ラブライブ!サンシャイン!!〜僕とAqoursの物語〜   作:saint shine

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128話

「また雨強くなって来たね」

 

水族館のバイトから数日、ラブライブの地区予選の日が近づいて居るのだが雨の為室内での練習をして居る

 

「夜にかけて更に強くなるって言ってたし」

 

「今日は無理して続けない方が良いのかも知れませんわね」

 

「ダイヤの言う通りだね、それに今日は用事もあるし」

 

「用事?何かあるの?」

 

僕の言葉が気になったのか千歌姉がそう聞いて来る

 

「うん、実は昨日バイオリンの弦が切れちゃって、張り替えようにも新しい弦が無かったから今日の練習の終わりに買って帰るつもりだったから」

 

「そんな〜、もう直ぐ地区予選なのに」

 

「入学希望者も50人を超えて来たんでしょ」

 

「まあ気持ちは分かるけど安全第一、今日の所は終わりにしよ。鞠莉何これ?」

 

鞠莉は突然果南にカイロを渡す

 

「待てばカイロの日和ありって言うしね」

 

「ごめん鞠莉、言ってる意味が全然分からない」

 

そう言う僕以外の全員は呆れて居た

 

「果南ちゃんと梨子ちゃんはうちの車ね、曜ちゃんも乗ってかない?」

 

「良いの?」

 

「うん、善子ちゃんは」

 

「嵐が堕天使の魂を揺さ振る、秘めた力がこの羽に宿る‼︎」

 

善子はいつも通りだし置いておくとして

 

「善子の家ってこの近くだし大丈夫なんじゃない?」

 

「それもそっか、じゃあ私と美渡姉は先に帰ってるから」

 

そう言って千歌姉達は美渡姉ちゃんが運転して来た車に乗って出発する

 

「バイバイ真君」

 

「うん、また明日」

 

ルビィ達もそう言って車を出発させて残るは僕と善子だけになった

 

「それじゃあ楽器屋はこっちだから」

 

「待って私も行って良いかしら?」

 

「別に良いけど弦の替えを買うだけだから直ぐだよ?」

 

「お店でして貰えば良いじゃない、楽器って私も少しだけど興味あるし」

 

意外だ、善子楽器に興味あったんだ

 

「分かった一緒に行こう善子」

 

「ふふ、さあ行くわよリトルデーモン死の旋律を奏でる地へ‼︎」

 

「はいはい、そんな物騒な所には行かないからね」

 

(普通に楽器屋って言えないのかなこの子は?)

 

そう思いながら僕は善子と楽器屋に向かった

 

「善子1つ約束して欲しいんだけど、くれぐれも店の中で変な言動はしない事、もし少しでも変な言動をしたその時は分かってるよね?」

 

「よっヨハネの名にかけて‼︎」

 

「宜しい、それじゃあ入るよ」

 

そう言って僕と善子は楽器屋に入る

 

「メンテナンスお願いします」

 

「かしこまりました、店内でお待ち下さい」

 

お金を払った後、店員にバイオリンを渡し後ろを振り返るが善子が居ない

 

「ふふふ、このデザインまさしく堕天使ヨハネの為に作られた最高の…高いわね…」

 

善子の見ていたギターは堕天使のヨハネの状態から素に戻る程に高かったらしい

 

「新品だとそれくらいするよ。あっちの中古品のコーナーならもう少し安いのもあるだろうけど」

 

「中古品ね…ちょっと待って今いくら持ってるか確認するから」

 

そう言うと善子は徐に財布を取り出して手持ちを確認する

 

「うっ、全然足りないどうして…は!まさか天界からの刺客に‼︎」

 

「うん、そうなると僕が天界からの刺客になるね」

 

バイトの翌日、僕が部費として出したお金を千歌姉だけって話していたのを全員で返す事にした為バイト代の殆どを使ってしまった事になる

 

「そうだった…またお金が溜まってからにするしかないわね」

 

「そうなるね「お待たせしました」ありがとうございます」

 

そう言って僕はバイオリンを受け取る

 

「行くよ善子」

 

「ええ」

 

善子は名残惜しいそうに楽器屋を出る

 

「うわ、雨凄い事になってる」

 

「本当傘飛ばされない様にしないと、うっ」

 

言ったそばから善子の傘が飛ばされる

 

「待て‼︎待ちなさい‼︎待つのです‼︎」

 

「せめて堕天使ヨハネか素のどちらかは貫こうよ」

 

傘を追いかける善子に僕はそう言う

 

「何その動き、もしかして何かが私を導いて「風邪引くからアホな事やってないで傘取りに行きなよ」分かってるわよ」

 

善子はそう言って飛ばされて間に挟まった傘を取ると何かを見て居る

 

「どうしたの善子?」

 

「ねえ真也これって」

 

善子の目線の先には犬が居た

 

「迷い犬かな?」

 

「多分そうよね」

 

そう言って善子はその犬を抱える

 

「連れて帰るの?」

 

「このままって訳にはいかないでしょ」

 

「そうだけど、内浦だったらツリーハウスに連れて行けば何とかなるだろうけど此処からだと少し遠いし」

 

「私のマンションはペット禁止よ」

 

「だよね」

 

だからって此処にまた放置するのも嫌だなぁ

 

「一先ず善子の家の近くの神社の屋根の下に犬のゲージに入れて置いとこ」

 

「それしかないわね」

 

そう言って僕と善子は善子の住むマンションに向かった

 

「本当に良いの善子?」

 

神社に着くと善子はゲージが濡れない様に自分の傘をゲージに被せる

 

「大丈夫ようちは直ぐそこだから、今日の所は此処に居て頂戴」

 

「明日はちゃんとした場所に連れて行ってあげるから」

 

そう言って僕と善子はマンションの中に入る

 

「お帰り善子随分遅かったわね、真也くんも一緒なのね」

 

「久しぶりです美星さん」

 

「ごめんなさい傘が飛ばされちゃって」

 

「それを追いかけてけどそのまま飛ばされて行っちゃったのね。真也君も悪いわね。それにしても内浦でしょ?電車は止まっちゃってるけどあてはあるの?」

 

美星さんはそう言ってテレビを見る

 

「止まってるんですか電車?」

 

「ええ、ついさっき」

 

どうしよう…電車が止まってるんだったらバスもない徒歩で帰るのは流石に危ない

 

「いえ、無いです」

 

「そう、ならうちに泊まりなさいこのまま返すのも危ないしね」

 

「えっと…じゃあ宜しくお願いします」

 

「大丈夫よ、善子ちょっと来なさい」

 

そう言って美星さんは善子を連れて自室に向かって行った




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