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うわ、自分独りでしかも心の中でなんでこんなにテンション高いんだか。
ウフフ呆れちゃうぜ…。
ははは、だって私ホントはチキンでとうしてるはずなのに、なぜか文官さんたちの愚痴現場に遭遇しました。向こうの人たちは私がいることとを理解していないらしい。
それでもグチグチは続く。なんか嫌だよね、こうやって人の陰口いうのって。
男なら堂々と意見を言えばいいのに。凍翆みたいにさ。……、ああ。彼すごい怪我してたんだ。それに意識もなかなか戻らないし。…うう、泣きそう。
「いや、それよりも早く蒼龍姫様のご帰還を急がねば…」
「あのような事態が起こりようとは思わなんだ…」
あんたら、まだ私に気づかんか?
「それに…知っておるか?」
「何をだ」
「曹凍翆殿だ。どうやらもう死んだも同然のだそうな」
「なんと!?」
それからなんか言ってたことは記憶にございません。なんせ私久しぶりに頭にきてますから。私は無理やりその文官さんたちの会話に乱入した。
「……お前たち、我が夫が死ぬのがそれほどに喜ばしきことか」
まだ虫の息だけどちゃんと生きてるもん。呼吸してるし、璃怜さんがまだ根性で持ちこたえていますから大丈夫でしょうって太鼓判押してくれたもん!
私の旦那さんに死亡宣告するなんてあんたら医者かよ!?違うでしょ?違うよね?違うとお言い!
「………」
私の目力によるものか、それとも違うものからかどうかは知らないけど、馬鹿みたいに頷き返したので私は満足して一つ頷いた。
そっか、わかったならイイよ?ってか、二度と言わせないから。
言ったら地獄見せるから。
それに、まだ言いたいことありますから。
「……蒼龍姫は時期帰還する。お前たちを信頼して任せているんだ。……それともあの娘にばかり大事を任せ、貴様らはただ大変だ大変だと叫ぶばかりか?」
いい大人がさ、そんな女の子ばっかりに仕事おっつけるのはどうかな?
なんて思うわけよ。私の言葉に彼らはなぜか顔を青くさせ、ぶんぶんと頭を縦に振る。
そっか、わかってくれたんだね。私はその文官さんたちの脇をすり抜ける。
ああ、それにしてもあの超絶自意識過剰男『神男』から手紙がよこされたときはびっくり☆したもんね。だって、ぽよよんしたひつじがなんか妙に荒い息してて
『こ、これは神様からにごごご』
「ごごご?」
すーはーと息を落ちつけさせながらしゃべるひつじが言葉を言い直す。
『……ございます、どうぞお受け取りください』
「………」
私がそれを受け取り、中身を見た時まず、一枚目を破り捨てた。
小さく細かく念入りに切って。
「なんとっ!」
ひつじが叫び、あわあわと私が捨てた紙を拾い集める。
だってまず神男の手紙というのは最初の一枚目には必ずといっていいほど自分のことばかり書いてくるのだ。それもくだらないことばかり。大事な要件はだいたい、2枚目か3枚目と決まっている。だから必要のないことを確認して捨てたのだ。
今回は2枚だけのようでその残った方に目を通してみればただ一言つづってあった。
『人形みたいな娘がそっちに行くぜ』と。
ただ完結にそれだけ。おいおい!?なんだよ、それは。
これだけで理解しろだなんて、アイツはいっつもザックばらんすぎるわ。
いやはや、それにしても人形とはなんぞやほい?みたいな気持ちです。
……ハッ!?もしや人形のように超可愛い女の子がまたまだこの三国の世界にトリップさせられるのではっ!それは大変だわ。私は急ぎ足で廊下の床をける。
こんな見ず知らずの世界でいきなりそんな女の子がいたら野盗とか餌食にあってしまうかも。
それにそんな可愛い女の子、私も逢ってみたいというのがますの本音。
それなのに、連合会議だとかで私は無理やり出席させられた。
ああ、まだ見ぬ可憐でいたいけな少女が私を待っているというのに!
バァン!と豪快に扉蹴破って侵入してきたある少女。
「神崎緋奈。やっと探した」
皆さんが注目する的がきました。
なんとそれは昔私が名付け親となった天姫ちゃんの妹狗楽ちゃんではありませんか!
おお、大きくなたったなぁ。それにめっさ可愛いではありませんか。
あら、瞳も珍しい色に変化してるね、カラーコンタクトってやつだろうね。
若いね~、私怖くて入れられないよ!ずれただけで痛そうだもん。
それにしてもあの時はまだ幼児くらいだったかな?
もちろん、記憶も消しちゃったはずだし狗楽ちゃん本人は覚えていないかもしれないけどね。
「………うるさいぞ、小娘…」
でもここは人も多いし、そんな大きな声で言わなくてもいいじゃない?
おねーさん、注目されるの恥ずかしんですよ。
「ヒナ殿、これはいったい…」
ああ、諸葛亮のおっさんが私を薄目な瞳で睨んでくる。
ああ、痛い、痛い。モロ突き刺さる。
私はそれから逃げたくて横目でぽつりと。
「……知り合いだ」
言いました。やった。ちゃんと理由言えたんだから、これでいいよね?
でも狗楽ちゃん、逃がしてくれませんでした。
それだけでなく、あまつさえこの私を
「ただの知り合いじゃないでしょうがババア?」
ばばばばばばばばばばばばばばばあ?
なんと、言いましたか?え?今なんと言いましたか?
どこにばばあがこの会議の中にいるというんですか?ってか、女の人はいますがそれはちらほらでばばあだなんて年代の女性は存在してませんよ?
………狗楽ちゃんは私をまっすぐに見ていいました。……………私かぁぁぁあああ!?
ちょっとちょっといきなり人のことばばあだなんて何言いだすんですか?
もうこれだから今時の若い子は言葉がなってないわ。
いったいどういう教育されてんのか、親の顔がみたいもんだわ。
あ、この子らの親死んでたか。ということは天姫ちゃんが狗楽ちゃんの教育したということか。
「…………品がない…天姫はどういう風にお前を育てたんんだ…」
「あいにく、ねーちゃんはしっかりとわたしを健康体に育ててくださいましたわ!
うちの教育方針は自由にのびのびと!ですから」
え?今私言葉に出したっけ?ハッ!?まさか、狗楽ちゃんも神男と同じようなテレパシー能力とか持ってるの!?それってやっぱり流行なのかな?
やばい私流行についてけてない!遅れてるよ、私。
それにしても教育方針は自由にのびのびとって。ずいぶん大胆なことしてるな。
それって間違ったらじゃじゃ馬みたいな性格にでもなるんじゃないかな?
「じゃじゃ馬の間違いじゃないか?」
「この、クソババア。…言わせておけば……」
あ!また言ったな。言ったな言ったな言ったな!もう、私怒っちゃいますよ、怒りますからね?君よりは長生きしてるんだから目上の人に対して言葉づかいというものがあるでしょう!?いいでしょう、なんだか、狗楽ちゃんは戦闘態勢に入ろうとしてるみたいだから私も応戦します。これは決して私怨は入ってないからね?
ただ『ばばあ』と言われたからお仕置きするんじゃありませんよ?正当防衛ですからね?
「……やる気か?小娘」
そしてなんだかんだで彼の乱入によって私たちの戦いは始まることもなくあっけなく幕を閉じるのでした。それにしても陸遜君カッコいいね。
まぁ、若かりし頃の凍翆には負けるけどさ!