ラブライブ!サンシャイン!!〜僕とAqoursの物語〜   作:saint shine

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140話

「戻りましたか真也、あら?ルビィどうかしましたか?随分と顔が赤い様ですが」

 

「なっ何でも無いよお姉ちゃん」

 

「そうですの?」

 

ルビィは必死に隠そうとしているが表情に出ていて隠しきれて居ない

 

「真也ルビィと何があったんですの?」

 

「実は…「わ〜真君言っちゃダメ‼︎」何でさ」

 

何があったか説明しようとするとルビィが慌てて僕を止める

 

「そうでしたの、それで真也どうして女性の部屋にノックも無しに入ったのですか」

 

僕が事情を説明するとダイヤに正座をさせられた

 

「何時も千歌姉達には特にノックとかはしないからかな?」

 

「確かに真也君一度もした事ないね、私もだけど」

 

志満姉ちゃんと美渡姉ちゃんの場合はノックしたりするけど千歌姉と楓それに母さんと父さんにもした事はない。そう言えば穂乃果さんとことりさんにもした事ないしされた事もないかも

 

「全く、お2人は兄弟ですので良いんでしょうがルビィは違います。それにルビィは少しずつ慣れてきたとは言えまだ人見知り特に殿方は苦手なのです。それだけは覚えておいて下さい」

 

「分かりました」

 

「分かればよろしいですわ」

 

あっさっきので思い出した

 

「ルビィ、ダイヤから聞いたんだけど朝方まで着る服を選んでたんだよね?何で?」

 

「え…」

 

僕がそう聞くとルビィの顔はみるみる悲しい表情になっていく

 

「え…えっと〜ルビィ?」

 

「…真也君、何か忘れてるんじゃないの?」

 

「…忘れてないよ、確かに遊びに行こうとは言ったけどそれは明日だし」

 

「…もしやルビィが勘違いをしているのでしょうか?それとなく探りを入れてみては如何でしょうか?」

 

そうした方がいいかもしれない

 

「…うん、そうするよ。ルビィ向こうで話そっか」

 

そう言って僕はルビィの手を取って縁側で座って話す

 

「ん〜、風が気持ちい」

 

「そうだね…」

 

縁側で話しているけど未だにルビィの表情は暗いままだ

 

「ねえルビィ、僕の勘違いなら悪いんだけど、もしかしてだけど明日遊びに行くって話したの今日だって勘違いしてる?」

 

「ふぇ?明日?」

 

「うん、明日」

 

僕がそう言うとルビィは必死に考えていき自分が勘違いをして居たと理解すると途端にさっき以上に顔が赤くなる

 

「うう〜、恥ずかしいよ〜」

 

「気にしなくても良いよルビィ、間違いは誰にでもある事なんだしさ」

 

「うん…あ…でもどうしよう‼︎今日これ着ちゃったから明日の分また探さなきゃ‼︎」

 

ルビィもう明日の事考えてくれてるんだ、千歌姉なら絶対後回しにして明日の朝くらいになってから慌て出してそれに僕も巻き込まれるんだよね

 

「ルビィ、その事は後回しにして出かけよう折角可愛い服着てるんだしさ」

 

「真君…うん!」

 

僕は笑ってそう言うルビィとバス停に向かった




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