ラブライブ!サンシャイン!!〜僕とAqoursの物語〜   作:saint shine

31 / 180
16話

「本当!?やった!!これで5人だよ!それに真也君もマネージャーをやってくれるし!「千歌姉話聞いてた?体験入部だよ?」え?」

 

そう言って千歌姉は疑問符を浮かべるやっぱり聞いてなかったんだ

 

「要するにお試しでやってみて行けそうなら入部、逆に合わないと思ったら入部しないって事」

 

「そうなの?」

 

「いや、まあ色々あって」

 

「もしかして生徒会長?」

 

曜さんの質問に花丸と2人で頷く

 

「だから此処に来た事は内緒で…言ってる側からバラすような事しない千歌姉」

 

そう言って部員募集のチラシに花丸とルビィの名前を書いた千歌姉を止める

 

「千歌ちゃん人の話は聞こうね」

 

そう言って曜さんが千歌姉の肩に手を置く

 

「真也君も大変ね、こんなお姉さんが居て」

 

「まぁ、退屈はしないです」

 

「大変なのは否定しないずらね」

 

「あはは」

 

花丸の言葉に苦笑いをするルビィ

 

「じゃあ取り敢えず練習やって貰うのが1番ね」

 

やっと練習が始まるようだ

 

「これが練習メニューよ」

 

そう言って梨子さんはホワイトボードに練習メニューを書いた紙を貼る。あれ?この練習メニュー見覚えが

 

「真也君どうかしたずら?」

 

「いや、あの練習メニュー見覚えがあって」

 

そう言って考えてるうちに1つの答えが見えたそりゃ見覚えがある筈だ

 

「梨子さんそれってA-RISEの練習メニューを参考にして考えましたか?」

 

何故なら僕が考えた練習メニューなのだから

 

「ええ、そうよ」

 

「良くわかったね真也君?」

 

曜さんがそう言う

 

「そりゃ僕が考えた練習メニューだからね…あ」

 

曜さんの質問に答えるように言ってしまった

 

「真也君どう言う事!?」

 

そう言って千歌姉が僕のすぐ近くまで走って来るだから言いたく無かったんだよなぁ

 

「優木あんじゅさんが小学校の時の先輩でね、かなりお世話になったからマネージャーを引き受けて欲しいって言われた時に断れなくてそれでマネージャーを引き受けたって訳」

 

「あのA-RISEの優木あんじゅさんが小学校の時の先輩か、都会だとそんな偶然もあるんだ」

 

「穂乃果さん達も最近音ノ木坂でスクールアイドルを始めたらしいですよ」

 

昨日穂乃果さんからスクールアイドルを始めた事を聞いたのでそれを千歌姉達に伝える

 

「穂乃果ちゃん達もなんだ!」

 

「ルビィちゃんと花丸ちゃんはあんまり驚いてないね?」

 

既に知ってるルビィと花丸はあまり驚かなくて当然だがそれを知らない曜さんがルビィと花丸に聞く

 

「丸とルビィちゃんは前に真也君から聞いたずら」

 

「うゆ、千歌先輩達も知ってると思ってたんだけど」

 

「もー!真也君また千歌に意地悪するの!?」

 

「千歌姉意地悪じゃないよ、千歌姉は直ぐにそうやって騒ぐから言いたく無かったんだよ」

 

「「あー」」

 

僕の発言に納得してしまう曜さんと梨子さん

 

「取り敢えず練習をしましょう。いつまでもこうしてる訳にも行かないし」

 

梨子さんの言葉で今度こそ練習が始まろうとしたが1つ疑問に思った

 

「それで練習ってどこでするんですか?グラウンドも中庭も運動部が使ってますし、部室もそこまで広く無いですよ?」

 

僕の質問に千歌姉達は固まる

 

「まさかとは思いますけど、考えてないとか?」

 

そう言って梨子さんを見る

 

「えっと、あはは」

 

「帰ります」

 

そう言って部室を出る

 

「真也君お願いだから待って!!」

 

そう言って千歌姉に止められる

 

「いや、練習場所も決まってないのに部員募集するってどう考えても可笑しいよね?」

 

「う!それは…その」

 

