ラブライブ!サンシャイン!!〜僕とAqoursの物語〜   作:saint shine

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102話

「そろそろ寝ないと果南?」

 

夜寝ようとして居ると果南から電話が掛かって来た

 

「どうかしたの果南?」

 

『夜遅くにごめんね真也君、今日の帰りの鞠莉どう思った?』

 

多分だけど果南が言ってるのは帰りに見せた影がある様に見えた鞠莉の笑った顔の事だと思う

 

「そうだね、影がある様に見えたかな?何かを隠して無理やり笑った感じがあったよ」

 

『やっぱり真也君もそう思う?今から鞠莉の家に行くつもりだけど真也君も来る?』

 

「僕も気にはなってたから一緒に行くよ」

 

そう言って僕は自転車に乗って果南の家に向かった

 

「お待たせしました!」

 

果南と鞠莉の家に向かい果南がライトを付けて居ると鞠莉が来た

 

「何があったの?」

 

「sorry!I can't speak japanese」

 

「鞠莉が何か隠してるのは帰りの時に見せた顔で分かるよ。本当に何があったの?」

 

「も〜!真也まで何の話デ〜ス「ダウト」wats?」

 

僕の言葉に鞠莉は首を傾げる

 

「今までどれだけの人を鞠莉に連れて行かれた小原家のパーティーで見て来たと思ってるの?帰りに見せたあれが作り笑顔、本当は何かあったのを隠してるんでしょ?それくらい分かるよ?」

 

「酷いわ真也!果南〜真也が虐める!「訴えるよ」…wait、wait」

 

果南がそう言うと鞠莉は果南から離れながらそう言う

 

「仕方ない真也が居るから言いずらかったけど実は…」

 

「「実は?」」

 

「最近ウェイトがちょっと上がって「さっきも言ったけどもう一度言うねダウト」真也?」

 

流石に痺れを切らして僕はそう言って鞠莉に詰め寄る

 

「鞠莉がそれくらいでブルーになる訳ないし。僕がどれだけ鞠莉を見てたと思ってるの?小さい頃から何度も会って話して鞠莉の事少しは分かってるつもりだよ。それにね」

 

「真也?その手は…何かしら」

 

「鞠莉が僕に隠し事なんて10年早いね」

 

そう言って僕は鞠莉の頬を引っ張る

 

「何かあったなら話して鞠莉」

 

「後輩が此処まで心配してくれてるんだから話したら鞠莉」

 

果南がそう言うと鞠莉は諦めた表情を浮かべる

 

「真也…果南…はぁ、私の負けよ」

 

「最初から話して…どうしたの鞠莉?」

 

「お願い…少しの間このままで居させて」

 

鞠莉が僕を抱きしめ震えた声でそう言うので果南に目線を向けると果南は頷く

 

「鞠莉…ゆっくりで良いから本当の事を話して何があったの?」

 

「実は…」

 

そこから鞠莉は本当の事を話してくれた

 

「学校説明会が中止?」

 

「ええ…今まで先延ばしにして来たけどこれ以上は難しいって、そして裏の星は来年度の生徒の募集を辞め統廃合が決定したって今日パパから電話で聞いたの」

 

そう言って鞠莉は果南の問いかけを肯定する

 

「そっか…ありがとう鞠莉、今までずっとず〜と僕にも果南にも誰にも言わずに1人で頑張ってくれて」

 

「真也…果南…」

 

鞠莉は泣きながら謝罪をし僕と果南で慰め程なくして鞠莉がそのまま眠った為後の事は果南に任せて帰宅した




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