OSERO【狐野家長男あべこべWORLD】   作:のり塩ぽてち

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 魅音君は自らの手で年上のお姉さま方の加護を手に入れました。




5・ロリ巨乳を覗く時、ロリ巨乳も覗いている

 

 さて、今日は狐野家での初の休日である。

 

 この短期間で台所を完全掌握したので、道場への遠征任務も無事にこなしてジュニアクラスの子たちにも受け入れられて一安心。

 でもあれだね、女の子はたとえ小学生ぐらいでも女の子なんだね。中学、高校、大学と黄色い悲鳴が鳴り止まぬ中、私のものと言わんばかりに幼女に引っ張りだこになりました。「大きくなったら結婚してね?」の言質を取られないように必死でした。

 

 朝ごはんを食べ終えて、狐野家が誇るロリ巨乳姉妹にゲームに誘われたので一緒にプレイしてみることに。

 こっちでは『タコ』なんやな、色を塗り合って遊ぶゲームに参加させてもらい、遊ぶんだけど。きーちゃんとほーちゃんうめええええぇぇ!!!

 3人でチーム組んでやってるけど完全に俺、お荷物君ですやん。あっ、自軍陣地の方塗っときます、すいやせん。

 

 

「魅音君もそこそこうまいねー。」

 

「きーちゃん、ウチらはランカーだよ?ついてきてる魅音君は相当うまいと思うけどなぁ。」

 

「いや、なんか足ひっぱっちゃってすいやせん。」

 

 

 俺がちょっと卑屈になってきたのを見て、慌てて「「違うゲームしよう!」」と言うちっさいお姉さまたち。

 というかランカーどころか、その双子ならではの連携プレーはありえないからね!?なんなの!?ボム投げた瞬間に相方が突っ込んでいくタイミング、ニュータイプなの!?

 

 ということで、『スマッシュするシスターズ』へと舞台は移り、これならやりこんでるからイケる!って思ったんだけど、アレだよね。キャラとか似たようなのいるけどぜんっぜん違うゲームやんコレ・・・。

 仕方なく『最終番号』というキャラを選び、バトルスタート!

 

 

「いっけえええええぇぇ!」

 

「それっ、と。」

 

「いやああああぁぁ、きーちゃんベクトル変えちゃダメええぇぇぇ!ほーちゃん、その右手パンチで復帰殺ししないでぇぇぇ!!!」

 

 

 勝てるかぁ!?裏の攻撃の後に表の追撃とかどないなっとんねん!!!

 

 その後も様々なゲームを3人で楽しむが、うんあれだ。この子達は自分たち以外との協力プレイが壊滅的に出来ないんや。

 いっつも2人でやってるから2人では協力するのは当たり前、それ以外は敵!が染み付いていやがる。3人の中で俺だけ目の前で回復アイテムが2人のうちのどちらかに取られるというような状況が頻発。

 あれだな、未来が朝に言ってた「おねえちゃんたちとゲームすると心折られるからやめたほうがいいよ?」と言われたのはコレか。

 

 

「ほら、きーちゃんにほーちゃん。そろそろお昼だから何が食べたいんだー?今日はみんな出かけてるから好きなもの頼んでいいぞ?」

 

「ウチはパンケーキ!」「ウチはエビチリ!」

 

 

 だがしかし、この2人はいつも仲がいいと思われるが俺はよく知っている。

 

 『食べ物の好みが決定的に合わないのだ!!!』

 

 これまではレトルトとかチルド食品で済ませていたが、俺が作るようになってからは舌が肥えたのか明確な好みを示すようになった。

 きーちゃんは甘い物や海産物などを好み、ほーちゃんは辛い物や山の幸、肉などを好む。

 もちろん作る方からすればたまったもんではない。好みが真逆だと作るとなれば時間は2倍、どっちかにしなさいと言えば言い争いが起こる。それに手がとられて時間がかかる。

 他の家族がいれば譲歩もするが、2人だけの場合はどっちも作るハメになるのだ。

 

 

「仕方ねーなー。エビチリ丼と食後にパンケーキにしてやるからちょっと待っておけよー?」

 

「えー、パンケーキだけでいいよぅ。」「エビチリ丼だけでいいよぅ。」

 

「うるさい、玉子焼きだけにすっぞ。」

 

「「ごめんなさい」」

 

 

