【本編完結】冥き宿星に光の道標   作:アメリカ兎

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最終回幕間放送局エヌラ☆ピコ!

 

 

 

「……幕間放送局、エヌラ☆ピコ最終回。ちくしょう、散々人の台本奪われ続けて結局俺の登場がラストになっちまったじゃねぇか。どうしてくれんだスタッフ」

 

 ──大変申し訳ありませんでした。何卒ご容赦ください。

 

「いやもういいよ。どうせ最後だし。それで? 今回も当然ゲスト呼んでんだろうな」

 

 ──もちろんです。豪華キャストでお送りします。

 

「私だ」

 

「帰れぇえええええええええっ!!!!!!!!」

 

 

 

 ──幕間放送局エヌラ☆ピコ最終回!

 

ゲスト 大魔導師

 

「さぁ。というわけで始まりました。外伝的作品に位置する本作の最終回の幕間放送局。ぶっちゃけこのタイトルってどうなんだバカ弟子」

「死ねよクソ師匠。俺も正直「無いわ」って思ってたっつうの。なのになんでよりにもよってテメェが来やがるんだ腐れド外道」

「お前のメイド呼ばれたいか?」

「もうアンタでいいわ……」

 

 ──最終章について

 

「ポピパ編だったな」

「そうだよ。香澄がすげーてんやわんやしてたけど」

「今井リサと氷川紗夜、それと氷川日菜。付け加えて、弦巻こころ。エヌラスとの関係が強火な連中もまぁまぁ出番多かったな」

「ぶっちゃけ俺としては全員断るのすげぇきつかったです」

「死んだほうがいいぞお前」

「鏡見ろ大魔導師」

「アバダ☆ケダブラ」 ──鏡パリーン。

「ぐわぁぁああああ破片がぁぁぁあああ!!」 ──エヌラス、悶絶。

 

「さて。悶絶しているバカ弟子は放置。最終章まで生き残った付喪神、童子切安綱と二代目賢人バルザイ。そして最後の邪神であるシュブ=ニグラスとの決着だけでなく、大妖怪連合や童子切安綱の葛藤諸々詰め込んだボリューミィな最終章となってしまったわけだが……いつまで寝てる貴様」

「うるせぇよドちくしょうが!!! っていうか最後の最後にテメェが全部持っていったじゃねぇかクソ師匠! バカ! 腐れド外道! 風呂で溺死してろ!」

「アスファルトにでも浸かってろバカ弟子が」

「ほげぇあ!!!」 ──エヌラス、地に伏せる。

 

「バンドリの地球が舞台、ということもあり。最後には夢と歌、それと作中は通して星もテーマだったな。巡り合わせというやつだ。それゆえに、夢のような日々は醒め、エヌラスは再び地獄に落ちるという結末になった。それでも地球には希望の歌が残っているし、コイツ(潰れたヒキガエル状態のエヌラス)は戦いを選んだ。そうでなければトゥルーエンドには辿り着けないからな」

「ギャルゲ構文で言えば、共通ルートが氷川姉妹編。そっから物語の進行に合わせて各バンドルート突入。どれも選ばなかったら最後に真相究明って感じ」

「エロゲ構文だったらどうなる?」

「俺が社会的に死ぬ」

「いつものことだろうが」

 

 ──師弟喧嘩勃発。

 

「ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ……! いってぇ何をどうしたらそのバカみたいな密度の術式を呼吸みてーに連発できんだよ……!!」

「全集中」

「怒られろ!!!」

 

 ──以下、最終章に出てきた設定の解説

 

「どっから説明するか……」

 

名称 ハンティングホラー『化身(アヴァタール)熾天使(マギウス)』形態

 

「『化身(アヴァタール)』というのは、ハンティングホラーの変化形態を指す。その中でも『熾天使(マギウス)』形態というのは、人型の戦闘スタイルをとる時の状態だ」

「黒いボディに真っ赤な目で俺そっくり」

「さて、この状態のハンティングホラーだが。人の姿に自身の武装を全収納している状態だ。つまり内蔵火器がてんこ盛り。加えて、エヌラスの戦闘を間近で観察して学習している上にコレより頭が回る。出来の良さで言えば、ポンコツメイドと互角かそれ以上の実力だ」

