転生破壊者のイナズマイレブン   作:ハッタリピエロ

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ちょっとしたオリ要素や変更がありますが何卒ご容赦ください……


再会

プロトコルオメガの襲来から一年が経ち俺たちは二年生になっていた。

 

俺と円堂が部室の扉を開けると円堂が

 

「さぁー!練習だ!」

 

円堂の掛け声は部員の心に響くことなく虚しく響いた。

 

壁山はポテチ食ってるし、染岡はダラーってなってるし栗松に至ってはゲームだ。

 

サッカー部の部室に見えない。

 

「どうしたあ!練習だ!練習!」

 

「無駄だ円堂。今のコイツらのやる気はゼロだ」

 

今のサッカー部の部員は7名

 

試合なんてできない今の状況じゃやる気が出ないのもわからなくはないが……

 

「どうした!もう全然練習してないんだぞ!」

 

「グラウンド借りられたのかよ」

 

「うっ……」

 

あ〜あ、痛いとこついてくるね。

 

「これからラグビー部に交渉して……」

 

「だと思ったよ」

 

完全にやる気なしだ。

 

「七人ぽっちじゃ試合なんてできないっすよ」

 

壁山がこれまた痛いとこをついてくる。

 

「グラウンド空いている日にやればいいんじゃないか?」

 

「空いたことないでヤンすが」

 

円堂がプルプル震えている。あっ、こりゃそろそろ怒るな。

 

「お前ら!サッカー部がサッカーしないでどうするんだ!フットボールフロンティアまであともう少ししかないんだぞ!染岡!」

 

「無理無理」

 

「栗松!壁山!」

 

思いっきり無視されてしまう。

 

ここにいても無駄だな。俺たちはさっさと部室を出ることにした。

 

・・・・

 

「真!ゴッドノウズ!」

 

照美のゴッドノウズが円堂を襲うが、

 

「うおおおっ!マジンザハンド!」

 

放たれたボールは円堂の手の中にバッチリと収まっていた。

 

円堂はあれからなにやら秘伝のノートとやらをを見つけてマジンザハンドを完璧にモノにしていた。

 

「やっぱりすごいね。円堂くんは」

 

「何言ってんだ照美のゴッドノウズもパワーがあがってるじゃないか!」

 

円堂に褒められ照美の照れている顔がとっても可愛いかった。

 

照美は名前の方を好むので皆には名前で呼んでもらっているのだ。

 

俺たちは今中庭の空いたスペースで練習をしている。

 

と向こうから木野と玲名がやってきたので練習を一旦終えると、

 

「グラウンドどうだった?」

 

「ごめんなさい……グラウンド借りられなくて……」

 

「アイツらグラウンドを独り占めしてるわ」

 

「仕方ないさ」

 

「まあいいんじゃないか?どうせ他の皆やる気なさそうだし」

 

「行ってこようか?」

 

「いいよ。そのうちやる気を出してくれるさ」

 

「全くアイツらは……」

 

玲名が呆れるが今はしょうがない。ゆっくり時期を待つさ。

 

んで翌日いつものように俺と玲名、照美に円堂たちで登校していると

 

「空野くんってなんであんな弱小部にいるのかしら……」

 

「本当っよね〜運動神経抜群なのに……」

 

「玲名さんに照美さんもよね〜勿体無い……」

 

おい聞こえてるぞ。なんでアイツらは俺たちがサッカー部にいることに文句を言うのか……見ろ、玲名と照美もいい気分じゃなさそうだし……

 

HR(ホームルーム)の時間まで俺たちは待っていると先生がきて

 

「おーい、これから転校生を紹介する」

 

転校生?