そう聞くと言葉に詰まる千歌姉

 

「あ!屋上なんてどうかな?」

 

曜さんがそう提案する

 

「屋上…確かに良いかも知れませんけど、雨天の場合はどうするんですか?その場合も視野に入れて今後の練習場所を確保をした方が良いと思いますよ」

 

「はーい」

 

練習場所が決まったので早速屋上に向かう

 

「富士山くっきり見える!」

 

「でも日差しは強いかも」

 

「それが良いんだよ!太陽の光をいっぱい浴びて海の空気を胸一般に吸い込んで!あったかい…」

 

そう言ってしゃがんで床に触れる千歌姉の近くに全員が集まる

 

「本当だ」

 

同じ様にしゃがんで床に触れた曜さんががそう呟く

 

「んー!気持ちいいずら」

 

そう言って寝転ぶ花丸の頬をルビィがつつく

 

「それじゃあ練習始めよっか」

 

千歌姉の言葉に花丸も起き上がり、全員頷き5人で円陣を組み、手を重ねる。僕はその光景を後ろで見ていた。

 

「いくよー!Aqoursー」

 

『サーンシャイーン!』

 

「ワンツースリーフォー、ワンツースリーフォー」

 

曜さんがリズムに合わせて千歌姉とルビィが踊る

 

「出来た」

 

「流石ルビィちゃん」

 

「出来ました千歌先輩!」

 

「あれ?」

 

初めてするルビィが出来たがいつもしている筈の千歌姉が失敗していた

 

「千歌ちゃんはやり直し」

 

「次は曜さんと梨子さんと花丸、3人同士に僕が見ます」

 

僕がそう言うと梨子さん達もそれぞれの位置に立つ

 

「花丸リズム遅れ気味だよ、曜さんと梨子さんは今のリズムのままでお願いします」

 

「はい」

 

指摘された花丸はリズムを合わせる

 

「花丸大丈夫?」

 

「大丈夫じゃないずら」

 

そう言って床に仰向けで寝転がる花丸

 

「まぁ、千歌姉みたいなミスは無かった訳だし残りは千歌姉だけだね」

 

「真也君もやるの!千歌だけなんて寂しいよ!」

 

「確かに、私達に指摘するって事は真也君も出来るって事だよね?」

 

「わかりました、その代わりこっちのリズムに合わせて貰うよ千歌姉?」

 

「了解!」

 

そう言って千歌姉は僕と並んで踊る

 

「もっもう限界、なんでそんなに上手なの!?」

 

「他人に指摘するんだから自分は出来て当然だよ」

 

流石にこれ以上踊らせるのは酷に思った曜さんはダンスの練習を切り上げて部室に帰った

 

「今日までって約束でしょ?」

 

「思い付かなかったんだもん」

 

部室に戻ると千歌姉と梨子さんがそんな話をしていた

 

「何かあったんですか?」

 

「ああ、今新しい曲の歌詞考えてるんだ」

 

へー、千歌姉が歌詞考えてるんだ

 

「花丸ちゃん、それに真也君も何か思い付いたら言ってね」

 

「「はあ?」」

 

その間ルビィはさっきの振り付けの練習をして居てそれを見た花丸は微笑んでいた

 

「これを一気に登るんですか!?」

 

「そうだよ、途中で休憩とかしちゃうけどね」

 

そう言って曜さんが苦笑いを浮かべる

 

「真也君もこれを休憩無しは「行けない事もないよ?」嘘!?」

 

「嘘じゃないよ、一様毎日果南さんと一緒に登ってるんだし」

 

「でも今日は居なかったよね?」

 

「え?僕は千歌姉達とすれ違ったけど?」

 

僕の言葉に千歌姉達は首を横に降るどうやら気づかれてなかったらしい

 

「でもライブで何曲も踊るには頂上まで登るスタミナが必要だし」

 

「それじゃあ、ヨーイ!ドーン!」

 

千歌姉のその言葉を合図に全員走り出した

 

「あら?真也さん?」

 

「ダイヤさん?どうして此処に?」

 

途中で千歌姉達を待って居るとダイヤさんが来た

 

「わたくしは花丸さんに呼ばれて」

 

「ダイヤさん!」

 

