ラブライブ!サンシャイン!!〜僕とAqoursの物語〜   作:saint shine

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42話

「スクールアイドルは絶対やらない!!」

 

部室まであと少しの所で大声で力強くそう言う果南さんの声が聞こえたと思うと部室から出てくる

 

「果南さん?」

 

「真也君もしかして今の」

 

果南さんの言葉に頷く

 

「あはは、驚いたよね?」

 

「はい、少しばかりそう言えばこれ果南さんのですよね?」

 

そう言って僕は善子から預かった服を果南さんに見せる

 

「そうだけどなんで真也君が…ああ、朝曜を助けた1年生って真也君なんだその服もう着るつもりないから曜にあげて」

 

果南さんは少し複雑そうな顔をしながらそう言って歩いて行く

 

「すいません!?」

 

「!!」

 

部室に入ろうと扉を開けると部室から出ようとしたダイヤとぶつかり転びそうになるダイヤの手を掴む

 

「ナイス真也君!!」

 

何故かわからないが千歌姉から賞賛される

 

「大丈夫ダイヤ?」

 

「え!ええ、ありがとうございます」

 

「?」

 

ダイヤはそう言うが何故だろう顔が赤い

 

「その…もう手を離して頂いて大丈夫ですわ」

 

「ああ、そう言う事」

 

僕がダイヤの手を離さなかったから恥ずかしくなったのか

 

「そうだった、曜さんこれ果南さんもう着るつもりないから曜さんにあげてって言ってましたよ」

 

「そうなんだ…」

 

「果南…」

 

僕がそう言うと曜さんと鞠莉さんが悲しそうな表情を浮かべる

 

「ごめん!先生の手伝いが長引いちゃって…真也なんなのこの場違いな空気」

 

「知らないよ善子」

 

部室に到着した善子にそう聞かれるが僕もついさっき来たばかりなので分からない

 

「一先ず状況の説明を」

 

「そうよ!あんた達だけで落ち込んで私と真也を仲間外れにするのやめなさいよ!」

 

それは少し違う気がする

 

黒澤家に向かって居る途中僕と善子が来るまでにしていた話を聞いた。この間ダイヤが言って居たスクールアイドルのメンバーの中に果南さんと鞠莉さんが居た事そこまで話した所でダイヤが部室から逃げようとした所に僕が来たそうだ

 

黒澤家に着いてからはダイヤは東京のイベントでの事を話してくれた

 

東京のイベント当日鞠莉さんは足に怪我をして居てそのまま進めれば怪我だけでなく事故に繋がる可能性もあったそれで果南さんは歌わなかった。それならその後もと言う話になったが鞠莉さんが職員室で留学の話を断って居る姿を偶然果南さんが見てしまった事

 

「果南さんは思ってしまったのですわ。このままでは自分達のせいで鞠莉さんから未来の色んな可能性を奪ってしまうのではないかと」

 

そこまで聞いて鞠莉さんは走ろうとするがダイヤが止める

 

「何処へ行くんですの!!」

 

「ぶん殴る!そんな事一言も相談せずに!」

 

「お辞めなさい、果南さんはずっと貴方の事を見てきたのですよ?貴方の立場も…貴方の気持ちも…何より貴方の将来も…誰よりも考えている!」

 

鞠莉さんはそれを聞くと走って外に出る

 

「僕鞠莉さんの気持ち少し分かるかな?千歌姉達を心配させたくなくて言ってなかったけど僕にも留学の話があったから」

 

「真也君に留学の話?」

 

千歌姉の言葉に頷いて続きを話す

 

「うん、中2の時にね。音楽を専門的に学ぶ学校に来ないかってそう言う話が来たんだ。その時に初めて穂乃果さん達と喧嘩した。喧嘩って言っても口喧嘩だけど、穂乃果さん達もみんな乗り気なんだけど僕は別に行きたくないって思ってた。そんな時に海未さんが僕の様子が可笑しいって気が付いたみたいで僕は行きたくないってそう言ったらさっきのダイヤと同じこと言われたんだ。穂乃果さんもことりさんもずっと僕の事を見てたからそう言うんだって、僕がどれだけバイオリンの練習をしてきたか知ってるから、僕がどれだけ努力したか知ってるからって、でも1番怖かったのはみんな同じで僕の可能性を奪う事が1番怖かったってそう教えてくれたんです」

