【本編完結】冥き宿星に光の道標   作:アメリカ兎

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第百四七幕 今井リサの心境変化

 

 帰宅してからエヌラスは身体を少しでも休息させるために仮眠を摂る。目を覚ましてからも身体の不調は一向に快復の傾向が見られず、発熱と倦怠感が拭えない。原因は体内に侵入した多量の毒素だ。邪神の瘴気を打ち込まれて、それを治療している銀鍵守護器官ではあるが遅々として治療が進まない。

 あまりに瘴気の純度が高すぎる。それだけ神格の高さを顕著に現していると言っても良い。

 ぼんやりとする頭で時計を確認すると、昼前。身体が動かせないわけではない。

 ふと、脱衣室の鏡に映る自分の身体を見れば、右肩だけでなく光に貫かれた箇所が火傷にも似た状態になっていた。腰を回して背中を見てみれば、傷口が貫通している。

 急所は辛うじて避けているが、それでも邪神の一撃は重傷に間違いなかった。銀鍵守護器官による自己再生が追いつかない程の魔術の解析を急ぐが、答えは出ている。

 炎の神性・クトゥグアは、生ける炎。巨大な火の玉にも似たエネルギー体だ。その熱量たるや凄まじく、邪神すら屠る。いつ如何なる手段でその力を大魔導師が入手したのかは定かではないが、とかくあの怪物がやることを気にしてはならない。

 それを同族である邪神が扱う――、邪神が共闘し、共存しているというだけで頭が痛くなってくる話だ。同時に相手しているのも同然。悪夢なことに、更にもう一柱を宿している。実質三対一という状況だ。

 それ以外の力が感じられなかったことから、あの光は邪神本来の能力であるとエヌラスは分析する。しかし、その術式は全く解明できなかった。身体に受けた傷の治療が進まないのもそれが原因だ。

 魔術を構成する核となる部分さえ把握できれば、対策は容易となる。それができないからこそこうして悪戦苦闘を強いられているわけで。

 

「…………」

 治しても治しても、完治する気配すら見られない。焼け石に水だ。症状の悪化をせき止めているのが精々という状態にエヌラスが苦い顔で鏡に映る自分の顔を睨む。

 

「ハンティングホラー、魔導装衣出してくれ」

《…………》

 何か言いたげな気配を感じ取りながらも、渋る愛犬に催促する。

 黒の半袖インナーに袖を通すと身体を締めつけるようなフィット感に少し息苦しさを感じた。魔力を通電させると、身体の治癒能力を一時的に高める。

 身体補助用魔導衣類。魔術師という職業がありふれている以上、そのサポーターである補助用具も多種多様な開発が進められている。例えば、魔術師が羽織るローブやコート。装飾品などは最たる例であり、そういった古典的な物から発展してインナーシャツやスーツといった形で時代と共に進歩を遂げている。

 中でもスポーツウェアとして発展を遂げた魔導装衣は、補助用具として非常に有用だ。修行時代からエヌラスも世話になっている。今となっては用途に合わせて自分でデザインする程度に使い込んでいた。

 

 繊維が焼き切れ、すり減ったサイバネティクスコートはもはや外套としての役目を果たすことすら敵わないほどボロ雑巾と化している。これは廃棄するしかない。だが、切れ端が何かの役に立つこともあるだろうと思いエヌラスは手元に残しておくことにした。

 

「っと……、時間か」

 ズボンのベルトを締めて。シャツのボタンを留めて、黒のベストを着込み、スーツを羽織る。せめて見てくれくらいは社会人らしくはしておかないと後で何を言われるかたまったものではない。ライブハウスのバイトを終えてからは羽丘に行く予定だ。

 部屋を出ようと玄関に向かったエヌラスが、不意に目眩を覚える。治療促進のために着たインナーの効能で熱が酷い。それだけ体内で毒素の分解を行っている証拠だが、これを止めれば間違いなく身体が内側から壊死していく感触だけは手にとるように分かる。

