ラブライブ!サンシャイン!!〜僕とAqoursの物語〜   作:saint shine

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54話

「千歌姉!早く起きないとまたお姉ちゃんに怒られるよ!」

 

この間と同じ様に美渡お姉ちゃんに頼まれてしいたけと千歌姉を起こしに行く

 

「う〜ん、真也君後5分だけ」

 

「しいたけ!」

 

「ワン!」

 

僕がそう言うとしいたけは千歌姉の上に乗る

 

「う〜、しいたけ重いよ」

 

千歌姉がそう言いながら起きたのでしいたけに退いて貰う

 

「おはよう千歌姉」

 

「ふぁ〜、おはよう…真也君」

 

まだ寝起きなので千歌姉の目は半分くらいしか開いていない

 

「おっ!お疲れ真也、千歌梨子ちゃんが来てるから早く行ってやれ」

 

「はーい、じゃあ行ってくるね〜」

 

千歌姉はそう言って梨子と練習に向かった

 

「おーい!居るか千歌?あのバカ弁当忘れて行きやがったよ」

 

少しして美渡お姉ちゃんが千歌姉のお弁当を持って来た

 

「どうするの美渡姉?」

 

「楓かどうすっかな?そう言や真也お前千歌達が練習してる場所知ってるんだよな?」

 

美渡お姉ちゃんにそう聞かれて僕は頷く

 

「悪いけどこの弁当千歌に届けてやってくれないか?」

 

「うん!わかったよ美渡お姉ちゃん!いってきます」

 

そう言って千歌姉を追いかけて家を出る

 

〜千歌side〜

 

「ふぁ〜」

 

「どうしたの千歌ちゃん随分と眠そうね?」

 

練習場所に向かっている途中に欠伸をする私に梨子ちゃんがそう聞いてくる

 

「実はさっき起きたばっかでまだ眠いんだ」

 

「そうなんだ、着いたわ「もうダメ、おやすみ」千歌ちゃんもうみんな来てるわよ!?起きて千歌ちゃん!」

 

そう言って梨子ちゃんが私の体を揺さぶるが眠気の方が強い

 

「千歌姉〜!」

 

「真也君?…」

 

曜ちゃんが誰かの名前を呼ぶけど途中で完全に寝てしまって誰かは分からなかった

 

〜千歌side out〜

 

僕が練習場所に着くと千歌姉も曜達も居た

 

「千歌姉〜!」

 

「真也君?どうしたの!」

 

最初に僕に気付いた曜がそう言って近づいて来る

 

「千歌姉お弁当忘れてるよ?」

 

「う〜ん、あっありがとね真也君」

 

千歌姉はそう言ってお弁当を受け取って鞄に入れる

 

「千歌姉まだ眠い?」

 

「うん、まだ眠いかも」

 

そう言って千歌姉は目を擦る

 

「真也君…今朝はその…ごめんなさい」

 

梨子が謝ってるのは梨子の部屋での事だと思う

 

「ううん、僕もごめんね梨子。ほら起きて千歌姉!」

 

そう言って地面に座り込んで眠そうにする千歌姉を起こす

 

「もう…ちょっと…」

 

「千歌ちゃん…もう真也君が千歌ちゃんのお兄さんかお父さんに見えてきたよ」

 

「そうね、私も時々そう見えるわ」

 

梨子と曜が何か話しているけど声が小さくて聞こえない

 

「曜さん、梨子さん、真也」

 

「「「お姉ちゃん((ダイヤさん))」」」

 

痺れを切らしたお姉ちゃんがこっちに来る

 

「千歌さんは遅刻扱いにするので梨子さんも曜さんも練習に参加して下さい」

 

「「わっわかりました」」

 

お姉ちゃんがそう言うと曜と梨子も練習に参加しに行く

 

「真也貴方も帰って大丈夫ですわ、後はわたくし達に任せてください」

 

「うん、ありがとうお姉ちゃん」

 

そう言って千歌姉をダイヤさんに任せて僕は家に帰った

 

〜千歌side〜

 

「う〜ん、此処は「やっと起きましたか千歌さん」だっダイヤさん!?どうしてダイヤさんが!?」

 

「覚えてないの千歌ちゃん?」

 

梨子ちゃんにそう言わるけど何の事かわからない

 

「ごめんなさい」

 

「全く、せっかく真也が起こしてくれたと言うのに彼方と言う人は、大体何が原因で寝坊したんですの」

 

声を聞いただけで分かるダイヤさんは今物凄く怒ってる

 

「それが良い歌詞が思いついたんだけど書き終わったのが真夜中で、その代わり良い歌詞が出来ました!歌詞も昨日のうちに鞄の中に入れてます」

 

私は鞄を開けて歌詞の書いたノートを出してダイヤさんに渡す

 

「確かに良い歌詞は出来ていますが…それとこれとは話が別ですわ!」

 

「う!確かに」

 

ダイヤさんからの説教は学校に着くまで続いた

 

〜千歌side out〜




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