ラブライブ!サンシャイン!!〜僕とAqoursの物語〜   作:saint shine

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113話

「助かったよ真也君、でも中々止みそうにないね」

 

「それに傘って差してもどうしても濡れちゃうのよね」

 

善子がそう言って濡れた髪を触る

 

「そう思ってちゃんとタオルも持って来てるよ」

 

「本当あんたって有能ね。ほらずら丸ルビィに回しなさい」

 

そう言って善子は花丸とルビィにタオルを渡す

 

「ダイヤ達も」

 

「ありがとうございます真也」

 

「ありがとう」

 

ダイヤ達もタオルを受け取り髪を拭く

 

「結局何だったんですの」

 

「確かに何しに行ったんだか…」

 

確かにお風呂の直後に雨に降られて何しに行ったのかは分からない

 

「丸はご満悦ずら」

 

「ルビィも」

 

それでもルビィと花丸は満足したようだ

 

「はぁ、彼方を立てば此方が立たず全く」

 

「より違いがはっきりしただけかも」

 

「くしゅん!結局何も進んで無いかも「ほらルビィまだ濡れてるからじっとして」うん、ありがとう真君」

 

僕はそう言ってルビィの髪を拭き取る

 

「近くに知り合いのお寺があるにはあるずらが…」

 

『え?』

 

知り合いのお寺なんてあったの?

 

「取り敢えず何時迄も此処に居る訳にはいかないし花丸その人に連絡して使っても良いか聞いてくれる?」

 

「分かったずら、ちょっと待ってて欲しいずら」

 

そう言って花丸はそのお寺の持ち主の知り合いに連絡を取る

 

「入って良いずら」

 

「「え?」」

 

「こっ此処ですの?」

 

花丸が連絡を取った結果、お寺の持ち主は自由に使っても良いと言ってくれたらしいが

 

「花丸そのお寺の持ち主は何処に居るの?」

 

「此処に住んでる訳じゃないから居ないずら」

 

花丸の言葉を聞いて僕と鞠莉の後ろに居たルビィと果南が怯える

 

「となると此処で雨宿りしていくしかないですわね」

 

「雨もまだまだ止みそうにないし」

 

「そうだね、行こうルビィ」

 

「うゆ…」

 

ルビィは怖いのか未だに僕に引っ付いて離れない

 

「あ…懐中電灯の電池が切れそうずら」

 

「花丸電気って無いの?」

 

「ないずら」

 

やっぱり中に入っても電気を付けないからもしやと思ったら無いんだ

 

「あ、でも提灯があった筈ずら」

 

「提灯は流石に…仕方ない携帯のライトを使おう」

 

「彼処の大仏のある部屋に行けばロウソクがあるずら」

 

そう言って花丸は奥の襖を開けると確かに大仏の前にロウソクが2本あった

 

「どっどうする?私は平気だけど…」

 

「その割に声が震えてるよ果南?」

 

「そっそんな訳…ふぐ!」

 

果南は強がって居るみたいだが屋根の軋む音が聞こえた途端に柱にしがみつく所を見ると痩せ我慢にも程がある様に見える

 

「しっ真君は怖く無いの?」

 

「偶に春風の旧館の掃除をする事もあるから別段怖くは無いかな?」

 

「春風に旧館ですか?」

 

「うん、確かもう40年以上前のだったかな?」

 

その旧館の掃除は年に1回するかしないかだから殆ど行かないけど小学生の頃は叔父さん達の邪魔にならない様に宿題とかを旧館でやってたっけ

 

「他にする事も無いし曲作り?」

 

「でもまた喧嘩になっちゃったりしない?」

 

「まあ曲が必要なのは確かだからね、それに他の事に気を紛らわしておけば少しは怖くなくなるんじゃ無いルビィ?」

 

ルビィはまだ少し怯えながらも僕の案を肯定する

 

「意外とぱ〜と出来るかも」

 

「だと良いずらね」

 

「歌詞は進んでるんですの」

 

果南に抱きつかれた状態のダイヤが鞠莉達にそう聞く

 

「善子ちゃんがちょっと書いてるのこの前見たずら」

 

「ああ、確かに書いてたね。その時は今持ってる鞄の中に入れて無かったってけ?」

 

「ぎく!」

 

僕がそう言うと善子はあからさまに動揺する

 

「へ〜やるじゃん」

 

「凄い!」

 

「great」

 

確かに凄いが善子の考えた詞だからかなり心配だ

 

「良かろう、リトルデーモン達よ。だがお前達に見つけられるかな…このヨハネのアー「やっぱり鞄の中あった」こら〜‼︎」

 

「さて中身は…うわぁ…これは予想以上の…」

 

「何が書いてあったずら?」

 

花丸が隣から顔を覗かせる

 

「裏離聖騎士?」

 

「裏離聖騎士《りゅうせいきしだん》」

 

「この黒く塗りつぶされて居るのは?」

 

「ブラックブランク!」

 

「はぁ…」

 

(うん…もう文字ですら無い)

 

そう思いため息を吐くと廊下を歩く音が聞こえたので辺を見渡すと黒猫が居た

 

「猫?怖がらなくて良いよ」

 

僕がそう言うと黒猫は少しずつ近寄って来た

 

「にゃ〜」

 

「可愛い…「真也君何してるの?」果南、さっきの屋根の軋む音この黒猫の仕業だったみたいでね」

 

「そっそっか〜、いや〜私も何か動物なんじゃ無いかなって思ってたんだ。あはは…」

 

流石に無理があるよ果南

 

「そう言えばこのブラックブランク?動きますわ」

 

「おっお姉ちゃんそれ虫!」

 

「「ぴぎゃ〜〜‼︎」」

 

ルビィとダイヤが悲鳴を上げた途端にロウソクの火が消える

 

「ぴぎゃ〜〜!真君‼︎真君〜‼︎」

 

「ルビィ落ち着いて僕は此処に居るから」

 

急に真っ暗になったせいでパニックになって居るルビィを落ち着かせる為にルビィに近づく

 

「よ〜しよ〜し、大丈夫だから少し落ち着いてねルビィ」

 

「うう〜」

 

ルビィは僕の声が聞こえたのか少し落ち着いたらしい

 

「取り敢えず携帯のライトを付けて皆んな大丈夫?」

 

「ええ、大丈夫ですわ」

 

「丸と善子ちゃんも大丈夫ずら」

 

「no problem 大丈夫よ」

 

「果南も…一応は大丈夫そうだね」

 

携帯の灯りで辺を照らすとダイヤ達は直ぐに見つかり果南を探して居ると隅の方でさっきの黒猫を抱えて小さくなって居た




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