 

「――……、よし。大丈夫だ、心配すんなハンティングホラー」

 物陰からジッと様子を窺う愛犬を気遣い、エヌラスは気息を整えた。練氣功で陰の氣を分散させておくと、集中を維持しながら部屋を出る。

 

 

 

 ――ライブハウス『CiRCLE』

 本日も表のカフェで接客。だが、体調が芳しくない。それはまりなの目から見ても一目瞭然だった。

 スタジオのセットを終えてから、フロントに戻ってきたまりなが手招きをする。それを見ていたエヌラスがテーブルを拭き終えると、顔を覗かせた。

 

「どうかしました?」

「やっぱり今日のエヌラスさん、早めに上がった方がいいと思いますけど」

「……まぁ、ですよねぇ。俺としてはまだ動けるからマシかなと」

「さっき、カフェオレとカフェモカのお客さん間違えてませんでした?」

「ははは」

「誤魔化さないの。それになんだか顔も赤いですし、風邪移さないでくださいね」

「いやー、馬鹿でも風邪引くんですね。驚きます」

「……日本の気候変わりやすいし、それで体調も崩しやすいのかも知れないけど」

 気遣いを見せられて、それに若干の居心地の悪さを覚える。

 風邪を引いている等と子供だましな嘘を含めて、不治の病を抱えている手前まりなに余計な心配をかけるのは気が引けた。馬鹿は死ななきゃ治らないが、死ぬわけにはいかない。付け加えて死んでも治る保証もない。死んだら終わりだ。

 

「じゃあ、すいませんが。キリのいいところまで手伝ったら早退します」

「そうしてください。お大事に」

 

 ――結局、時間を持て余す結果となったのでエヌラスはいつものように馴染みの公園へ。

 人気もなく、相変わらず人払いの結界を保持したままの森林公園でベンチに腰を下ろした。

 アスファルトに僅かに残っている黒い染み。九十九兼定と、自分が残した戦いの痕を見下ろして、気が滅入ってきた。顔を上げて呼吸を整えると、動物の気配に振り返る。

 そこには、顔の潰れたブサイクなネコが一匹。エキゾチックショートヘア――ウルタールの猫がなんとも言えない表情で近づいてきていた。

 

 ぶなー。

 相変わらず微妙にかわいくない鳴き声を挙げながらベンチに登ると隣に座った。

 

「よう。どうした」

 情報屋という話だが、本当かどうか疑わしい。しかし、目で訴えかけてくる。

 ドリームランドの近況と、エヌラスの現状報告。それらを将軍猫に届ける伝令役でもある。

 ひとまず、邪神に関する話を包み隠さず話した。猫ながらに、嫌そうな顔をされる。本当に仕事する気があるのかどうか疑わしいが、胸ポケットから煮干しを取り出すと目を輝かせていた。所詮ネコ。

 

 ぶにゃ。短く一声だけ残して、情報屋のネコはそのまま公園から音もなく去っていった。

 

「……」

 こんなんやってるから俺はねこあつめのお兄さんとか言われるのか。なるほど納得。

 ベンチに仰向けに寝転がり、ぼんやりと考える。

 あの邪神に対抗する手段を模索しているうちに、羽丘に向かう時間となってしまった。ハンティングホラーにベンチから叩き落されていなかったら一日過ごすところだった。

 

 

 

 羽丘女子学園に到着すると、待っていましたと言わんばかりに日菜が突撃してきたので回避する。勢い余って転びそうになるのを首根っこを押さえて阻止しながら、苦笑いを浮かべているつぐみに引き渡した。

 

