物語の話   作:エロ本

1 / 1
1話

僕には前世の記憶が二つある。その記憶は童話の物語の作者であるハンス・クリスチャン・アンデルセンとシャルル・ペローとしての記憶が。

どちらも有名な物語の作者で例えば人魚姫や赤い靴の少女、または長靴をはいた猫やシンデレラ姫の作者だ。

 

何故こんな僕に2人の記憶があるのかは全く理解はできないが、僕はこれに対して考えるのは無駄だと思ったためこれについては考えるのは辞めている。

 

ただ知っているのは彼らが描いた童話の物語のキャラを召喚とは違うがイマジンという形で出せるのと彼らの力が使えるということだ。

 

前世の記憶を思い出したのはつい三ヶ月前だった。後もう2ヶ月ほど早く思い出してたら学園を余裕で合格出来ていたというのにお陰様で最下位で入学してしまった。幼馴染であるカンナは聖女という伝説の能力持ちで学園2位として入学した。1位は確か名前は忘れたが勇者の能力持ちだったかな?まぁとにかく凄い能力らしい。

 

おっとそういえば紹介が遅れたな僕はシャルル・ハンス偶然か必然か分からないが前世の記憶の2人の名前が入っているのだ。年は16歳趣味は物語を書くことと読むことだ。容姿としてはそこそこ行けてる方だと思う、長い赤い髪を結び茶色の瞳に小さな口、身長は160cmほどである。

 

この世界では人それぞれにスキルというのがあり稀に僕みたいに能力がないものだっている。スキルを持つものの中でそのスキルを使い世界各地にあるダンジョン内にいる魔物やそこら辺にいる魔物を倒したりするなどでお金を稼ぐ職業もある。

 

スキルは五歳になった時に発現しそれを確認するために研究所に行って、そこで初めて自分のスキルを知ることになる。

 

さっき少し出していたが僕には幼馴染がいる。名前はカンナ・アズリー最後にまともに会って話したのは7歳の時だったが今でも学園でたまに会ってはいるが話したりはしていないただ目が合うだけでカンナは僕を無視するのだ。何故だろうか?

カンナのスキルは聖女、どんな怪我や呪いだって治してしまう能力らしい。

そんな彼女は本当に美しい少女だ。腰まで伸びた絹のような金髪クリっとした蒼色の瞳ぷっくりとした唇。もう何回言ったかは忘れたが本当に美しい少女だ。

 

カンナは7歳の頃に国のお抱えになり僕達の街からいなくなってしまった。最後はカンナと喧嘩をしてしまいそのまま別れてしまったのである。今でも思い出す「無能力のクセに!!」流石にまだ前世の記憶を持ってなかった僕にはその言葉がショックだったわけでその場から走り去ったんだったけかな?走り去ってる途中後ろから「違う……今のは違うの」と言う声が聞こえたがカンナは確かにそういったのだ。つまり心の何処かではそう思っていたということになる。まぁこんな感じで離れ離れになったのだが。おっと話が脱線してしまった。話を戻すよ。

 

勇者や聖女がいれば魔王と呼ばれる者もいる。何でもどんな魔物も操れるらしい、姿は不明であり何度も魔物の進行をうけている。それを倒すために必要なのが勇者や聖女である。何百年か前にも魔王を倒したのが、そのスキルらしいだから国は聖女のスキルを持つカンナと勇者のスキルを持つ………誰だっけかな?取り敢えずそのスキルを持っている者を手が届く場所に置きそこで英才教育を教わっていたらしい。僕には関係は無いが

 

「マスター料理出来たわよ〜」

おっとゲルダに呼ばれてしまったので紹介はここまでにしよう。まぁ大体は出来たから良いよね。

ここは僕が通っている望王学園の寮である今は人魚姫とゲルダに晩御飯を任せていたのが出来たらしい人魚姫とゲルダの料理は最高に美味しいんだよなぁ

これがさっき言っていたイマジンである。

 

「いつも、ありがとうな人魚姫にゲルダ」

 

「いえいえ、好きでやっていますので」

 

「別に良いんだよ~マスター好きでやってるから」

 

その言葉を残し人魚姫とゲルダは光の粒子となり僕の体に入る。

やはり人魚姫のグラタンも良いがゲルダの何を入れたか分からない山賊鍋も美味い何か合わない料理の組み合わせではあるが、どちらともうまく完食してしまった。このままでは太る一方なので運動量を増やさないといけないなと思う、今日この頃。

 

この後は本を読み、夜も遅くなったところで寝た。

 

学園に行くのはとても憂鬱である。先程も言ったように僕は無能力ということになっている上に学園最下位だ。こんな面白いネタを周りの生徒が無視するわけもなく学園に行くたびに会う度にいじめられるのだ。今だって

 

「何だよ~シャルル?まだ懲りずに学園にきてんのかよとっとと自分のお家に帰れよ」

 

「この学園に無能力者のお前がいたって何もねぇよ」

 

とまぁこんな感じに、いじめをうけているのだ。自分の席に行くと机の上に花が置かれており、その光景を見て笑っているものや傍観しているもので別れている。別に気にしないんだが、綺麗な花をそのままにしておくのは花がかわいそうなので花瓶に花を入れる。

 

この後はいつものように授業を受け物語を描き、食事をし自分の住む寮へと帰る。しかし寮へと帰る途中に人魚姫に買い物をお願いされていたのを思い出し、進路を変更し学園の外にあるスーパーに行く。

今日は特売日で主婦達の戦争に巻き込まれたが何とか買うものを買えたのでスーパーを後にする。(ボロボロになったが)

 

シンデレラ姫が作ってくれた料理を食べながら明日の行事のことを考える。

明日は学園が所持しているダンジョンに行き学年でペアをクジで決め指定された数の魔物を討伐するという行事があるのだ。この行事のめんどくさい所は学年でクジでペアを決めるという事だもしこれでカンナと一緒になってみろ気まずいのレベルを超えるぞ、めんどくさいな。あ、今のフラグ建設しちゃったかな?

 

翌日、朝早くから学校に行き先生の長ったらしい説明を右耳で聞き左耳で流し(聞き流しである)箱に入ってる折り曲げてる紙を1枚取り番号を確認する。92これが僕のペアの番号らしい。皆が引き終えたら引率の教師が1番から順番に並べさせる……91番まで呼ばれたがカンナはまだ呼ばれていない、何故だろうかさっきから何故か冷や汗が出るのだ。嫌な予感がする、まさか昨日のフラグを見事に回収だなんて言わないよな。

 

「92番の人はここに並んで下さい!!」

呼ばれたので91番の後ろに行くとペアはまだ来てない、しかし周りから「何であんな奴が」とか「そこは勇者様だろうが」などなど嫉妬や殺気の篭った視線を感じるのは何でだろうか。

 

「……あなたが私のペアの人ね宜しく」

 

「………………………あぁ宜しく」

不愛想に挨拶をしてきたのは幼馴染?のカンナだった。

(何故だあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!)

見事にフラグを回収してしまったシャルルは、嘆きフラグを建てた昨日の己を怨んだのであった。

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。