ラブライブ!サンシャイン!!〜僕とAqoursの物語〜   作:saint shine

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190話

「雨…ですわね」

 

外を見ながらダイヤがそう呟く

 

「何をお祈りするつもりだったの?」

 

「決まってるよ」

 

僕の質問に鞠莉はそう返す

 

「ずっと一緒にいられますように?」

 

「これから離れ離れになるのに?」

 

「だからだよ、だからお祈りしておくのいつか必ず…また一緒になれますようにってでも…無理なのかな」

 

「なれるよ!」

 

鞠莉が残念そうに話すと突然千歌姉が大声を出す

 

「絶対一緒になれるって信じてる。鞠莉ちゃんそれ良い?」

 

「え?」

 

鞠莉が星座早見盤を渡すと千歌姉は雨の中外に出て行く

 

「この雨だって全部流れ落ちたら必ず星が見えるよだから晴れるまで…もっともっと遊ぼう」

 

千歌姉は星座早見盤を空に向けながらそう言うと車の中に居た鞠莉達も外に出て行く

 

「晴れなかったら…神様も勘当でーす」

 

鞠莉の言葉を聞いて笑う姿を少し後ろから眺める

 

「真也君も!」

 

「僕も?」

 

「うん!」

 

そう言って千歌姉が僕を皆んなの所に引っ張って行く

 

「しょうがない…あれ?」

 

僕が千歌姉達と同じように星座早見盤に手を伸ばすと途端に雨がやみはじめた

 

「凄いよ!真也君が一緒にしてくれたら本当に雨がやんだよ!」

 

「これは!まさか真也は天界からの使い」

 

「それはないずら」

 

善子の考えを花丸が直ぐに否定する

 

「堕天使?」

 

「流れ星ずら」

 

「あっ!また!」

 

「こっちも!」

 

流れ星を見つけた皆んなが思い思いの反応をする

 

「ルビィ?」

 

暫くすると隣に居たルビィが寄りかかって来たので隣を見てみるとルビィが眠っていた

 

「ダイヤそろそろ車に戻らない?」

 

「そうですわね、皆さん車に戻りましょう」

 

ダイヤがそう言うと他の皆んなも眠かったのか頷き車に乗る

 

「すみません真也」

 

「ううん気にしないでダイヤ、鞠莉毛布とか持って来てないの」

 

「後ろに積んであるわ」

 

鞠莉にそう言われ後ろを見ると確かに毛布が数枚あった

 

「真也これで全部ですか?」

 

「うん、後ろにあったのはそれだけだよ」

 

後ろにあった毛布を前に回し最後の一枚をルビィに掛ける

 

「真也貴方自分の分が無い様ですが」

 

「そう言うダイヤもだけど」

 

最後にルビィに毛布を掛けた後に毛布が足りない事に気がついた

 

「ダイヤ場所変わってくれる?」

 

「ええ、仕方がありませんわね」

 

そう言ってダイヤが僕と場所を変わってルビィの隣に移動してルビィと同じ毛布を使う

 

「真也君寒く無い?」

 

「大丈夫だよ千歌姉」

 

そう言うと千歌姉は僕の近くまで来て自分と同じ毛布を被せる

 

「あったかいね」

 

「千歌姉がそうしたかっただけでしょ」

 

「えへへ」

 

僕がそう言うと千歌姉は笑って誤魔化す

 

「でもありがとう」

 

「うん、おやすみ」

 

「おやすみ」

 

僕は千歌姉にそう言って目を閉じた




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