地獄のヒーローアカデミア   作:花蕾

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しれっと投稿…
他の作者さんのヒロアカxキックホッパー見て書く気力がすごい湧いた…


諸悪との邂逅

雄英襲撃事件後

 

出久はいつも通り街の裏路地を歩いていた。昔であったら突っかかってくるゴロツキがいたものの、今では出久に喧嘩を売るものはいなくなった。なぜなら、出久が裏路地にいたゴロツキやヴィランを叩きのめしたからだ。

 

出久が寝床にしている場所に着く。そこは地面にダンボールが敷かれているだけである。そこで出久は持ってきたカップラーメン(コンビニで既にお湯を入れている)を開け食べ始める。一口で大量に麺を口に入れ、上手く飲み込めないほどだった。普通なら、チュルチュルと音がするところだが、ズズッという汚い音がする。

 

出久がカップラーメンを食べ終わると、ゴミをその辺にポイ捨てし、食事の間に来ていた客のもとに行く。

どうやら食事ということもあり待っていたようだ。しかし、出久に客の予定はなく、というか出久には予定なんて存在しない。だが、彼が客というのに気づいたのは、来た人間が気配を隠していないからだ。暗殺者なら気配を隠してくるし、自身を退治もしくは捕まえに来たヒーローなら食事など待たないだろうからだ。

 

「俺に一体なんのようだ…」

 

「ふむ。そう殺気立たないものだね」

 

謎の人物が言ったように出久は強烈な殺気は放っていた。なぜなら、その人物と向かい合った瞬間、出久は冷や汗が止まらなくなった。出久は本能的に悟ったのだった。こいつには勝てない。こいつは本当にヤバイ、と。

 

「私の名前はオール・フォー・ワン。ヴィラン連合の親玉と言ったら分かりやすいかな?」

 

「オール・フォー・ワン?オールマイトの親戚かなんかか?それにヴィラン連合っていうのはなんだ?」

 

オール・フォー・ワンが放った言葉は出久にとって知らない単語ばかりだった。

 

「オールマイトの親戚?面白いことを言うね、君は。いや、あながち間違いでもないけど、その言葉は気にくわないな」

 

先程まで温厚だったオール・フォー・ワンから圧が放たれる。出久は無意識にバックルの前部分を開いていた。

 

「ここで戦うつもりはないよ。ま、それも君次第だけどね。僕は君をスカウトしにきたんだ。緑谷出久くん、君は無個性だったよね」

 

「それがどうした?」

 

「あれ、驚かないんだね。大抵は、何故知っている?と聞き返してくるものだけど」

 

「ふん、知ろうと思えばいくらでも知れるだろう。俺のことなんて…」

 

出久のことは悪い意味で有名だった。無個性のくせに雄英を目指している、と。

当時の同級生に聞いたら直ぐにわかることだろう。

 

「話が早い。君に個性を与える代わりに、ヴィラン連合に入ってくれないか?」

 

「そのヴィラン連合ってのはなんだ?」

 

「あれ、知らなかった?君が雄英に来た時、いたヴィラン達がいたでしょ。彼らのことさ」

 

出久はその時のことを思い出す。あの時はたまたま雄英に用事があっただけだ。よく思い出せば、でかいやつやら手がいっぱいついていた気持ち悪いやつがいたことが頭に浮かぶ。

 

「ああ、やつらのことか。で、なんだ?お前の駒になれ、とでも言うのか?」

 

「ふむ、端的に言うとそうだね」

 

「お断りだ。別を探せ」

 

「そうかい。なら、イレギュラーな君は今のうちに消しておいたほうがいいね」

 

オール・フォー・ワンは腕にマグマを纏わせ出久に殴りかかっていた。それをなんとなく予測していた出久は転がりながらよけ、跳躍してきたホッパーゼクターを掴む。

 

「変身…ハァ〜…」

 

【ヘンシン!…チェンジ・キックホッパー!】

 

キックホッパーに変身し、オール・フォー・ワンに蹴りかかった。

 

「フン!」

 

強烈な回し蹴り。普通のヴィラン、いや肉体強化型個性のヴィランでも耐えれないはずの蹴りだが、オール・フォー・ワンはなんなく受け止めた。出久は知らないことだが、オール・フォー・ワンだが名前は名前でも個性名だ。他の個性を奪い与えることができる凶悪な個性だ。オール・フォー・ワンはショック吸収、またはそれに準じる個性をいくつかストックしていた。

 

「君はやはり危険だ。ヴィラン連合の誰も君に勝てないだろう。僕の計画に不慮が起こるといけない」

 

「そうか、よっ!ライダージャンプ…」

 

【ライダー・ジャンプ!】

 

通常攻撃は通じないと見て出久は必殺技に行動を移す。

 

「ライダーキック…」

 

【ライダー・キック!】

 

必殺のキックはオール・フォー・ワンに当たっていなかった。しかし、それが出久の狙いだった。

 

「っ!視界が!」

 

出久はオール・フォー・ワンの手前の地面を蹴り、砂埃を起こした。オール・フォー・ワンは視界補助の個性に切り替えようとするが、それより出久がクロックアップを発動させるのが速かった。

 

【クロック・アップ!】

 

オール・フォー・ワンが個性を発動した頃には、その場に出久はいなかった。

 

◇◇◇

 

出久はオール・フォー・ワンから逃げたあと、新しい寝床を探していた。以前までの寝床はオール・フォー・ワンに見つかっているので同じところにはいられない。おそらく、次の寝床も直ぐに特定されるため、寝床は数日に一回変える必要があるだろう。

 

「ハァ…」

 

出久はため息を吐きながら、自身の新しい寝床を探すため、保須市の暗くジメジメとした汚い路地に足を踏み出した。




てなわけで雄英体育祭編はガン無視です。ま、しょうがないよね。


一話だけで評価バーに色ついててビビりました。

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轟くんを女体化するか否か

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