OSERO【狐野家長男あべこべWORLD】   作:のり塩ぽてち

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 魅音君は、はたらくママを応援しています。




12・美玲の野望、ぱわーあっぷきっと

 

 ここにきて初めて『うちの美玲姉さんまじですげぇ』と思いました。

 

 実はみょんチャンネルを始めるときに賛成多数の中、最後まで『私の魅音を世間に広めるなんて許さないぞ!』って言って反対していたのは我が家のポンコツお姉ちゃん、美玲お姉さんその人でした。

 『魅音の危険が危ない!』とか『ひどい女に何かされたらどうするんだ!?』とかホントに心配してくれていたみたいで、俺の『何かあってもお姉ちゃんたちがいるから大丈夫だよね?ダメ?』って言ったら『ぐぬぬぬぬぬ』と言いながらも了承してもらえました。

 いや、まさかあの一言でここまでしてくれるとは・・・ホント大変申し訳ございません。

 

 知らなかったのだが、美玲姉さん。

 

 チャンネル設立と共にうちの門下生巻き込んで警備会社を買収して設立。要人や男性専門を対象としたプロ集団を作り上げた。

 しかも結構順調にシェアを勝ち取っているらしく、民間の警備会社はどんどん買収していってるらしい。

 

 更に俺の芸能事務所もついでに設立。グッズ販売からファンからのプレゼントの管理、ホームページやSNSの検閲などの専任チームを雇ったそうな。

 今後は有名チャンネルの人達も数名この事務所に所属することが決まっているらしい。専任チームにはちよたんママも最近移籍したみたいです。

 

 で、『うちの両隣がそれぞれ工事してるな~』ってのんきなことを思ってた俺は、そんな警備会社と事務所がそれぞれ建設中なんて知りませんでした。

 いや、美玲姉さん普通にいつもどおりに朝出ていって夜帰ってきてたじゃん!!いつそんなことしてたのさ!?

 しかもこの姉、そんな大仕事を片手間でやりながら大学へは普通に通っているというなんというチートっぷり。

 

 

「ほら魅音、笑って笑って!!・・・いい、その笑顔実にいいぞっ!!!」

 

「あらあら美玲ちゃんったらはしゃいじゃって、スタッフさんの邪魔にならないようにね~?」

 

「おにいちゃんおにいちゃん、次はこの服だって!あ、デザイナーさんこの服はちょっと露出が多いかなぁ?」

 

 

 本日はME『MION Exquisite company(ミオンイクスクィジットカンパニー)』の警備会社で使うポスターと専属デザイナーによる各種媒体への写真をプロのスタジオで撮影してもらっております。

 Exquisiteとは『この上なく優れた、非常に美しい、絶妙の』っていう意味らしい。なにそれ恥ずかしい。

 MEの右下にちっちゃくCo.と書かれたロゴがすでに出来上がっており、専用のホームページも順次アップされる予定です。

 さらに今回のデザイナーさんによって新たな服飾ブランドも立ち上げられるそうな、なにそれ怖い。

 

 で、目の前で撮影スタッフ差し置いて分身しながら様々な角度で写真を撮りまくる我が姉。絶対俺よりいい笑顔してるぜ。

 この日のためにプロのカメラマンから撮影技術を習得してきたらしい。・・・どこにそんな時間があったんだ!?

 

 

「美玲姉さん、ちょっと休憩入れようよ。それにしてもここまでしてくれてありがとね、今日はやさしくマッサージしてあげるからね?」

 

「何を言う、愛する魅音のためならお姉ちゃんこれしきのことなんともないぞ!マ、マッサージはやさしくな?」

 

「美玲ねぇ、ママと未来ちゃんでホームページに使う写真選んでくるねぇ?」

 

「ウチはちよたんママたちにポスターの加工頼んでくるですぅ。」

 

 

 狐野家のロリ巨乳姉妹はスケジュール管理とかお仕事の振り分けとかをしてくれております。

 この2人はアイデア出したりしてくれてくれることも多く、配信制作に大いに役立てさせてもらってます。

 

 きらっきらの笑顔で隣りに座ってスポーツドリンクを飲んで汗を拭う美玲姉さん。あんたスポドリとかのCMの仕事貰えるよ。

 「コレとかどうだ!?」とかいいながら自分の写真見せてくれるんだけど、姉さんホントにあんた何でも出来るな!?雑誌とかで見るような構図が完璧に撮れてるじゃん!!

