ここまで遅れてしまった言い訳としては、ちょっと業務上、心労で書く気が失せたというか例えるなら冒険者の書が消えたみたいな感じになってました。
イナイレは単純に新年の気分転換に書いてみたものの二話以降どうしよう?ってところ。
とりあえずは今まで通り月一投稿目指して頑張りやす。
「ようやく本気かな?」
一旦、距離を置かれると彼は何かを喚び出し、機体へ換装させる。
彼の雰囲気が変わった。
本気を出させるのに随分と時間が掛かってしまった。
だが、それでいい。彼が導きだした答えを否定し、それすらも凌駕すれば彼は絶望し僕を認めるはずだ。
「ははっ、君を絶望の淵へ叩きこんで……!?」
接近しようと思った刹那……認識した時には腕が切り捨てられていた。
「あれ?」
僕が全く反応が出来なかった?
……おかしい。どんな手品を使ったんだ、彼は。
まあいい。時間は沢山まだまだある。これから学習すればいいんだ。
僕の優位性は変わらない。負けるわけがない……そう思っていた。
「くそ!なぜだ!」
僕の考えはすぐさま否定された。
圧倒的、力の差。機体が成長するよりも早く彼が成長するせいでそれに抗う術もなく僕は蹂躙された。
何処からそんな力が出る。人の域を遥かに越えているぞ。彼の動きに疑問が尽きない。
最後にようやく少しだけ捉えることが出来たけど、僕に残された時間はもうなかった。
「……君は一体なんなんだ?」
彼の機体を目にしながら僕の視界は黒く染まった。
***
初の実践であり、今まで味方だと思っていたベノンとの戦闘。
今回の作戦は竜宮島への方向へ向かいつつ包囲網が形成される前に一点集中による突破だ。
『総士訓練通りやれるな?』
「僕よりも自分の心配したらどうですか?」
『口だけは達者だな。じゃあ、行くぞ!』
「はい!」
スサノオのSDPで敵の前線へ移動する。
島の進路を確保するため僕と零央さんの二人で戦線の撹乱が目的だ。
「……なんだこれ」
想像以上の数。こんな数を僕らだけで相手しないといけないのか?
『なんだ怖じ気づいたか。帰るなら今のうちだぞ』
「ふん!ちょっと驚いただけさ。こんな数、僕が蹴散らしてやる!」
僕だけ逃げるなんて臆病者だと思われるじゃないか。それに逃げたって何処にも僕の居場所はない。
ワームスフィアを展開し敵に突貫する。
憂さ晴らしだ、僕の力を奴らに魅せてやる!
……戦闘からしばらくして、僕はある気配を感じた。
マリスだ。マリスが島へ向かってる。
「マリスの、マリスの存在を感じた」
『それは本当か?こちらの索敵には反応していないが』
信が言っていた。この戦いで最も危険なのはマリスが乗るグリムリーパーであることを。グリムリーパーは島のシールドを容易く突破できる。現戦力では島をカバーするほどの余裕はない。入られたら一巻のお仕舞いだ。
「行かせて下さいマリスのところへ」
『落ち着け総士』
「でも、島が危険に晒されているんですよ!?」
『そうだな。だが、周りは敵だらけなのにどうやって行くんだ?』
確かにこれだけ倒しても数が減ったような気配はない。行く手段はある。けど、零央さんの言う通り敵をこのままにするのはどう考えても悪手だ。
だが、時間は刻一刻を争う。
「……それでも僕は行かないと行けないんです。お願いします!」
信に島を頼まれたから。彼が還ってきた時にみんなから情けなかったと言われたくない。僕は彼に傲慢不遜の態度を取らなければいけない。
『……しょうがねぇ』
「え?」
『ここは俺が何とかする。だから行ってこい。ただし、後悔はするな。いいな?』
「はい!」
許可は得た。
集中しろ。他の存在は感じるな。
マリスの居場所だけを正確に把握するんだ。感覚的に距離は思ったよりも開いている。
実は手段はあると思ったものの試したことはない。けれど、零央さんが出来て僕に出来ない道理はない。
……マリス、捉えたぞ。
「跳べマークニヒト!!」
ニヒトが僕の期待に応え、零央さんのSDP消失[ロスト]を発現させマリスの近く跳んだ。
海中に潜んでいたマリスは既に島のシールドを無力化していた。
糞、フェストゥムが島へ侵食している。
「うぉぉぉぉぉ!」
すぐさま僕はアンカーを伸ばしフェストゥムを同化する。間に合ってくれ。
「総士、どうやってここに……」
「マリスッーー!!」
続け様に僕はマリスを捕まえ、蒼穹へ向かって昇る。このまま島から遠ざけたい。
「いい加減離してくれないかな……総士!」
「くっ」
マリスに抵抗され機体を離してしまったが、どうにか島から離すことが出来た。
「……僕が欲しいなら僕だけを狙えばいいだろ!」
「わかってないな、総士。これは戦争なんだ。敵の拠点を潰すのは常套手段じゃないか」
「それでも……そこには僕らみたいに戦えない人が居るんだぞ!」
「それはしょうがないさ。その人がそこにいるからいけないのさ。死ぬのも仕方ないと割り切らなきゃ」
「何を!」
マリスから深い憎しみを感じる。
これが本当にあのマリスなのか?
信じられない。信じたくなかった。
「……マリス、僕は君と戦いたくない」
「なら、一緒に来てよ。そうすれば全て解決さ」
友としては、戦わなくて済むならマリスに着いていけばいいだろう。けれど、島のことを知ってしまったから。
「それは出来ない」
「……じゃあ、力ずくでも君を連れていくよ」
「マリス。僕に従わなかったことを後悔させてやるからな!」
マリスが来た時から、覚悟はしていた。彼は信のように信じたものの為に行くのだろう。なら、否定してやる。君の行動は間違いだったということ。
オリ主の機体の武器はイメージとしては、ダブルオーのGNソードⅢ。描写不足と思いますが圧倒的な差をつけられたから抵抗できなかったと文才がないため申し訳ないが補完しておいてください。
エレメントクラスになると同化耐性も高いはずなので、妨害されない=純粋な機体性能、戦闘技術で勝つ。
戦闘技術面、BEYONDだと零央>遠見>一騎=オリ主
ファフナー+能力込みだと現時点ではオリ主(オーバーロード)>>>マレスペロ(デスティニー)>一騎(アレス)>美羽>操=甲洋>総士>零央>美三香=遠見
子総士は原作よりもニヒトに乗る機会が多かった扱いということで、多芸です。こっちでも原作六話のフェストゥムの侵入については発生しましたがワープして移動時間を短縮したことによって、司令たちがCDCから転移した直後に敵を同化したって感じかな。