ラブライブ!サンシャイン!!〜僕とAqoursの物語〜   作:saint shine

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114話

「にゃ〜」

 

「よしよし…」

 

ロウソクを付けて数分果南が抱きしめて居た黒猫は僕の所に居る

 

「一体どうなっちゃうの私達」

 

「全然噛み合わないずら」

 

あれからまた全員で意見を出し合ってみたが全く噛み合わない

 

「このままだと曲なんか出来っこないね」

 

「そうですわね」

 

「so…bad…」

 

「そんなに違うのかなルビィ達」

 

全員が落ち込み沈んだ雰囲気になって居ると不意に天井から水滴が落ちて来た

 

「これってもしかして」

 

「雨漏りずら」

 

やっぱり雨漏りなんだ

 

「どうするの?」

 

「こっちにお皿あった」

 

「今度はこっち」

 

「鞠莉さん此方にお茶碗がありましたわ」

 

全員でお皿や茶碗、桶にコップを探して雨を受ける

 

「思ったんだけどこの音今の1年生と3年生と同じじゃない?」

 

「どう言う事?」

 

「良く聴いてみて、ほら雨を受ける物の音に1つも同じ音がないよ?それって今の僕達1年生とダイヤ達3年生にも同じ事が言えるよね?」

 

僕の言葉を聞いてルビィ達も雨の音を聞いて居る。次第に全員の顔に笑みが浮かぶ

 

「確かに真也の言う通りですわ。私達はテンポも音色も大きさも」

 

「1つ1つ全部違ってバラバラだけど」

 

「1つ1つが重なって」

 

「1つ1つが調和して」

 

「1つの曲になって行く」

 

「まる達もずら」

 

ダイヤの言葉を初めにルビィ、善子、鞠莉、果南、花丸が続く

 

「真君も!」

 

「うん」

 

ルビィに呼ばれたので僕も皆んなの所に向かう

 

「よーし!今夜は此処で合宿ズラ!」

 

「勝手に決めない、大丈夫そう花丸?」

 

「自由に使って良いって言ってくれたからきっと大丈夫ずら」

 

随分と簡単に言ってるが本当に大丈夫なんだろうか?

 

「そう言う訳にはいかないからほらちゃんと確認する」

 

「分かったずら」

 

花丸はそう言うと渋々と言った様子で持ち主の知り合いに連絡を取った

 

「大丈夫だそうずら、でも食料が無いのと洗い物何かの後処理は自分達でどうにかして欲しいそうずら」

 

「借りる側だから文句は言えないね。ほらそこあからさまに嫌そうな顔しない!」

 

僕は面倒くさそうな顔をする善子にそう言う

 

「取り敢えず食料は今から僕がスーパーに買い出しに行くとして…後1人来れる?」

 

「「はい‼︎」」

 

そう言って手を挙げたのはルビィと善子

 

「どっちか1人で大丈夫だからじゃんけんでもして」

 

僕がそう言うとルビィと善子は頷きじゃんけんをする

 

「それじゃあ行ってくるよ」

 

「行って来ますお姉ちゃん」

 

「ルビィ、車に気をつけるのですよ」

 

僕とルビィはダイヤにそう言って夕飯の買い出しに向かった




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