OSERO【狐野家長男あべこべWORLD】   作:のり塩ぽてち

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 ぽんこつ姉「そうそういいよー、じゃあもう一枚脱いでみようか?」魅音「」



13・鏡花ちゃんのお着替え会

 

 さてみなさんは覚えていらっしゃるでしょうか?本日は魅音の部屋に音無 鏡花ちゃんをゲストでお迎えさせていただいております。

 

 めでたくMEカンパニーに服飾ブランドが発足いたしまして、撮影会のときにいたデザイナーさんが実は音無さんのお母さんだったそうで、その方が筆頭になって私めのお洋服を作ってくださっているそうです。結構身内で固めてるな、うちの企業。

 で、鏡花ママのお願いで今日は新作の服を作ってくれたそうなので、感想を聞きたいと言われて鏡花ちゃんが駆り出されたわけでございます。

 

 鏡花ママ、俺に合わせる服のデザインが湧き出まくっているみたいで、エナドリでブーストしながらすごい勢いでお家で服作りしてるらしいっす。

 鏡花ちゃんも会いに行く口実を探してたみたいで、お互いうぃんうぃんで親子仲も最近更に良くなったそうです。

 「魅音さんに会いたかったからちょうど良かった」ってプルプルしながら言ってくれるこの子、健気っ!!

 

 

「じゃ、じゃあお母さんから言われた質問はこれで全部だよ。結構長いこと着替えたりしてもらっちゃったけどしんどくない?大丈夫?」

 

「大丈夫大丈夫。鏡花ママとの撮影会の時なんかこの倍は着替えたし、撮影も兼ねてたから半日使ったしな。あのときに比べたら余裕余裕。それより鏡花ちゃんこそゴメンね、巻き込んじゃって。遊びに来る時は気兼ねなく来ていいからね?連絡入れてくれたら気合入れて料理とかお菓子作るし。」

 

「よ、よかった・・・い、いいの?迷惑なんじゃ・・・?」

 

「いいっていいって、弥生なんかこの前朝から来て3食デザート付きで食べてから『みおやん、明日の朝ごはん持って帰るから作ってぇな~』って言って持って帰ってたぐらいだぞ?それぐらいなんでもないから気にすんな。」

 

「弥生さん・・・あの人はもう・・・。でもやっぱり弥生さんとは仲いいよね、やっぱり弥生さんや狐野家のみんなみたいな自信のある人のほうが魅音君はいいよね・・・。私引っ込み思案だから自信無くすなぁ。」

 

「なに言ってるの、鏡花ちゃんしゃべったらかわいいし、よく気がつくいい子だと思ってるよ?クラスで弥生がバカやったときにフォローしてくれてるんでしょ?あいつ元が男だから結構ギャップでしんどい思いしてたみたいでさ、鏡花ちゃんがいるとすごく助かってるってべた褒めしてたよ?」

 

 

 ぷしゅうううぅぅと煙を上げて真っ赤になる鏡花ちゃん。かわゆす。

 なんていうんだろう、この子は周りにいないタイプの安心感のあるかわいさというか、話してるとすごいほっこりする。

 

 あ、せっかく服が大量にあるし、アレやってもらおうかな?

 ちょっと身長が鏡花ちゃんのほうが大きいけど仮縫いで持ってきて貰ったものだからイケるでしょ。

 

 

「鏡花ちゃん、この服ってデザイン決まったら市販で販売されるんだよね?せっかくだから俺だけじゃなくて他の女の子が着てるとこも見てみたいから着替えてみてくれない?」

 

「え?う、うんいいよ?じゃあ着替えるね?」

 

 

 ふふふ、け・い・か・く・ど・お・り。

 

 こっちの女の子は前の世界と違って羞恥を感じるポイントが違う。

 そう!『男の前で平気で着替えるのだ!!!』

 

 ほほぅ・・・。本日は『青のワンポイントレース』でございますか。結構なお手前で。

 小ぶりながらも形のいいラインが美しいでございますなぁ・・・。

 キュッとしまったヒップらいんに絹のようなお肌。脳内ハードディスクの容量足りるかしら。

 

 実はこのお着替え会、以前狐野家でも開催されたのですが、ちょっと『質量』という刺激が強すぎて、みんなもいるので動揺を隠すのに必死であまり楽しめなかったのです。

 だがしかし、本日は鏡花ちゃんと2人きり、Bというブレイク寸前サイズなら俺もギリギリ耐えられます。

 

 

「ど、どうかな?変じゃないかな?」

 

「いい!!いいよ鏡花ちゃん!!!じゃあ次はこっちいってみようか、鏡花ちゃんならこっちも似合うと思うんだ~。」

 

「ええぇ・・・。私こんな可愛いのは似合わないよ。」

 

「だいじょーぶ、鏡花ちゃんの可愛いところ魅音君みたいなー?あ、ちょっと靴下も履き替えてみようか。いいねいいね~。」

 

 

 すごいすごい、もう魅音君立ち上がれないでございますよ!!

