OSERO【狐野家長男あべこべWORLD】   作:のり塩ぽてち

11 / 19


 なんでも言うこと聞く魅音ちゃん。




11・お野菜しっかりとってね?

 

「あわわわわわわわ、みおたん!もっとそっちに寄ってください!」

 

「そんなこと言ったって・・・あ、ほーちゃん!そっちに足をのせちゃっ!?ちかいちかいちかい!!!」

 

「はーい、おにいちゃんアウトー。」

 

 

 今日は我が家でちよたん含む狐野家高校生組で遊んでおります。

 あのですね、ツイスターゲームはアカンと思うのですよ。ただいまほーちゃんのスパッツに負けました。

 そして俺が上でちよたんが下、ちよたんは俺から見て逆さ向いてブリッジしてました。あとはわかるな?

 

 

「魅音君はカラダかったいねー。きーちゃんとほーちゃんでやわらかくしてあげるのですぅ。」「やるのですぅ。」

 

「あ、だめっ!両方から引っ張っちゃ・・・あだだだだだだ!!!」

 

「おねえちゃんたち、あんまりおにいちゃんにいじわるしちゃダメだよ?また肩ぐりぐりされちゃうよ?」

 

 

 さすが妹様、俺の味方はあんただけやあぁぁ・・・。

 

 きーちゃんとほーちゃんは無茶苦茶するからなぁ。

 あ、今日ちよたんが来てるのは元々きーちゃんとほーちゃんがちよちゃんと同じクラスで、大学受験の勉強会のためらしいです。

 ん?まて、勉強会どこいった?

 

 

「きーちゃんにほーちゃん、それとちよたん。勉強会はどったの?」

 

「みおたん、それは聞いてはならないのです。夏休みなんですよ?たまには勉強も稽古も忘れて遊ぶのです。」

 

「ちよちゃん勉強あんまり出来ないけどねー。」

 

「今日はこのあとちよちゃん家に泊まりで徹底的にちよちゃんに叩き込むのですぅ。」

 

 

 ひえぇ、といいながら青ざめるちよたん。

 よく考えたら今日はロリ率たけえな。全員160cmいってないという・・・うっさいわ!

 

 さて、恒例のデザートタイム、本日はババロアでございまーす。はーい、みんな手を洗っておいでよー。

 暑いからね、昨日のうちに用意して冷ましておいたよ。いちごとチョコと抹茶をそれぞれ作ってみたぜ。

 あれからみょんチャンネルも好評で、実は反響が多いのがお料理回だったりする。アレコレ作ってと言われると勉強にもなるし、人に見せるためにも練習するから最近またメキメキと腕があがりました。

 おぉ、うめぇか?たんとおあがり。

 

 

「みおたん!お願いがあるのです!」

 

「どした、ちよたん?鼻にクリーム付いてるぞ?」

 

「っ!!!・・・コホン。実はですね、ちよに料理を教えてほしいのです。」

 

「どした?ちよたん料理出来ないの?」

 

「簡単なのは出来るのですが、いつも頑張ってくれているママにもっとおいしい料理を作ってあげたいのですよ。ママはプログラマーなのですが、いつも遅くまでお仕事していて大変そうなので是非労ってあげたいと思ったのです。」

 

「「ちなみに魅音君のホームページ手伝ってくれた人だよー。」」

 

 

 ふむ、そういうことであればこの魅音、み・な・ぎ・っ・て・ま・い・り・ま・し・た!!!

 まかせろちよたん!俺が全力でサポートしてやるぜ!!

 

 さて、今日のメニューはお仕事でおつかれのママさんをサポート、自然食をテーマにしていきたいと思います。

 ごはんはひじきを炒め蒸し煮し、玄米でひじき玄米ごはんに、食べごたえを意識してひき肉入りのれんこんバーグ。梅酢をつかってさっぱりとにんじんドレッシングサラダとこんぶで出汁をとったお味噌汁。

 

 

「ほえ~、配信で見てるですがみおたんはやっぱり手際がいいですねぇ。」

 

「油使うけどこれならちよたんでも簡単に作れるだろ?ママさん、栄養偏ってそうだし今日はカラダにいいメニューを選んでみたけどどうかな?」

 

「ありがとです。タッパーは洗ってちゃんと返すのです。また時間あるときに教えてもらってもいいです?」

 

「もちろん、ちよたんが連絡入れてくれれば今度はママさんにも出来たてを味わってもらいたいからうちに呼びなよ。」

 

「いいねおにいちゃん、ちよ先輩には未来も稽古のときにお世話になってるからその時は未来もお手伝いするね?」

 

 

 俺の周りには天使しかおらんのか・・・。ハッ!?ここが天界か!?

