「イナズマイレブンの秘伝書?」
「ああ!これがそうだ!」
どうやらあの後、来々軒の店主から学校にイナズマイレブンの秘伝書があると聞いて理事長室に潜入したが雷門夏未に見つかるも彼女から受け取ったらしいのだが
「なんだこれ……」
「外国の文字じゃないかな?」
秘伝書のノートはスッゲー汚く幼稚園児の落書き帳かと思ってしまった。
「いや……おっそろしく汚い字なんだ……」
風丸が開き直ってキリっと告げると
「誰も読めないんじゃ……」
「それ、使えねーよ」
「「円堂!!」」
遂に染岡と風丸が円堂に怒鳴るが
「スッゲー!ゴッドハンドの極意だって!」
『読めるのかよ!?』
どうやら円堂はこの宇宙語が読めるらしい。
そしてページをめくってそれを見つけた
「相手の高さに勝つにはこれだ!イナズマ落とし!」
「イナズマ落とし?」
円堂に説明を求めると
「行くぞ……一人がビョーンって跳び、もう一人がその上でバーンとなってクルッとなってズバーン!これがいなずまイナズマ落としの極意!へっ……?」
その擬音の集大成の説明に皆思わずズッコケた。
皆呆れるが
「でもじいちゃんはウソはつかない。きっとこれがイナズマ落としの極意なんだと思う」
「「「…………」」」
「円堂ちょっといいか」
豪炎寺が水性ペンでホワイトボードになにかを書き始める
「最初に一人が跳んで、もう一人が跳んだ奴を踏み台にして更に高くジャンプする。そこからオーバーヘッドキックじゃないか?」
「そうだよ……!きっとそうだ……!すげえな!豪炎寺!」
円堂が目を輝かせながらのオーバーリアクションに豪炎寺はちょっと引いていた。
「で?誰に習得させるんだ?」
玲名がそう言うと
「真司!オーバーヘッドキックできるか!?」
「ああ、それぐらいならできるが……」
「ってことは豪炎寺くんか真司のどちらかになるけど……」
照美が考え込む
「う~ん……化身なしの必殺技だと俺よりやっぱり豪炎寺のほうが慣れていると思うな……」
「じゃあ豪炎寺だ!やってくれるか!?」
「俺か」
豪炎寺は納得して頷く。
「そして豪炎寺の踏み台になれるガタイを持つ奴は……」
「え?俺っすか!?」
壁山を円堂が指さした。
こうしてイナズマ落としのメンバーが決まって試合まで練習に明け暮れた。
・・・・
新入部員、土門飛鳥は一人で学校の外を走っていた。
「ふぅ~!ちょっと休憩!」
そしてタオルで顔をふきながら電柱にもたれると
「……円堂大介の秘伝書が見つかりました……ですが円堂以外誰も読めないので手に入れる価値はないかと……よっし!休憩終わりっ!」
土門が去った電柱の裏には鬼道有斗が笑みを浮かべていた