 

 あ、やべ、いてぇ。ちょっとテンション上がりすぎた。

 ダメ、そっち向いて四つん這いになって服さがしちゃダメ。

 しまったあああぁぁ、かんっぜんに動けなくなってしまったあああぁぁぁ!!!

 

 

「魅音さん大丈夫?すっごい汗かいてるけど?あ、ハンカチ持ってきてたから汗拭いてあげるね?」

 

「だだだだ大丈夫!!ほっ、ほら!そっちの服に着替えてみよう!?わー、魅音は鏡花ちゃんのそのかっこいい服着てるとこみたいなぁー。」

 

「無理しちゃダメ、じっとして。ほら、汗こんなにかいてる。」

 

 

 煩悩よ消え去れえええぇぇ!!!

 鏡花ちゃん!!その姿で近寄って汗拭かないでえええぇぇ!!!

 

 やばいやばいやばい、めっちゃいい匂いがします!御尊顔が近いです!!鏡花キャニオンが肌色であばばばばばば!!!

 

 

「ホントに大丈夫!?魅音さんしっかりして!!」

 

「あばばばばばばば・・・。」

 

「おっすー、みおやー・・・キャー!!みおやんがきょーやんに押し倒されてるー!!!」

 

「えっ、弥生さ・・・!?こっ、これは・・・きゅぅ・・・。」

 

 

 あっ、鏡花ちゃん。そのまま上に乗っちゃ!?

 ちゃうねん、弥生!鏡花ちゃんとお着替え会やっとてやな!!

 

 え、なんでそんな冷めた目で見てくるん?

 あ、はい。そうですよね。ワタクシめはクズ野郎でございますよ。弁解の余地もございませぬ。

 

 

「ハァ、みおやん。きょーやんが純粋に心配してくれとるのに邪なこと考えよってからに・・・。」

 

「はい、反省してます。」

 

「アカンでー?みおやん、気持ちはわからんでもないけど軽い気持ちでやってもーたら痛いみるで?1人終われば2人3人ねずみ算式や、そしたらみおやん出涸らしになってサハラ砂漠並みにカラッカラになるで?やからそーいうのはちゃんと地盤固めてからにしぃ。」

 

「ワカリマシタ。」

 

「あー、びっくりした。まさか最初がきょーやん!?とか思って思いっきり取り乱してしもたわ。まぁ一応ちゃーんとみおやんのこと考えてみんなで取り決め作って、そういうのはみおやんからしてくれるまでお預けっていう協定結んどるから安心し。」

 

「なにそれ!?そんな協定結んでるの!?」

 

 

 ほれ、と見せられたグループのノートに『魅音淑女協定』ってのが箇条書きにされてる・・・だと!?

 『私物は盗まない』『魅音の歯ブラシを使わない』『洗濯物でスーハーしない』ってこれ大体美玲姉さんやろ!!!

 

 なんや弥生、こんなことしてくれとったのか。

 どーりで最近姉さんたちみんなちょっと大人しくなったなと思った。

 

 

「まぁみおやんから求められたらみんなばっちこーいやからな。大事なんやったらうかつなことせんとちゃんと考えたらなアカンで~?ちゃーんと我慢してくれとんのやからな。みれねえやんなんかこれ決める時血涙流しとったで?ホンマ大事にされとんのー、うらやましいやっちゃで~。」

 

「おう、気をつけるわ。俺が甘かった、ちゃんと真剣に考えるわ。ありがとな。」

 

「しゃーないやつやでみおやんは。ほなきょーやんはワイが服着させたるからちょっと待っとき、それともワイが相手したろかぁ~?」

 

 

 ばっ、なんてこと言いやがる!?

 くっそ、こいつにやにやしやがって!完全におちょくってやがる!!

 べべべべ、別に弥生のことなんか興味ないんだからねっ!!

 

 






 魅音家ではお風呂上がりに夢の光景が広がります。



 なんでもいうこと聞いてくれる鏡花ちゃんでした。



 ちなみに弥生は逆に羞恥心があります。

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