……こうなることは何となく分かっていた。
竜宮島に眠るアルタイルを起こすにはどうすればいいのか?ただ、辿り着いただけで解決する問題なのか?答えが分からず、ずっと疑問に思っていた。
だが、蒼穹作戦が始まりマリスを下したことによって僕は現実を知る。
『頼む。美羽を…美羽を救ってくれ!』
マリスの心を読み、彼が今まで敵対していた理由を知った。
誰かの犠牲によって成り立つ平和。
それを彼は許容出来なかった。終わりのない戦いに同胞を喪いながら徐々に劣性になる人類。そして、人類はフェストゥムより弱いことが決め手となった。変化がない、だからこそマレスペロの甘言に乗り、人を捨て犠牲を許容する存在を全て滅ぼそうとしていたのだ。平和の犠牲となる美羽を救うために。
そして、今。
対峙している相手とマリスは、思想は違えど共通している部分があることを僕は理解出来た。
「何で諦める。最初はそれ以外でも、いつまで同じことを繰り返すのさ!?」
「わかってくれ、総士。俺たちにはこれしかないんだ」
「信なら絶対諦めないぞ!」
「俺たちじゃ……信のようになれない」
「それはアンタたちが馬鹿だからだろ!?」
誰しもが信のような存在になれないことを僕は経験している。自分はちっぽけで愚かで情けなくても、それでも、彼のような志しを持ち、少しずつでも変わる気持ちがなければ、現実は何も好転しない。
想像を放棄した過去から現在まで人類の平和に貢献し続けている、最強のファフナーパイロット、真壁一騎。同じ場所にいても、観ている景色が僕たちと違う。彼を超えなければきっと理想の未来へ辿り着けない。
「戦いの時には心に平和を。平和な時は戦いの心構えを。武器の影に隠れず、相手の命を見ろ」
それは零央さん、美三香さんに教えられた言葉。復唱することによって頭を落ち着かせる。
何合か打ち合って、認めたくないが技術面では目の前の存在には絶対に勝てないとわかった。
考えることを止めるな。僕なりの僕だけの戦い方。搦め手でも何でも、今まで得てきた持てる全てを出し尽くさなければ超えられない。
高機動で接近しながら、その直前で背後へ転移。奇襲を仕掛ける。
「!?」
動揺されたものの、有効打にはならず反撃を貰い顔面をシールドへ叩きつけられる。まだ、足りない。
「どうした、マークニヒト!?†虚無の申し子†の力はその程度なのか!?全能と呼ばれる存在を否定してみせろ!」
僕の言葉に呼応したニヒトが出力を上げ、アレスの手を振り払う。ニヒトが僕の期待に応えた。僕も応えないとな。
ワームスフィアやアンカーケーブルで行動を牽制しつつ、ルガーランスをもう一本精製、同化しアレスへ向かって突撃。
「うぐぅ……」
「う、うおぉおおおお!」
精彩さは無くても力押しなら負けない。
このまま押し切る。戻したアンカーを再展開し身動きが取れないアレスの身体へ刺し込む。そして、勢いそのままアレスを地面へ叩き落とし、ルガーランスをアレスの額へ構える。
「本当に強くなったな、総士」
「僕の勝ちだ……一騎さん」
「やっと、未来へたどり着いた。俺を同化しろ、総士」
「何を言ってるんだ?」
「俺の命も力もお前のものだ、これからのお前の為にーー」
「そんなものいらない」
「総士?」
本当にわかってない。だから、マリスが裏切るようなことになった。だから、美和が犠牲になる選択を選ぼうとしている。変わることを変化することを放棄している。
「結局、自分や誰かを犠牲にすることしか知らないんじゃないか。僕はそれを選ぶつもりはない。過去の誰かに引き摺られるな、真壁一騎。僕が皆城総士だ」
「……総士」
「僕がアンタたちの未来を創造する。だから、僕の邪魔をするな……もし、邪魔をしたら絶ッ対!許さないからな!」
戦いはまだ終わっていない。僕は美羽の元へ向かった。
小総士君はオリ主の本質を理解していません。
どっかで書いた気がしますが
rol もう一人の人格に付いていけば何とかなるんやな
da もう一人の自分の敵。フェストゥム滅ぼすべし、慈悲はない
hae ほえーフェストゥム側にもこんな奴いるんやな
exo どうしたらフェストゥムたちと理解りあえるんだろうか?