最近、ドクターX視聴していて遠見の中の人が出ていたのは驚いた。
X「先生、お願いします」(他力本願)
遠「(子総士が裏切ったら)私が撃ちます!」
「お前の…お前のせいで乙姫は……!」
ボレアリオスに到着して、マークゼクスから降りるといきなり総士に胸ぐらを掴まれた。
「そうだな。俺が悪い」
「家族なのに何でそんな平気な顔でいるんだよ!」
「居なくなった奴は戻ってこないんだ。次のことを考えないといけないだろ?」
総士の怒りは最もだ。
俺のせいでフロロはいなくなってしまった。だが、落ち込んでいる暇は今の俺たちにはない。
マレスペロの力が今の俺たちでは太刀打ち出来ないと分かった以上、早急にアルタイルを目覚めさないといけない。
「何訳分かんないことを……この"人殺し"!」
人殺し、か。
同じ環境で育って家族として接していた総士から言われるということはかなり糞野郎だって思われてるんだろうな。
言われて仕方ないと心は理解している。
だが、総士が言った言葉に体が反応した。
「うるさい、黙れ」
掴み返し、視線がずれたところのを見計らい思い切り足に蹴りを入れ拘束を外す。
「い、痛いじゃないか!」
「お前が仕掛けてきたんだろ?」
痛みで悶絶している総士を無理矢理組伏せる。
『悲しいと思っているのはお前だけじゃない』
「え?」
「少し寝てろ」
エレメントの力で寝かせた。
「信。お前らしくないぞ」
「……一騎。悪い、まだ完璧じゃないんだ」
やってしまった。
真壁信の記憶が蘇る前の潜在意識が総士の言葉に反応してしまった。体に馴染みきれてないのか抑え込むのが難しいんだよな。
それよりも総士病を患っている一騎が居るのを忘れていた。
「……そうか」
拳骨を一発くらい貰うかなと予想していたけど思ったよりも反応が薄いな。
「総士を痛め付けたのに怒らないのか」
「俺や総士とは違う道を選んだから何だろ?俺も同じようなものがある」
……なるほど。
「疲れないのか?」
「そんな感覚はもうあんまり、な」
一騎は苦笑いを浮かべた。
昔の総士の代わりとして皆が受ける痛みを肩代わりしやがって。止められないということは遠見や父さんは苦労してるだろうな。
「あんまり無理はするなよ」
「それはお互いにな……それで、一体何があった」
「クロッシングで少し敵の大将と会話しただけさ」
「マレスペロと、か?」
「知ってるのか」
「まあ、お前よりはそれなりにな」
「強いだろ?」
「あれを見ればよく分かる」
一騎が指した先にあるのは紅い月。
「フィールドか」
「地球全域を覆ってると思うとゾッとするだろ?」
ということは、コアは宇宙にあることになるのか。増幅込みのアマテラスのSDPでも無理そうだな。
「……まあ、何とかするさ。その為に戻ってきたんだからな」
「頼りにしてる」
マークフィアーとマークドライツェンが降り立った。
「やっほー、信」
「戻ってきたか信」
「操にそれに甲洋」
一騎もそうだが、二人ともあんまり変わってないな。
「総士は?」
「寝かせた」
「ねぇ、信。約束通り食べさせてよ!」
何、言ってるんだ操は。
「あれ?」
「なあ、その約束って前の俺が消える前に食べろって言わなかったか?」
「えー、あんな残りものなんて食べる気起こらないよ」
……そうだったのか。譲歩させたとはいえ考え方がフェストゥムの側である操にしては優しいな。
「じゃあ時効だな」
「時効ってなに?」
「簡単に言えば食べられないということだ」
「そんなのズルいよ」
「ズルくないさ……そうだな、その替わりとして料理を振る舞ってやるよ」
「やった!今度はちゃんと約束守ってね」
「もちろんだ」
しばらくしてマークザイン、マークジーベン、マークエルフ改、マークフュンフ改が降り立つ。遠見に御門、水鏡か……懐かしいな。
「ザインには誰が乗ってるんだ?」
「美羽ちゃんだ」
「……そうなのか」
エスペラントである美羽ちゃんと最高戦力のザインの組合わせ。ザインの同化能力で対話が出来る美羽ちゃんを護るという意味では正しいかもしれないが、戦力として頼ってる可能性があるかもしれない。もしかしたら、そこまで行ってるかもな。後で確認しておくか。
それよりも。
「あー、そういえば言うの忘れていた」
「何をだ」
「ただいま」
「ああ。おかえり、信」
今は素直に再開を喜ぶとしよう。
やったね。
ハッピーエンドになったよ。