 いかんいかん、またトリップした。しかも無意識でついつい両サイドの天使たちを撫でてしまっていた。

 ちよたんめっちゃ真っ赤になってるやん、かわええ。

 

 そういえば公式ホームページ作ったって聞いたけどまだ見てないんよね。

 あ、きーちゃんほーちゃん、俺のホームページちょっと開いて見せてくんね?

 

 

「はーい、こちらが魅音君の専用ページになりますぅ。」

 

「サーバーはいっちばんいいとこの使ってるですよぅ。ちよちゃんママ経由で大手のサーバー会社に大量アクセスでも大丈夫な専用サーバーを用意してもらったのですぅ。」

 

「何これ?俺、このトップ画像のこんな優しい微笑みした写真撮ったことあったっけ?」

 

「みおたんの写真は弥生たんが提供してくれた秘蔵の写真らしいですよ?」

 

「まあああぁぁたぁあいつかああああぁぁぁ!!!」

 

 

 どこのアイドルの写真だよってぐらいのカメラ目線、これ絶対俺が寝ぼけてるときに撮りやがったな!!

 超ハズいわアホおおおぉぉぉ!!!

 

 なんやこれグッズ販売?うは、クリアファイルにキーホルダー、Tシャツもあるのか。

 街中に俺の顔をプリントした女性たちが歩いて・・・はっず!!!はずかしすぎるわ!!!

 あいつ、今度ご飯食べに来たときに嫌いなピーマンてんこ盛りにしてやる。

 

 え?通帳見たって?怖くて見てないってば。

 あ、はいはい。ネットバンキングで見てみますね?

 ・・・ひえええええぇぇぇぇ!!!みっ、美玲姉さんに資産運用任せよ。

 

 

「ハハハ。みおたんはちよが養ってあげるつもりでしたがこれではちよが養われてしまうです。これではちよはお役御免です・・・。」

 

「何を言う、ちよたんがいてちよたんのママがいるからここまでになったんだ。それに俺は誰かに養われる男になるつもりはないぞ?それにちよたんにはいつも癒やされてるからな、もっと自信を持ちなさい。」

 

「だっ、だからみおたんはそういうセリフは反則なのですぐにいっちゃダメです!!!」

 

「「魅音君はホントに天ビですぅ。」」

 

「俺は天ビじゃない!!!」

 

「ごめん、おにいちゃん。今回はちょっと未来もフォロー出来ないかな?」

 

 

 天使たちが地獄に叩き落としてきたでござるよ!?

 

 最近あだ名が天ビで固定されてきた。みょんチャンネルの人達にもちょくちょく天使(天ビ)って言われるし、ひでぇ。

 弥生なんか『みおやん。あ、違った天ビ~?』とか言ってからかってくるからな、やはりあいつの食事はピーマンに決定やな!!

 

 お、そろそろちよたんの家に行くのか?近いけど気をつけろよ?

 きーちゃんとほーちゃんはちよたんママにお礼言っといてくれ。ほな行っといで。

 

 

「おにいちゃん、たまにみんなにお父さんみたいな雰囲気出すよね。」

 

「そうか?まぁあのちびっ子たち見てるとなぁ・・・。あれ、みんなホントに全員年上なんだよな?」

 

「・・・たまに未来もわからなくなるかも。」

 

 

 妹様と見送ってから二人して首を傾げる。

 

 その後、ちよたんがちよたんママに夜ご飯を魅音が作ってくれたと伝えたところ、一眼レフを持ち出してメモリ容量いっぱいまで嬉し泣きしながら食事を連射して撮りまくるママさんがいたそうな。

 どうやら健康のことまで気遣ってくれたことに感動した模様。ホームページの運営のつぶやき欄に投稿したところ、大量のイイネがついたそうです。

 

 






 食生活って難しいですよねー。

 ちなみにこのあときーちゃんほーちゃんコンビによる鬼の勉強合宿が開催。

 ちよたんはやればできる子です。

 ただし体を動かすほうが好きなので普段はやりません。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。