誰もエンジンかけて他の人に迷惑かけたわけじゃないだろう心配するな」

 

 

警察はパトカーから降りてカズマの方へ歩いてきた。

 

 

「あれ?カズマさん、この集まりはどうしたんですか?」

 

「いや、俺の車完成したからみんなでのんびりドライブ行こうかって話をしていて仲間みんな集まるの待ってたんですよ。もちろん他の人に迷惑かけないように来たらすぐエンジン止めろって全員に伝えてあるので安心してください」

 

「いや、そんな心配してませんよ、なんせカズマさんにはこちらもちょっと世話になったりしてますから」

 

 

その言葉を聞いて皆目が点になった。

 

 

「え!?カズマどういうこと!?」

 

「あー、それなんだけど去年この車直す前の事なんだけどあまりにも迷惑かけるやつ多かったから俺がまとめて警察に突き出してやった時があったんだよ。そしたらさ表彰されて今では警察の人とは仲良くさせてもらってるんだ。だからと言って迷惑かけないようにルールを作ってるんだよ」

 

「そういう事です。カズマさんのお仲間さんでしたら何かあれば連絡してもらえばいくらでも協力しますのでみなさん気をつけてドライブ行ってください」

 

 

そう言って警察は何事もなかったように帰って行った。

そんな頃雨もあたり初め結局ドライブはどうするかの話になった。

みんなで話をしているとカズマの携帯に一本の電話がかかってくる。

 

 

「悪いちょっと電話出るわ」

 

 

仲間から少し離れたところで電話に出るカズマ。相手は霊夢だった。

 

 

「もしもし霊夢か?どうしたんだ?雨降ってきたから迎えいこうか?」

 

「カズマ.......ごめんなさい.......勝手で悪いんだけど私のことはもう忘れてくれるかしら.......」

 

「ちょっ.......霊夢!?何言ってんだよ!!」

 

「恩を.......仇で.......返すような感じに.......なって.......ほんとに.......ごめんなさい.......」

 

 

 

そこで電話は切れてしまった。

あまりにも唐突なことでカズマは急いで車に走った。

 

 

「お、カズマ電話は.......」

 

「悪い、急用が出来たからドライブはまた今度にしてくれ、後アキラ、警察に電話してくれ、俺の名前出してちょっとだけ交通違反しちゃうけど重大事項だから今回だけ目を瞑ってくれって伝えてくれ!もし納得しなければ俺に直接電話くれってのも伝えて」

 

「わ、分かった!」

 

 

そしてカズマはエンジンをかけて風のように駐車場を走り去った。

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