 

クラスの何人かが盛り上がる中、ソイツは入ってきた。

 

白く逆立った髪に独特の眉をしているソイツを見間違うはずがなかった。

 

「豪炎寺か!?」

 

俺は咄嗟に声をあげてしまった。

 

「久しぶりだな。空野」

 

「なんだ?二人は知り合いか?なら空野の横の席に行きなさい」

 

先生が豪炎寺を俺の隣に座らせるとHR(ホームルーム)が終了して授業が始まった。

 

そした授業が終わると円堂たちがこっちに来たので豪炎寺を紹介した。

 

「へ〜!木戸川清修ってサッカーの名門じゃないか!」

 

「豪炎寺って……あの豪炎寺か!?」

 

「知ってるのか?八神」

 

「知ってるもなにも……豪炎寺が前にいたという木戸川清修は準決勝校で豪炎寺はそこのエースストライカーでサッカー選手なら知らない者はいないぞ!」

 

「えーー!!!?」

 

円堂……知らなかったのかよ……

 

「妹がお世話になったな」

 

「まだ言ってんのかよ……だーかーらー気にするなって言っただろ!」

 

「……そうだったな」

 

「え?なにかあったのか?」

 

「まあな」

 

一年前

 

俺はフットボールフロンティアのスタジアムに来ていた。

 

今日の帝国vs木戸川清修の戦いをこの目で見たかったからだ。

 

玲名と照美は都合が合わなかったので俺一人で来ることとなった。

 

スタジアムには入ろうとした時にクラクションの音が聞こえたので音の方を見てみると少女の目の前にトラックが来ていた。

 

俺はなにやら記憶にないトラウマに襲われそうになるが

 

「俺は……諦めない……!うおおおおっ!音速貴公子カブト!」

 

「クロックアップ!」

 

俺はクロックアップの世界に一瞬で入ると

 

少女を抱えてその場から逃げ出した。

 

俺はスタジアムの近くで少女を降ろしたら

 

「ありがとう!お兄ちゃん!」

 

と少女に礼を言われた。

 

しかしなんであんなところに一人でいたんだ?俺はそれを聞いてみると

 

「私のお兄ちゃんの応援に来てたの!」

 

とまあ兄想いな妹さんだこと。

 

俺はそのお兄ちゃんを探していたら

 

「夕香!」

 

後ろから声が聞こえた。

 

「あっ、お兄ちゃん!」

 

よかったな、無事に会えたな。

 

と思っていたら

 

「夕香から離れろ!」

 

は?待てよ……これってなんか勘違いされてない?

 

そのお兄ちゃんが睨めつけてくるが

 

「お兄ちゃん!」

 

少女、夕香ちゃんが説明してくれると

 

「すまなかった!!!」

 

頭を下げて謝ってきてくれた。

 

「夕香を助けてもらったってのに……俺は……!」

 

「いや……いいよ。勘違いされても仕方のない状況だったし」

 

実際にあの場に俺がいたら間違いなく勘違いしてただろう。

 

「いいのか?」

 

「だーかーらー!もういいって言ってるだろ!おまえが気にすんな!」

 

「そうか……すまない」

 

俺はその場で別れようとした時

 

「お兄ちゃん!ありがとう!」

 

「俺としても感謝の言葉しかない……本当にありがとう……」

 

「いえいえ。夕香ちゃん、今度は気をつけるんだぞ」

 

「うん!」

 

そして俺は豪炎寺たちと別れると意外なところで再会した。

 

「ファイアトルネード!」

 

なんとあの豪炎寺が木戸川清修のユニフォームを着て試合に出ていたのだ。

 

アイツ……木戸川のサッカープレイヤーだったのか!

 

そういえばどっかで見た顔だと思ってたら……あの豪炎寺修也だったのか!

 

その凄まじいシュートはゴールに襲いかかりキーパーは反応すらできずに点を許してしまった。

 

試合は負けてしまったが王者帝国から一点をもぎ取ったのは大きな影響を与えた。

 

俺がスタジアムから帰ろうとすると

 

「お兄ちゃーん!」

 

「うん?」

 

後ろから豪炎寺と夕香ちゃんがやってきた。

 

「豪炎寺!今日のシュート凄かったぜ!」

 

「そうか……なあ?」

 

「うん?」

 

「ちょっと付き合ってくれるか?」

 

「う〜ん……母さんに連絡とるから待っててくれ」

 

「わかった」

 

母さんに連絡すると問題なく了承してくれた。

 

「いいってさ」

 

「そうか……!」

 

んね豪炎寺の家までお邪魔すると

 

「あらあらお客さん!?はじめまして!フクといいます!」

 

「お、お邪魔します……」

 

ちょっとかしこまっちゃったかな……

 

「そしてリビングでくつろいでいると

 

