ラブライブ!サンシャイン!!〜僕とAqoursの物語〜   作:saint shine

187 / 259
172話

〜善子side〜

 

「あれ?2人は?」

 

私が戻ると部屋にはずら丸だけになっていた

 

「ルビィちゃんがちょっと行きたい所があるって真也君も連れて外に行ったずら」

 

「そう…所で何持ってるの?」

 

私はずら丸の持ってる紙袋が気になってそう聞く

 

「ルビィちゃんのハンバーガーずら」

 

「まさかあんた食べたんじゃ無いでしょうね?」

 

ずら丸の事だからルビィに買ったハンバーガーを食べてしまって居るんじゃ無いかと思った私はそう聞いた。

 

「食べてないずらよ、それに真也君にもルビィちゃんのだから食べたらダメって言われたずら」

 

「そう…なら何で持ってるのよ」

 

「置いちゃったらどうしても食べちゃいそうになるずら」

 

(それ持ってても一緒じゃ無いの)

 

「そう言えば…」

 

私がそう考えているとずら丸が何かを思い出したかの様に呟く

 

「善子ちゃん善子ちゃんルビィちゃんから聞いたずら」

 

「ルビィから?一体何を…」

 

第一ルビィだけが知ってる私の話と言えば…まさか!?

 

「ずら丸もしかしてそれって…」

 

「真也君が善子ちゃんの初恋の相手って話ずら」

 

「ルビィ〜!!」

 

私はそう言って頭を抱えてしゃがみ込む梨子には私がバラしたから良いとして…何で話すの!何で本人の許可なく人の初恋の話を誰かにするの!しかも相手は同じAqoursのずら丸なのよ!

 

「騒がしいですわよ善子さん」

 

「げ…」

 

そのタイミングで今1番話を聞かれたく無い人が部屋の扉を開ける

 

「全く此処に泊まっているのは私達だけでは無いのですよ」

 

「まあまあ、善子ちゃんも反省してるみたいだし」

 

「それで何を話してたの?」

 

あの後ルビィと真也以外のAqoursが私達一年生組の部屋に来てダイヤから軽い説教を聴く

 

「善子ちゃんと真也君の事ずら」

 

「善子ちゃんと真也君の事…ああ、そう言う事」

 

私と真也の事について知っている梨子以外が疑問符を浮かべる

 

「善子ちゃんと真也君と言えばあれだよね?ちょっと前に話したサプライズで東京に行った後から2人の距離が近くなったって思ったのと関係あるの?」

 

「ずら」

 

ずら丸がそう頷くとダイヤの顔が険しくなる

 

「そうなんですの…善・子・さ・ん」

 

私はダイヤの有無を言わせない表情で私に顔を近づける

 

(りっ梨子!ずら丸何とかして!私と真也の事情を知ってるのはあんた達だけなんだから!!)

 

私が思って2人に視線を向けて目が合うと2人は目を晒す

 

(ちょっと!2人して目を晒さないで!!)

 

「善子さん正直に話してください。貴方と真也との間に何があったのですか」

 

「え…えっと…」

 

(まずい本当に泣きそう)

 

「落ち着いて下さいダイヤさんそんな話し方じゃ言いたくても言えませんよ」

 

「だね、ダイヤ少し落ち着いて」

 

私が内心泣きそうになっていると流石に見ていて気の毒に思った曜と果南がダイヤを何とか宥める

 

「んん…少し取り乱しましたわ」

 

2人が宥めて数分後ダイヤは落ち着き私にそう言う

 

「前に話したわよねツリーハウスの事とか周りの公園みたいなのの事」

 

「ええ、確か善子さんが子供の頃にご友人と作った物だと」

 

ダイヤは思い返しながらそう言う

 

「それには続きがあってその友達は私の初恋の子でもあるの」

 

「曜ちゃん初恋だって!初恋だって!!」

 

「うん、落ち着こう千歌ちゃん」

 

今度は千歌が暴走しそうになったのを曜が止める

 

「その相手それが真也だったのよ」

 

「え…えー!そうだったの!?」

 

「そうだったんだ」

 

その事を知らなかった梨子とずら丸以外が驚いた顔をする

 

「それで2人の距離が縮まった様に見えた訳か」

 

「ですがその時点で既に真也はルビィとお付き合いをしていた筈です。にも関わらず貴方は真也との距離を縮め始めたこれは一体どう言う事ですの」

 

「それに関してはルビィとも話し合った結果で」

 

「ルビィと?」

 

「あのダイヤさん私その事は少しですけど善子ちゃんから聞いてます」

 

「おらもルビィちゃんから聞いてるずら」

 

そこにずら丸と梨子が遅めのフォローを入れる

 

(助けてくれるなら最初から助けなさいよ)

 

私はずら丸と梨子のダイヤへの説明を聴きながら心を落ち着かせる

 

「そうでしたか」

 

「それにルビィちゃん嬉しかったって言ってたずら」

 

「嬉しかったですか?」

 

ずら丸の言葉の中に私も知らない事があった

 

「ちょっとずら丸それってどう言う事?」

 

「ルビィちゃん真也君との事で勇気が出ない時はその時の事を思い出して頑張って勇気を出して一歩真也君に近づける様になったって言ってたずら」

 

私の知らない所であの時言った言葉がルビィの背中を推してたのね

 

「ダイヤこればっかりは何も言えないんじゃ無い?」

 

「そうですわね」

 

果南にそう言われダイヤは肩の力を抜く

 

「善子さんこれだけは教えて頂きたいのですが」

 

「何よ」

 

「ルビィと真也をわざと突き放す様な事はしないですね」

 

ダイヤはまた真剣な表情に戻り私にそう聞いて来る

 

(何だそんな事そんなの決まってる)

 

「しないわよ、そんなズルして振り向いて貰っても嬉しくない」

 

それに万が一そんな方法で真也を振り向かせられても意味がないしあの子は…ルビィは友達だから真剣勝負でいきたい

 

「分かりました、遅くなってしまいましたね果南さん鞠莉さん戻りますわよ」

 

「千歌ちゃん曜ちゃん私達も戻りましょう」

 

そう言ってずら丸以外の全員が自分の部屋に戻って行った途端に私は床に倒れ込む

 

「お疲れずら善子ちゃん」

 

「本当よ…はぁ〜疲れたし私は先に寝てるわ」

 

そう言って私はベッドに向かい布団を被る

 

「おやすみずら」

 

「おやすみ」

 

ずら丸にそう言って私は眠りに着いた

 

〜善子side out〜




感想や評価お願いします
誤字や脱字の報告もあると幸いです
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。