「こんにちわ、エヌラスさん」

「ああ。どうも、つぐみ。あとお前のとこの生徒会長しっかり手綱握っといて。本当に」

「それで止まってくれたらいいんですけど」

「止まらないのは心臓だけで十分だ……」

「えー、エヌラスさんハグしてよー。海外じゃそういうの挨拶なんでしょ?」

「少なくとも俺の故郷でハグが挨拶になった覚えはねぇ。そんな情熱的な奴は身体に爆弾巻いて警察と熱い抱擁交わして来世まで帰ってこねーし」

 人はそれを世間一般的に自爆テロと言うのだが。そんな凶悪犯罪が野放しになっている挙げ句に横行しているのがエヌラスの故郷。伊達に犯罪国家を名乗っていない。

 日菜が顔を覗き込み、優れない顔色を見て眉を寄せた。

 

「エヌラスさん、調子悪そうだけど本当に大丈夫?」

「お前の気遣いが風邪薬になるといいんだけどな」

「熱とか測った?」

「俺の家にそんな物があると思うか?」

「んー……つぐちゃん!」

「は、はい! なんですか日菜先輩!?」

「エヌラスさんを保健室に連行するから手伝って!」

「えぇ!?」

「絶対にまたなんか隠し事してるなんて、るんっとお見通しなんだから!」

 エヌラスの手を取ろうとして、その手を振り解かれる。

 

「…………」

「――今。俺の身体に触れるな。保健室に行くって言うなら、自分の足で歩ける」

 何処か危なっかしい足取りで校舎の中に入るエヌラスの後に続いて、日菜とつぐみが保健室に向かう。その様子が気になったのか、ひまり達も覗き込んでいた。

 

「はい、体温計。使い方わかる?」

「知らん」

「………………」

 目を丸くして驚く二人に、エヌラスは電子体温計をまじまじと見つめる。そもそも、風邪に似た症状ではあるが誰かの看病を受ける時は決まって致命傷を負った時くらいだ。風邪自体満足に引いた覚えがない。というのも、銀鍵守護器官のおかげだ。

 多少熱っぽい、という程度の症例でしかなかったが日菜はそれが気にかかるらしい。

 

「エヌラスさん、風邪引かないの?」

「自他共認める馬鹿ではあるが他人に言われると腹が立つのなんでだろうな」

「別に馬鹿にしてるわけじゃないよ!?」

 今日はいつにも増して不機嫌だ。とりあえず使い方を説明すると、ネクタイを緩めて――それから日菜とつぐみに視線を移した。

 

「? どうかした?」

「……いや、こっち見ないでくれるか?」

「恥ずかしがらなくてもいーじゃん。何も初めてじゃないし」

「えっ。日菜先輩とエヌラスさんってまさかそういう……!」

「ううん、全然。ちょっと前に色々あって」

「今の、俺が。見せたくないだけだ」

 背を向けてから、脇の下に体温計を挟んで数分。計測が終わってから、日菜に渡すと言葉を失っていた。つぐみも気になって覗き込むと、驚いている。

 

「エヌラスさん、今すぐ家に帰って休んだ方がいいと思います! 熱、四十℃もあるじゃないですか!」

「そうは言っても、状況は待ってくれないしな」

 時は金なり――そんなことを口やかましく言っていた吸血鬼の顔を思い出してしまった。

 日菜がスマフォを取り出して操作すると、画面を見せる。

 そこには、大破壊の傷跡が生々しく残された世界遺産の風景写真。まるで天災にでも見舞われたかのような凄惨極まる写真を日菜が指差していた。

 

「これ。今日の速報で話題騒然なんだけど……エヌラスさんでしょ」

「…………それが?」

 肯定も否定もしなかったが、日菜はこれほどの被害が一夜にして起きた事を疑わない。また何処かで無茶をしてきて、今はこうして自分の目の前で不機嫌さを隠そうともしなかった。それが何よりの動かぬ証拠。

 

「今度はどんなのが相手?」

「話したくない」

 毅然とした拒絶の言葉に、それでも食い下がろうかとしたがつぐみに助け舟を求める。このまま尋ねれば火に油、ガソリン着火と同じ結果になる。

 

