やはりバカ達の青春ラブコメはまちがっている。   作:風並将吾

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【第二問】 日本史

以下の問いに答えなさい。
「紫式部が著者である、光源氏やその息子の薫の君を主人公とした平安時代の長編小説を答えなさい」

姫路瑞希の答え
「源氏物語」

教師のコメント
正解です。他にも、『紫式部日記』などを紫式部は書いていますね。合わせて覚えてしまいましょう。

比企谷八幡の答え
「歴史的長編少女漫画、源氏物語」

教師のコメント
余計な言葉はかかなくて結構です。

吉井明久の答え
「Tales of Genzi」

教師のコメント
格好いいですが、何かのゲームを連想させるような英語でごまかしても無駄です。




第二問 バカとクラスメイトと悩み事(1)

 GWに入る直前のこと。

 僕は島田さんと友達になりたいと思っていろいろやったわけだけど、何故か怒らせてしまったり、色々迷惑をかけてしまったみたいだ。けど、雄二の助言や八幡の手助けもあって、ようやっと島田さんと友達になることが出来た。気付けば島田さんと八幡も仲良しになってたみたいだし、本当によかった。八幡は頑なに認めようとしてないけど。

 そんなわけで色々とあったわけだけど、もうすぐGWがやってくる!

 待ちに待った連休だからね! しかも今回は十連休だから物凄く長い!

 ゲームし放題だ!! ……姉さんが帰ってくるって話も聞いてないし、大丈夫だよね?

 取り合えずGWの予定を考えながら今日も登校してるわけなんだけど、

 

「やっはろー、吉井君!」

 

 そんな時に、僕の所へやってきたのは由比ヶ浜結衣さんだった。

 彼女は僕のクラスメイト……つまり島田さんや雄二、八幡のクラスメイトなんだ。

 少々ニックネームが個性的だけど、何より特徴的なのは……その胸だ。

 何という破壊力だろう。何がとは言わないけど、凄い。

 

「やっはろー、由比ヶ浜さん!」

 

 僕は由比ヶ浜さんに合わせて挨拶をする。

 由比ヶ浜さんはよく色んな人と一緒に居る。特に一緒に居るのは、確か葉山君や戸部君、三浦さんや海老名さんだったかな。みんな仲良さそうにしているけど、時々海老名さんの目が怖いんだよなぁ……特に、僕と雄二がつるんでいる時とかの目は、何というか、凄い真剣と言うか、最早凝視している。

 

「どうしたの? 何か考え事?」

 

 そんなことを考えていたら、由比ヶ浜さんが首を傾げながら尋ねてきた。

 そ、その角度はまずい! 胸が見えちゃいそう!!

 

「ううん、なんでもないよ! それよりももうすぐGWだね!」

 

 よし、何とか話題を変えられたぞ。

 

「そうだね! 吉井君は何処か行くの?」

「僕は雄二やムッツリーニ、秀吉と遊ぶかなぁ。由比ヶ浜さんは?」

「そうだなぁ……優美子や姫菜達と一緒に遊んだりかなぁ」

 

 やっぱりそうなんだねぇ。

 相変わらず由比ヶ浜さん達は仲好さそうにしているなぁ。

 

「ところで吉井君、一つ聞きたいことがあるんだけど……いいかな?」

「ん?」

 

 少し真剣な表情を見せる由比ヶ浜さん。

 ま、まさか通学途中で真面目な話って……告白!?

 ……な、わけないかぁ。

 

「吉井君ってさ……最近……」

 

 由比ヶ浜さんは辺りをきょろきょろとしながら、次の言葉を探っているような感じだ。

 何をそんなに迷っているんだろう。

 やがて由比ヶ浜さんは、意を決したかのように、言った。

 

「ひ、ヒッキーと仲いい、のかな?」

「……ヒッキー?」

 

 ヒッキーって、引きこもりのことかな?

 僕に引きこもりの友人なんていたかなぁ……雄二はバカだし、ムッツリーニはスケベだし、秀吉は美少女だし、八幡は捻くれてるし。うーん、思い当たる人がいないなぁ。

 

「ヒッキーって、その、比企谷君のことだよ?」

「あーっ! 八幡のこと?」

 

 ヒッキーって八幡のことだったのか!

 それにしても、なんでヒッキー何だろう? 時々由比ヶ浜さんのセンスが分からなくなる時があるなぁ。

 

「うーん、どうだろう? 僕は八幡のこと友達だと思ってるんだけど、八幡が頑なに認めてくれなくて……」

 

 結構話すし、仲良しだと思うんだけどなぁ。

 最近八幡は僕や雄二と一緒に居ることが多い。というか僕や雄二が見つけると基本的に一緒に行動しようとするから、自然とそうなっているという方が正しいかもしれない。当の本人である八幡は、僕達を見つけると基本的に逃げようとするけど。

 

「あはは……ヒッキーらしいし……」

 

 クラスのことをよく見ている由比ヶ浜さんらしい発言だな、って僕は思った。

 彼女が話したことないのって、もしかして八幡だけだったりするんじゃないだろうか。

 最近、二大トップで秀吉と彩加が張り合っている可愛い子達ですら由比ヶ浜さんは仲良く話しているのに、八幡と話している所だけは見たことない。

 

「私さ、ヒッキーと仲良くなりたいんだけど……でも、なかなか話しかけられなくて……」

「そうなの?」

 

 何というか、由比ヶ浜さんらしくないかなぁって思った。

 由比ヶ浜さんっていつも元気で、明るくて、とっても可愛い子だと思う。だけど今の由比ヶ浜さんは、その、なんていうか……元気がない?

 

「うん。お礼が言いたいんだけど……なかなか言い出せなくて……」

「お礼?」

「あぁ、ううん! こっちの話!」

 

 両手を振りながら、由比ヶ浜さんは焦ったように言う。

 もしかして八幡と由比ヶ浜さんって何かあったのかな?

 

「とりあえず、由比ヶ浜さんは八幡と仲良くなりたいってことかな?」

「うん……こんな話聞いてくれてありがとね」

「ううん! いいっていいって! 僕の方からも八幡に言ってみるよ!」

「あ、ありがとっ」

 

 そう言うと、由比ヶ浜さんは笑顔を見せてくれた。

 うん、やっぱり由比ヶ浜さんは笑っていた方が可愛い。

 

「とりあえず学校までいこっか?」

「うん!」

 

 そうして僕達は二人で通学路を歩いた。

 だけど僕はこの時気付いていなかったのだ。

 こんな細やかな幸せすらも許さない輩が、僕の周りには存在していたということを……。

 

 




という訳で、今回は吉井明久視点でのお話となります。
サブタイトルの法則についてですが、

俺ガイルキャラ視点のエピソード→俺ガイル風のサブタイトル
バカテスキャラ視点のエピソード→バカテス風のサブタイトル

このような感じで使い分けていこうと思います。
今回は明久視点での話なのでバカテス風です。
文章もバカテスを意識しております。

しかし……明久の方が八幡より書きやすいです(白目
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