ラブライブ!サンシャイン!!〜僕とAqoursの物語〜   作:saint shine

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119話

〜ルビィside〜

 

「今前半が終わったって」

 

「いよいよだね」

 

ラブライブ予備予選当時、ラブライブ予備予選にはルビィとお姉ちゃん、千歌ちゃんと曜ちゃんそれから梨子ちゃん、学校説明会には花丸ちゃんと善子ちゃん、果南ちゃんと鞠莉ちゃんそれから真君の5人に分かれて居る

 

「うう…大丈夫かな」

 

「大丈夫だよ。練習どうりにやれば問題ないずらって花丸ちゃんも言ってたし」

 

「そうそう真也君も用事があるのに毎日最初の5分くらいはルビィちゃんの練習見に来てたもん」

 

え?真君がルビィの練習を?

 

「本当千歌ちゃん!」

 

「うん!誰にも気づかれない様に屋上の扉の影からそっと」

 

そうなんだ

 

「それに今回のルビィちゃんの作った衣装とっても可愛い」

 

「えへへ、真君にもちょっとだけ手伝って貰ったんです」

 

「なんだかんだ言って優しいわよね真也君」

 

「はい!」

 

「お待たせしましたわ」

 

ルビィ達が話して居ると着替えが終わったお姉ちゃんが来た

 

「ダイヤさん…!綺麗!」

 

「すっごく似合ってる」

 

衣装に着替えたお姉ちゃんを見て千歌ちゃんと曜ちゃんがそう言う

 

「そっそうですか?」

 

「ルビィずっとずっと思ってたんだ。お姉ちゃん絶対似合うのにって」

 

ルビィがそう言うとお姉ちゃんはルビィの事を抱きしめる

 

「良い妹さんですねダイヤさん」

 

「そんな…」

 

「勿論自慢の妹ですわ。さあ行きますわよ‼︎「stop、マリー達も参加するデース」鞠莉さんそれに皆さんもどうして此処に」

 

ルビィ達が振り返るとそこには学校に居る筈の花丸ちゃん達が居た

 

「学校説明会は?」

 

「真也君が時間を少しだけ稼いでくれるそうずら」

 

「真也君が?」

 

「うん、バイオリンの演奏だからそう長くは持たないって言ってたけど」

 

そっか、真君が皆んなを此処に

 

『エントリーナンバー24番Aqoursの皆さんです‼︎』

 

「それじゃあ行こう皆んな次のステージに向けて」

 

そう言ってステージに向かう千歌ちゃんを追ってルビィ達もステージに向かった

 

〜ルビィside out〜

 

〜千歌side〜

 

「さあ皆んな行くよ‼︎」

 

私はパフォーマンスが終わって直ぐにそう言ってステージを降りて行く

 

「ちょっと千歌ちゃん⁉︎」

 

「行くって何処に!」

 

曜ちゃんと梨子ちゃんがそう聞きながら走って追いかける

 

「千歌ちゃん此処ってみかん畑だよね?勝手に入って大丈夫なの?」

 

「可笑しいな〜、真也君の話だとそろそろ来ても良い筈なんだけど」

 

『真也(君)(真君)?』

 

「うん「お〜い!千歌〜」むっちゃん此処だよ‼︎」

 

私はそう言ってむっちゃん達を呼ぶ

 

「待たせたねお嬢ちゃん達‼︎」

 

「2人共ありがとう」

 

「千歌ちゃんこれって?」

 

「農業用のモノレールだよ」

 

「みかん農家じゃそんなに珍しい事ないよ。さっ乗って」

 

『おー‼︎』

 

私達はそう言ってモノレールに乗り込む

 

「そう言えば千歌ちゃんどうして真也君の名前が出て来たの?」

 

「実はね、真也君が練習に来れなかったのってラブライブの予備予選当時にこの農業用のモノレールを貸して貰う為に此処でお手伝いをしてたからなんだ」

 

「それで真也君練習に来れなかったんだ」

 

「うん!昨日真也君から聞いたんだ」

 

「それで本当に大丈夫なのこれ⁉︎落ちたりしないわよね⁉︎」

 

「大丈夫だよ梨子ちゃん」

 

私がそう言うと果南ちゃんはモノレールを動かす

 

「冗談は善子さんずら」

 

「ヨハネ」

 

「て言われても仕方ないんだけどね」

 

よしみちゃんが困った声でそう言う

 

「もっとスピード出ないの!」ガンッ

 

果南ちゃんが更に強くハンドルを引っ張ると大きな物音が聞こえた

 

「どうかしたのですか果南さん?」

 

「ごめん皆んな、取れちゃった」

 

『え⁉︎』

 

私達が驚くのと同時にモノレールは物凄い勢いで坂道を下って行く

 

「時間がありませんわ」

 

「あと少しなのに」

 

「はぁはぁ、あれ?この道って」

 

「どうかしたずらルビィちゃん?」

 

ルビィちゃんが立ち止まったのは前に真也君とルビィちゃんの2人が使った抜け道だった

 

「この抜け道がどうかしたの?」

 

「この抜け道って確か」

 

「ルビィちゃんと真也君が使った抜け道よね?」

 

曜ちゃんと梨子ちゃんも気付いて近寄る

 

「千歌ちゃん此処を通れば間に合うんじゃない」

 

「きっと間に合うよ!」

 

私はそう言って抜け道の中に入る

 

「どう言う事ですの?」

 

「この抜け道体育館裏に繋がってるんです。このまま正門に向かうよりこの抜け道を使って体育館裏に出た方が早く着けます」

 

「成る程ね、それにしてもこんな抜け道があったんだ」

 

「どっちだけ?」

 

抜け道が2つに分かれて居て私はどっちに行くのか迷う

 

「千歌ちゃんそこは左だよ」

 

「ありがとうルビィちゃん」

 

私はルビィちゃんに言われた通り左に進む

 

「着いた〜!」

 

私がそう言うと後ろに居た皆んなも抜け道から出て来る

 

「何とか間に合いましたね」

 

「そうですわね、それでは学校説明会も成功させますわよ鞠莉さん」

 

「OKダイヤ、皆んなは少し休んでて」

 

そう言ってダイヤさんと鞠莉ちゃんは体育館の中に走って行った

 

〜千歌side out〜




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