「えっと……エヌラスさん。週末に予定してた『Afterglow』の打ち合わせとかキャンセルしておきますか? 調子悪いなら、無理しない方が……」

「無理でも無茶でも何でも、相手は待ってくれないからな。予定通りやる。それと日菜、天文部の合宿の件」

「うん、バッチリ!」

「違うそうじゃねぇ。しっかり段取り良く決めておいたとか聞きたいんじゃなくて、一応顧問なんだから俺に言ってくれ」

「えー、あたしもパスパレの収録とかの合間を縫って決めたのに」

「お前のそのバイタリティはどっから湧き出てくるんだよ……」

 好奇心と行動力の化身め。

 

「と、とにかく! 今日のところは早めに帰って安静にしていた方が」

「体内で解毒する為に発熱してるだけだ。調子が悪いのはその通りだが、風邪を引いているわけじゃない」

 左眼と右腕の不調も顕著で、視界がぼやける。力が入らない。魔力が安定していなかった。校内で喫煙も飲酒もするわけにいかない。そもそも、劇薬を投入したらそれこそ発火しかねない。

 弱音の一つ吐きたくもなる。だが、不安そうなつぐみの顔を見ているとそんな言葉も押し込めなくてはならない。

 ――勝てないかもしれない。そんな言葉だけは、絶対に口にするわけにはいかなかった。

 

 ひまり達が覗き込んでいた保健室が気になったのか、そこにリサがやってくる。

 

「なになに、どしたの。みんな揃って保健室覗いたりなんかして――って、エヌラスさん。何してるの?」

「……調子悪いから体温測ってただけだ」

「聞いてよリサちー。エヌラスさん、熱こんなにあるんだよ?」

「うわ、こりゃ大変だぁ。今日は帰って早めに寝た方がいいと思うけど」

 帰宅推奨。だが、安静にしたところで治る不調でもない。――方法がないわけではないが、辺り一面血の海になりかねない。

 リサが手を伸ばし、エヌラスの額に触れる。だが、その手をやんわりと払いのけた。

 喉の奥から、異物感がせり上がってくる。咳き込み、掌を盗み見れば赤くなっていた。

 

「大丈夫?」

「……、ああ――」

 口元を拭い、僅かに黒ずんだ血液を見つめる。

 神性の瘴気を含んだ血液は、まだ焼けるような熱を持っていた。体内に侵入して、魔術回路を汚染して全身を駆け巡っている毒素は循環器を通じてエヌラスの全身を蝕む。それを練氣功で抑制していたが、その集中力が保たなくなってきた。不意に呼吸を乱せば、途端に抑え込んでいた分の毒が吐き出される。

 立ち上がろうとして目眩に襲われる。バランスを崩すエヌラスを咄嗟に支えようとして、日菜とリサが同時に手を出した。

 

「っ――!」

 触れられた箇所が、酷く痛む。焼けた鉄を押し込まれたような激痛に顔をしかめて、声を押し殺した。なんとか踏みとどまって転倒するのは免れたが、激しく咳き込む。手で口元を押さえていたが、指の隙間から吐き出した血が滴る。

 

「ちょ、ちょっと!?」

「――――、帰って寝る」

 乱暴に口元の血を拭い、エヌラスが足早に立ち去ろうとするがその手をリサが掴んだ。

 

「そんな身体で出歩いたら危ないって! ふらついてるし、昨日の御礼もしたいからアタシが付き添おうか?」

 何かを言いかけて、口を閉ざす。

 いらない世話だと切り捨てようとして、何故か言えなかった。

 掴まれた手をほどき、再び気息を整える。

 

「いや、いい――」

「でも……」

「放っておけないのは分かるが、気持ちだけで十分だ」

 蘭達の横を通り抜けて、エヌラスは痛む頭とふらつく足取りで羽丘女子学園を後にした。本日の霊能学は中止となったことで、空き教室で待機していたまばらな生徒達は解散となる。

 