「この状態だと俺の鬼哭掌どころか魔導発剄まで使いこなすんだからビビるわ。流石俺の愛犬」

「飼い主に似るというが飼い犬の方がマシ」

「死にてぇ……」

 

「ただし弱点も存在する。まず、大量の部品(リソース)を必要とする。次に、この形態は非常に稼働時間が限られる短期決戦型だ」

「なにせ基本形態がバラバラになった状態から再構築しなきゃならんしな。負荷がめっちゃかかる」

「ご利用は計画的に、だ」

 

名称 “魔刃”童子切安綱

種族 付喪神

 

「出たなクソやばあたおか付喪神総大将モード」

「お前の語彙力も相当低次元なことになっているぞ。童子切安綱が二代目賢人バルザイから“マギウス神臓”と同時に偃月刀に刻まれた術式を全て継承──に、“天元夢想”大包平の権能によってこれまでの付喪神全員の総力を結集した状態だ」

「そのせいで二つ名が「付喪神総大将」ってわけだな。ちなみに付喪神の異能は文字数が多いほど強くて、例外が“無双”の二文字だ」

「私が評したように。この状態の童子切安綱は“鬼械神(デウスマキナ)”と同等の性能だ」

「いやアンタそれ正面から撃退したじゃねぇか」

「馬鹿を言え、一歩間違えていたら死滅していたところだ」

「ちなみに道標ルート、つまり本作で俺が選んだルート以外では出てこない」

「エロゲ構文」

「ギャルゲ構文だってんだろうが腐れド外道ハゲぇ!!!! 死ねぇ!!!!!」

 

名称 大包平

種族 付喪神

 

「異能は“夢想”。自身の顕現、受肉を犠牲に魂の自由を約束される。だから大包平だけは顕現せずに思念体でこれまでの付喪神全員が成仏する前に対話と理解を深めていた」

「三日月宗近ですら知覚は出来なかったらしい。和泉守兼定の“死に戻り”も実は大包平の能力だ。それと数珠丸恒次との戦いにも最後に童子切安綱の手助けをしていた」

「本人は戦の功績が無いことから戦うのを忌避していたからか、付喪神にしてはものすげぇ現代人みてぇな感性してる。多分新作のフラペチーノとか好き」

「だからこそ。本作における大包平の立ち位置はとても特殊なものとなった」

「童子切安綱が“無双”の一振りなら、大包平こそは“夢想”の一振り。東西揃ってこその“天元無双”、向かうところ敵なし、ってな」

 

名称 シュブ=ニグラス

種族 邪神

 

「黒い月の正体」

「腰から下は落とし子のコロニー」

「腹の中は“空想戯曲(グランギニョル・ファンタズマ)”という異空間に繋がっている。入り込むとエヌラスのように、過去を完全再現される。タチが悪いのは、コイツ自身は何もしないということだな。自身の眷属だけで事足りる」

「ぶっちゃけ俺はあの手の攻撃が一番キツイです。まる」

「お前じゃなければ耐えられん攻撃方法だった。というか耐えるな馬鹿が」

「えぇ……なんで師匠にドン引きされてんだ……」 ──エヌラス、困惑。

 

「一見、ただの精神攻撃に見えるが。精神力がなくなった瞬間に無数の落とし子に踊り食いされるぞ。ちなみに地球に降り立っていた場合はコロニーの眷属全開放。地球に封神されている邪神が眠っている神殿が浮上してまぁ世界滅亡どころか宇宙消滅だな」

「それを全部取っ払ってたのがイレク=ヴァド王ってわけか。俺会ったことねぇけども」

 

 ──ルートについて

 