 で、先程『食べ物の好みが決定的に合わない』とつい最近まで思っていたのだが、お兄さんついに気付きました。

 この2人、それぞれに別々に出してやると結局交換して食べさせあいするのだ。

 コレに気付いた時の心境は「なんでやねん!!」だったが、亜実母さん曰く、アレはあの2人なりの不器用な甘え方らしい。

 

 なんでも学校で俺の作ったごはんの自慢を友達にするそうなのだが・・・。

 

 

「今日はカルボナーラ作ってもらったんだよぉ!でねでね・・・」「あー!!きーちゃん、その話はウチがしたかったのにー!!」

 

 

 と、1品だと片方が自慢話をして終わり、もう片方は自慢話が出来ないと喧嘩になってしまうらしい。

 

 でだ、2人が思いついた解決方法は『2品作ってもらえればそれぞれ自慢話出来るじゃん』とのことでした。

 実はあの2人、お互いが喧嘩することにすごい抵抗感があり、亜実母さんでも喧嘩したのを直接見たことは無いらしい。

 だから『どっちかにしなさい』と言ったときに喧嘩をしたのは演技だと思う、だとさ。

 

 それを聞かされたあとの俺の顔見ろよ・・・。真っ赤だよ!!

 

 めったに喧嘩しない双子の喧嘩の原因が『弟が作ってくれた料理の自慢話が出来ない』だぞ!?なんやそれ!!恥ずか死するわ!!!

 

 しゃあないからエビチリ丼はふわふわのスクランブルエッグも入れてやる!!

 パンケーキは3段にしてアイスと自家製ティラミスを添えてやるからな!!!

 

 

「うわわわわぁぁぁ!!」「すごーい、今日もおいしそー!」

 

「ほら、二人ともちゃんとこぼさないように食べるんだぞー?エビチリは服についたらシミになるから気をつけろよー?」

 

 

 何故かこの2人には歳上なのに世話を焼いちゃうんだよな。未来も世話を焼いちゃうのは焼いちゃうんだが・・・。

 なんていうか、この父性?が溢れ出すというか、こう・・・無邪気なものをみてると邪気が無くなるというか・・・。

 

 あ、そういえばあいつが言ってたなー。『みおやん、ロリコンを覗く時、ロリータもまた覗いているんやでぇ』って、なんかこれは違うな。

 うん、あいつのことは忘れよう。名言?いや、迷言が多かったけど一向に参考になる気がしねぇ。

 

 

「魅音君、汗いっぱいかいてるみたいだけど大丈夫ぅ?」

 

「体調が悪かったらウチらが看病してあげるよぉ?」

 

「あぁ、エビチリ作るのに結構火を使ってたのと、ちょっと食料庫から料理酒とか取りに外に出たときに暑くてさ。ごはん食べたらシャワーでも浴びるよ。」

 

「「ふーん、そーなんだー。」」

 

 

 さて、ごはんも食べ終わったしシャワーでも浴びてさっぱりしますかね。

 夏真っ盛りだからちょっと外に出るだけで汗がすんごいんよね。未来は今日、図書館に行ってるらしいけど熱中症とかになってないやろか?

 

 さすがにそろそろこの家の違和感にも慣れてきたな。女性用シャンプーつかって女物ばっかりに囲まれて生活してるけど、元が自分の家だから使い勝手はあんまり変わらんしな。

 相変わらず夜に未来が寝室に侵入しようとするのは心臓に悪いけど。あー、でもアレの提出期限明日だっけ?たしか明日は家に誰もいないはずだからちゃんとやりますかねぇ。でもこの家でやんのすっげぇ気まずいんだけどなぁ。

 

 

「「魅音君!!ウチらが背中を流してあげよう!!」」

 

「キャアアアアアアアァァァァァーーーー!!!」

 

「「ふふふー、観念するのだー!!」」

 

「きーちゃん、ほーちゃん!!それはまずいってば!!ドアを開かないで!!肌色がっ、肌色がっ、覗いちゃいやあああああぁぁぁ!!!」

 

 

 数分の攻防の末、帰ってきた亜実母さんのげんこつにより、2人のロリ巨乳姉妹は沈黙しました。

 俺、覗いてないのに覗かれたんだけど・・・。やっぱりあいつの言うことは信用ならん!!

 

 






 今回は不器用な甘え方と不器用な恩返しでした。

 2人は独特の自分たちの世界で生きているのでこんな感じになりました。

 私、FPSが結構下手の横好きです。

 魅音君はそろそろアレのお時間です。

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