「ちょっといいかな?」

 

「はい」

 

「私は修也の父親の豪炎寺勝也だ」

 

「は、はぁ……よろしくお願いします……」

 

何の用だろ?と思っていたらその人は頭を下げてきて

 

「ありがとう……君のお陰で……夕香にはなにもなかった……父として感謝しきれない……」

 

「あ、いえ自分がしたのは人として当然のことで……」

 

「そうか……でも私としては君には礼をしなければ気が済まない」

 

そう言って勝也さんはなにかが入った封筒を渡してきた。

 

俺はそれを受け取るとなにだろ?と思ったので中身を見てみると

 

は!?

 

中には万札が数十枚入っていた。

 

「こっ、こんなの貰えませんよ!」

 

「遠慮しなくていい……それだけ私たちにとって夕香が大切だったのだ……」

 

だめだこりゃ。と思っていると

 

フクさんから呼ばれたので俺はそっちに向かう。

 

豪華なご飯を豪炎寺と夕香ちゃんと食った。

 

すごい美味しいな!

 

と食い終わってソファーに座っていると

 

「なあ真司……?」

 

「うん?」

 

「ちょっと外に出ないか?」

 

「いいぜ」

 

そして河川敷まで行くと

 

「なあ真司ってサッカーやってるのか?」

 

「うん。サッカーは好きだよ」

 

「ポジションはなにやってるんだ?」

 

「FWさ」

 

「俺と一緒か……!なあ真司、真司のシュート見せてくれないか?」

 

「いいぜ、これが俺の化身!世界の破壊者ディケイド!アームド!」

 

「これが……夕香の言っていた……化身……!」

 

「おおおおおおっ!ディメンジョンストライク!」

 

俺がシュートを放つとボールはゴールネットを吹き飛ばした。

 

「なんてシュートだ……!」

 

豪炎寺が目を見開いていた。

 

「……なあ真司」

 

「なんだ?」

 

「なぜフットボールフロンティアに出ないんだ?おまえなら全国レベルまで行けると思うが……」

 

「悪いな。サッカーはやってるけどうちの部、人数足りてねえんだわ」

 

「そうだったのか……」

 

「今日はごちそうさん。ありがとな」

 

「……それはこっちのセリフかな」

 

「こうして俺と豪炎寺は一年前に出会ったのでした」

 

「すげえな!真司!」

 

「私たちがいない時にそんなことがあったとは……」

 

「流石真司だね」

 

「父の都合でこの町に引っ越してきたがまさかおまえとまた会えるとはな」

 

「俺もまた再会するとは思ってなかったぜ」

 

「なあ豪炎寺!おまえサッカー部に入らねえか!?」

 

「ああ勿論だ」

 

「夕香ちゃん元気か?」

 

「ああ!おまえのおかげでな」

 

と休み時間を謳歌していると

 

「円堂!空野!冬海先生がおまえらを呼んでいる!校長室に来いってさ」

 

「「校長室?」」

 

俺は言われるままに校長室に向かうと

 

「突然ですが一週間後に練習試合を入れることになりました」

 

「「練習試合!!?」」

 

なんで急にまた?碌に活動してない部なのに

 

「へ?試合……試合やれるんですか!?」

 

「でもさ円堂、俺たち人数足りてねえぞ」

 

「足りないのなら……集めたら如何?」

 

学園長の娘、雷門夏未がそう言ってくる。簡単に言ってくれるな。

 

「相手は……帝国学園です」

 

「てっ!帝国!?」

 

「40年間無敗と言われたあの帝国か……面白いじゃないか」

 

「いつまでそんな余裕でいられるかしら?部員が集まらない場合、もしくは試合に負けた場合、サッカー部は廃部とします」

 

「はっ、廃部!?」

 

まあ予想はしていた。癪だが人数も揃ってないウチの部に金を出すほどこの学校は優しくないというわけか。

 

「勝手に決めるなよ!」

 

「円堂、言っても無駄だ。これはいわば理事長の言葉なんだろ?」

 

「あら、よくわかってるじゃない。むしろ優しいと思って欲しいぐらいだわ。折角のチャンスをあたえているのだから」

 

へ〜……

 

というわけで帝国と試合をすることになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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