 誰にも話せないような大きな問題を抱え込んでいる様子に、リサは堪らなく不安になった。それを日菜に尋ねると、人気のなくなった教室でニュース速報の画面を見せられる。

 

「エヌラスさんの体調不良。コレが原因だと見て間違いないと思うよ」

「これって……今日のお昼に流れてた、大事件じゃん」

「一夜にして失われた世界遺産。犯人は不明、そもそも事件なのか、災害なのか不明。被害総額にして、ちょっと言えない桁」

「でもそんなの、昨日の今日の話でしょ?」

「うん。だから、この現場にエヌラスさんが居て。今日ああしてアタシ達の前に姿を見せてくれた。身体の怪我も治す暇なかったんじゃないかな? だから機嫌悪かったんだと思うよ」

「…………なんで何も言ってくれないんだろ」

「リサちーが『Roselia』だからじゃない? 聞いたよ、例の対バンのこと。誰にでも優しくて明るくて、世話好きでお菓子作りが得意で、んーと、あとは……まぁとにかく。そういう感じ」

 人類の手に負えない超常現象を相手にしているなんて、正直には言わない。ましてやそれが邪神であるなどとは。オカルトハンターの身の丈に合わない仕事だ。

 

「心配かけて、迷惑かけて。それを気にして、ライブで失敗なんかされたらエヌラスさんのことだからきっと本気で怒るんじゃないかな」

 日菜のスマフォに表示されている画面を見つめる。

 石柱は崩れ、舗装整理された階段は溶けていた。未曾有の被害に現在調査中。その渦中の人物こそが、つい今しがたまで学園にいた。とても信じられるような話ではない。

 

「……ヒナ、今日ってこの後暇ある?」

「今日はちょっと無理なんだよね。アタシも時間があったらエヌラスさんの傍にいたいけど」

(――――。あれ?)

 なにか、今。

 ほんの少し。僅かな違和感を覚えた。

 胸の奥に何か、チクリと――針が刺さったような……そんな感覚。

 

「……あ。そ、そうなんだぁ? そっかぁ、流石に一人じゃ心細い気がするから誰か一緒だと良かったんだけど」

「おねーちゃんとかは?」

「紗夜かー……怪我悪化しそうじゃない?」

「それくらいガツンと言ってあげないと治んないと思ったんだけど」

 空き教室で話し込んでいた二人だったが、教室の戸を開ける麻弥に手を振る。

 

「日菜さん、探しましたよ。お二人で何か話してたんですか?」

「うん、ちょっとエヌラスさんのことで。また怪我してきたみたい」

「またですかぁ……本当に凝りませんねあの人も。こんな調子じゃ本当に死んじゃいますよ」

「やめてよ――!」

「……、」

「…………リサちー?」

「ぁ――。ごめん、なんか……」

 つい。語気を荒げてしまった。何故か、堪らなく不快に感じてしまった。

 

「い、いえ。ジブンこそ配慮が足りませんでした。謝らなくちゃならないのはこっちの方ですし気にしないでください」

「あんまり話し込んでまた遅刻したら千聖ちゃんに怒られそうだし、アタシはもう行くね」

「うん」

 麻弥と教室を出ようとした日菜が思い出したように立ち止まる。

 

「一応、おねーちゃんにも聞いておいた方がいーんじゃない? 一人じゃ風紀の乱れで怒られそうだし」

「あはは、確かにねー。ん、ありがと。ヒナ」

「じゃあ頑張ってねー♪ エヌラスさん、元気づけてあげて」

 二人が去ってから、リサは紗夜に電話をかけた。

 案の定、開口一番に怒られる。断られるかと思ったが、深く深くため息を吐かれた後に……まるで自分を納得させるかのような口ぶりで「見舞いに行くなら同行します」と。

 なんだかんだ言って、心配なのは一緒らしい。

 ――待ち合わせ場所に着くとこちらも不機嫌そうだったが。

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