「あー。さっきのギャルゲ構文の話か……」

「エロゲ構文で行けば宿星ルート。こちらは私がエヌラスの最大の障害として立ちはだかる、まぁ地球消滅の危機だな」

「いつも通りじゃねぇか……」

「エヌラスが次元神との契約を不履行。その“刑罰(ペナルティ)”によって相手が私になるというだけだ。といっても次元神の力を掌中に収めた状態の私なのだが」

「作中登場の邪神勢ぞろいするよりおっかねぇよ!!! 勝てるかそんなん!!!」

「そのため、ギャルゲ構文の道標ルート。本作の流れであれば本編合流ルート、ということになる。見てろよバッキバキにへし折ってくれるからな」

「アンタにやられたら二度と立ち直れない気がする……」

「二度と立てると思うなよ」

「なんでちょっと楽しそうなんだよこえーんだよクソが!!!」

 

 ──“無限熱量”について

 

「話せば長いぞ」

「割愛」 ──エヌラス、大魔導師のアッパーカットにより悶絶

「昇華魔術。呪法、呪術。いずれにせよ、異なる術式を昇華させることで発生する熱量を放つ。だがそのためには自らの“可能性の焼却”を行わければならない。童子切安綱は天照大神によってそのヒントである“可能性の断片”を目の当たりにしたことで覚醒したことでその片鱗を見せたということになるな。ただアイツの場合は、一度限りの大技だ。そこの馬鹿のように連発などできない」

「俺なんて存在そのものが奇跡どころか特異点みてーなもんだろうが……っていうか今馬鹿って言った?」

「まぁ元々は“銀鍵守護器官”が生み出す異界の熱量を引き出している──ということなのだが、何分この馬鹿の場合は色々と事情が特殊でな。その無限熱量を結界に閉じ込めて内部の熱量を昇華させて被害を抑える。そこのバカ弟子の場合、加減しなければ都市一つ消し飛ぶ」

「なぁ今バカって言った? なぁおい、こっち見ろやおう!」

 

通常時 都市レベル

変神時 国レベル

権能解放 星レベル

??? 宇宙規模

 

「とまぁこういった感じで大体考えて貰えば良い」

「おいこら師匠、テメェさっきっからこっち見ろって言ってんだろうが、おう?」

 

 ──最後に登場した人物について

 

「え? ああ、香澄がぶつかったやつか。まぁご想像にお任せしますってのがお約束だが」

「さてな。あの覚醒世界に、魔術は存在しないことになった。宇宙規模の改ざんでもない限りはイレク=ヴァド王の手で未来永劫、平穏を謳歌することだろう──魔術は、な」

「ま、言うだけ不粋ってことにしとこう」

 

 

 

 ──お別れの時間となってしまいました。最後に一言

 

「あー、じゃあ師匠から頼むわ」

「任せろ、お前の出る幕などなくしてやる」

「やめろよ! 本当にやめろよそういうの!? っていうかただでさえ幕間放送局自体やる意義怪しいんだからな!? 作中がちょっとアレだからガス抜きも兼ねてる企画だからなコレ!?」

 

「まず読者の皆様、お疲れ様でした。休載期間を挟みつつも連載再開したことでなんとか本作「冥き宿星に光の道標」完結を迎えることができました」

「だれおま」 ──エヌラス、重力爆撃三連打が直撃

「クロスオーバー作品という立ち位置。また外伝作品であり、本編の空白を埋める形でのエヌラスの活躍だったわけだが。お前普段とやってること何も変わらんな、バカか?」

「ちょっと途中まで良い話かと思ったら急にハンドル切るんじゃねぇ!!!」

「さて、長くなりましたがお付き合いいただき感謝が尽きません。といっても私途中からサプライズ登場だったわけだがな?」

「だからよぉテメェはよぉ!!!」

「お前の番だぞ?」

 

「……、──っすーーー……! 言うことねぇよチキショウがぁぁぁあああああっ!!! ありがとうございましたぁ!!!」

 

 ──それでは皆様、お見かけした際にはよろしくお願いいたします。

 

 完。

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