 

 

「ホントにありがと、まさかここまで美玲姉さんがしてくれてたとは知らなかったよ。でも無理しないでね?」

 

「好きでやってることだ、魅音は気にしなくていい。それに経営を自分でやることで将来のためにもなると思ってやっている。今回のことで人を動かす難しさを改めて理解できた。ゼミでもこれを新たな研究テーマとして活用させて貰っているからな。私にとってもためになっているんだ。」

 

「ここまでやっちゃったら十分だと思うんだけど、姉さんの目指す経営コンサルタントは最後に国でも動かしそうだよね。」

 

「何を言っている。すでに十分動かしているぞ?今やチャンネル登録者数は億を超え、ネットではどこもかしこも魅音一色。到るところからオファーが入り、今でも事務所には電話がひっきりなしだ。うちの愛する弟は全世界で愛されているな!!」

 

 

 ええええええぇぇ、最近数字が怖くて見てなかったけどそんなに見てる人いるの!?

 コメント欄が追いきれなくてきーちゃんかほーちゃんに拾ったコメント読み上げてもらってるけどさ!?

 道理で最近2人が『外国語の勉強になるですぅ』とか言ってたわけだ。知らん間に全米デビューしてたんかい!?

 

 え、美玲姉さん。そのいつの間にか膝にかかえてる俺に似てる人形なに?

 弥生にデザインして作ってもらった?あいつはなにやってんだああああぁぁ!!!

 

 

「魅音も辛くなったらお姉ちゃんにちゃんと言うんだぞ?男がメディアに露出するということは社会現象になりやすい。好奇の目にさらされて辛い目にあうこともあるかもしれない。その時はお姉ちゃんが絶対に守ってやるからな?」

 

「美玲姉さん・・・。うん、ありがとう。・・・大好き。」

 

「!?みっ、みみみみみみ魅音!?今お姉ちゃんのこと大好きって言った!?母さん、みんな!今魅音がお姉ちゃんのこと大好きって言ったあああぁぁぁ!!!お姉ちゃんも大好きだあああああぁぁぁ!!!」

 

「ちょっ、美玲姉さん恥ずかしいからやめて!!やめてってば!!やめんかい!!」

 

 

 全力全開で叫ぶ姉、うっせぇ!!部屋が声量でビリビリ震えてやがる!?

 みんなも微笑ましい笑顔でこっちみないで、恥ずかちいいいいいいぃぃ!!!

 

 でもホントにいい姉、いい家族だ。ちゃんと俺のやりたいことやらせてくれて、嫌な顔もせずに全力で協力してくれる。

 恵まれてんなぁ、俺って。俺に出来ることは恩返しって柄でもないけどなんでもしてあげたい。

 

 

「はあああぁぁぁん!!うちの弟は最高だぞおおおぉぉぉ!!!はーーーー、クンカクンカ、はぁはぁ、すーーーーーはぁぁぁぁ。」

 

「ちょっと美玲姉さん!?どこに顔埋めて匂い嗅いでんの!?やっ、やめっ、って力つよおおおおぉぉぉ!?」

 

「美玲ちゃんあうと~。いくら魅音君が大好きだからって魅音君の嫌がることはお母さんゆるしません。」

 

 

 母は強し。亜実母さんのげんこつによって暴走状態の美玲姉さんはアカン顔しながらシャットダウンしました。

 すげぇよ亜実母さんの振り下ろすげんこつ。一瞬ソニックブーム起きるんだけど、抱きつかれてる俺には一切ダメージ無いの。

 

 あー、もう。幸せそうな顔で寝落ちしちゃってまぁ・・・。

 仕方ないから今日はこのまま起きるまで膝枕してあげよう。え、みんなもやってほしい?家族だけね?お家に帰ったらやってあげるから。

 

 






 ちよたんママは前回の料理で買収されました。

 魅音君を守るために全力全開でバックアップしたら覚醒したお姉ちゃんの鏡。

 MEカンパニーはあなたの力を必要としています。

 ※今なら魅音の限定プロマイド付き

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