そう言った方を見ると花丸が居た

 

「こんな所に呼び出して何のつもりですの?」

 

「ルビィちゃんの話を…ルビィちゃんの気持ちを聞いてあげて下さい」

 

「ルビィの?」

 

花丸は頷いて走って行く

 

「花丸!!ダイヤさんそれじゃあ!」

 

「えっええ」

 

そう言って僕は花丸を追いかける

 

「花丸待ちなよ、これで良かったの?」

 

花丸の手を掴み引き止めてそう聞く

 

「きっとルビィちゃんはダイヤさんにきちんと気持ちをスクールアイドルをやりたいって伝えられたずら。だから、丸の役目はもう終わりずら、真也君ルビィちゃんの事は頼んだずら」

 

「わかったよ花丸」

 

僕はそう言って花丸の手を離すと花丸は走り去って行く

 

「でもね花丸、その後ルビィがどうするかは知らないからね」

 

そう言って僕は千歌姉達の元に戻る

 

「それで、真也君ルビィちゃんの事頼んだのにどうして図書室に居るずら?」

 

「確かにそう言ったね、でも僕がマネージャーをするのは正式な部に必要な人数が集まってからって約束なんだ」

 

花丸の質問にそう答える

 

「そうずらか」

 

「そうなんだ」

 

(さて、あの子はいつ来るのやら)

 

そう考えていると廊下を走る足音が聞こえてき図書室の扉が開かれた。どうやら来たらしい

 

「ルビィちゃんどうして」

 

そう僕が待って居たのは黒澤ルビィ彼女だ

 

「ルビィね!花丸ちゃんの事ずっと見てた!ルビィに気を使ってスクールアイドルやってるんじゃないかって!ルビィの為に無理してるんじゃないかって心配だったから、でも…それは違うって真君が教えてくれた」

 

ルビィがそう言った所で花丸は僕を見る

 

「だってさ、屋上に居る時とみんなで話してる時はともかくさ、スクールアイドルを好きじゃないと出来ないよダンスの練習を楽しそうには」

 

「ルビィもそう思った!花丸ちゃん好きなんだって!ルビィと同じくらいスクールアイドルが好きなんだって!」

 

「丸が?まさか」

 

「じゃあ何でその本そんな真剣に読むの?」

 

僕はさっきまで花丸が読んでいたスクールアイドルの雑誌を持って聞く

 

「ルビィね!花丸ちゃんと一緒にスクールアイドル出来たらってずっと思ってた!一緒に頑張れたらって!」

 

ルビィの言葉に花丸は首を左右に振る

 

「それでもおらには無理ずら、体力ないし向いてないよ」

 

「体力ならこれから付けていけば良いんだよ花丸、それに最初から向いてる子なんていないよみんな最初の動機なんて」

 

僕はそう言って扉に目線を向けると

 

「でも好きだった、やってみたいと思った」

 

そう言って梨子さんや千歌姉、曜さんも中に入って来る

 

「そんな感じで良いと思うよ」

 

梨子さんがそう言うと千歌姉が花丸に近づき手を伸ばす

 

「ルビィ!スクールアイドルやりたい花丸ちゃんと!」

 

「丸に出来るかな?」

 

「私だってそうだよ?1番大切なのは出来るかどうかじゃない、やりたいかどうかだよ!」

 

そう言って千歌姉は微笑む

 

「あの、丸…運動は苦手だし体力もないけど精一杯頑張ります!」

 

そう言って花丸は千歌姉の手を取る

 

「よし!これで5人だ!「千歌ちゃん1人忘れてるよ」え?」

 

曜さんの言葉に千歌姉は驚く

 

「真也君これで5人になったずらよ」

 

「そうだね、僕がマネージャーになったからには練習に関しては一切手を抜かないからそのつもりでいて!それでも良いなら約束通りマネージャーを引き受けるよ」

 

僕は悪い笑みを浮かべてそう言うと千歌姉達は互いに顔を見合わせる

 

「うん、望むところだよ真也君!」

 

こうしてAqoursはメンバーは5人にマネージャーが1人計6人になった




感想や評価お願いします
誤字や脱字の報告もあると幸いです

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。