 

あの時は海未さんに言われて初めて気が付いた自分がどれだけ穂乃果さんに、ことりさんに、そして海未さんに大切に思われているのか

 

「ダイヤ、どれだけ相手の事を思っていてもそれは言葉にしないと伝わらない。そのせいで相手を傷つける事もある。僕と穂乃果さん達のように」

 

「そうかもしれませんね」

 

ダイヤはそう言って鞠莉さんと同じく走って何処かに向かう

 

「真君、何で留学に行かなかったの?」

 

「もっと穂乃果さん達との思い出が欲しかったから。ただそれだけ」

 

「そんな理由で留学を断ったの?」

 

僕の言葉を聞いて曜さんがそう言う

 

「そうだよ、それにその留学を断ったお陰で今みんなと居られる時間を過ごしてられる。その事に比べたらどうって事ないよ」

 

『真也君(真君(真也))』

 

「さて、それじゃあ最後のメンバー勧誘に行こう!」

 

『おー!』

 

そう言って僕達はダイヤと鞠莉さんが向かったであろう浦の星に向かう

 

「ダイヤさんって本当に2人が好きなんですね?」

 

校門から出て来たダイヤに千歌姉がそう聞く

 

「それよりもこれから2人を頼みましたわよ?ああ見えて2人共繊細ですから」

 

「じゃあ!ダイヤさんも居てくれないと!」

 

「え!?わたくしは生徒会長ですわよ!?とてもそんな時間は」

 

「それなら大丈夫です!鞠莉ちゃんと果南ちゃんと後7人も居るんですから「千歌姉は居なくて良いと思うけど?それに中学では僕も生徒会長してたんだから逆に千歌姉が居ると邪魔になりそう」そこは黙って頷いてよ!真也君!」

 

千歌姉の言葉を聞いてその場に居る全員が笑う

 

「ルビィ?」

 

ダイヤがルビィの名前を呼ぶとルビィはダイヤの近くまで行ってこう言う

 

「親愛なるお姉ちゃんようこそAqoursへ!」

 

こうしてAqoursは9人とマネージャー1人を合わせた10人になった

 

「実はね私達がスクールアイドルをしてた時の名前もAqoursなんだ」

 

果南さんが懐かしむようにそう言う

 

「そうなの?」

 

「うん、でもこの状況は誰かさんにまんまとはめられたみたいだけどね」

 

そんな事をしそうなのは

 

「鞠莉さん?」

 

「少なくとも私では無いわ」

 

「わっわたくしでもありません…わよ」

 

聞いても居ないのにホクロを触りながらそう言うダイヤ

 

「ま、名前を考えた時に浜辺に文字を書いてた人なら知ってるけどね」

 

「え!?嘘!?誰々!?」

 

千歌姉がそう言って僕に近づいてくる

 

「ダイヤだよ千歌姉」

 

「真也!?わたくしでは無いと!「この写真を見てもそんな事が言えますか?」はぁ、やられましたわ。まさか写真を撮られて居たとは」

 

そうそこに写っているのは木の枝で浜辺に文字を書くダイヤの姿だった

 

「真也君、この際だから私達事名前で呼んで貰え無いかな?後良かったら敬語も抜いて」

 

「どうしたんですか突然?まあ良いですけど、果南これで良い?」

 

「あ!ずるいわ果南!真也私もね!」

 

「わかってるよ鞠莉、この調子だと曜と梨子もそうだよね?」

 

「お!真也君わかってるね!」

 

僕の言葉に敬礼をする曜

 

「私はそうでもなかったけど「それじゃあ戻しますか?」今ので良いわ!よろしく真也君」

 

僕がそう言うと慌ててそれを肯定する梨子

 

「真也君私は?」

 

「うーん、ルビィもダイヤの事お姉ちゃんって呼んでるしこれからも千歌姉で行くよ」

 

「その方が良いかもね、それじゃあ行くよみんな!」

 

千歌姉の合図で円陣を組む

 

「1!」

 

「2!」

 

「3!」

 

「4!」

 

「5!」

 

「6!」

 

「7!」

 

「8!」

 

「9!」

 

「10!」

 

『aqours!サンシャイン!!』




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