「八四艦隊計画?」
「ええ、敷島姉さん昨日予算案が議会で可決されました。新造艦の設計もある程度完成しているのでこのまま何もなければ2、3年以内に艦隊を大幅強化できます」
「三笠それよりもあの鳳翔って新人、あれはどうやって運用したらいいんだよ?」
「あの娘の実力は付随兵器の開発を待たなければなりません。それまでは鳳翔を空母を主軸においた陣形の開発をお願いします」
「いやだから!あいつは何をする艦なんだよ!」
「軍令部では索敵能力の強化としか思っていません」
「索敵なら今まで道理警戒惘を水雷挺にさせれば済む話じゃねーか」
「いえ、これからは航空機による空からの索敵で敵艦隊より早く発見しいかに有利な戦闘を展開出来るかが勝敗を分けます」
「だけどよ?そんな遠くの艦隊を見つけても先制できるかわからねーだろ」
「私が考えているのはそこです。航空機に爆弾や魚雷を装備して艦砲射撃の届かない位置から敵を発見し殲滅できれば作戦の成功率は上がるはずです」
「おい、海軍の前提は斬減作戦だぞ?敵艦隊の殲滅は戦艦の役目だろ」
「航空攻撃が実用されればその前提が覆ります」
「なるほどな…つまり俺は鳳翔を護衛する艦隊を組めばいいってことだな」
「ええ、お願いします」
「どれどれ…こいつらが新しい戦艦か!」
「はい、八四艦隊計画1号艦長門、2号艦陸奥、3号艦天城、4号艦赤城、5号艦加賀、6号艦土佐、7号艦高雄、8号艦愛宕」
「頼もしい面構えのやつらだな!」
「ええ、これは模型だけれど完成すれば今までの戦艦を優に越える能力を持っています」
「なあ三笠、民主化ってのは正しいことなんだよな?」
「…議員内閣制ですか」
「国民の血で戦争に勝ったからその見返りに参政権をってことだろ?護憲運動ってよ。その結果総理が大隈さんだぜ?」
「知らないのでしょう、かつて彼がアメリカに宣戦を布告したことなど」
「全うな世の中になると思ったら議員連中は支持母体の利益だけを考えるしよ。桂さんや伊藤さんが正しかったとは言わねぇけど。あの二人は戦争の落とし所を見つけてから開戦したぜ?」
「大隈さんは日露のときモスクワまで攻めいれと支離滅裂な過激派だったことを国民は知らないのでしょう」
「民主化は早かったかも知れねぇな」
「私達の役目は代わりありません」
「ま、日本は良くも悪くも海に囲まれた国だ!海軍がはいと言わない限り頭沸いてる首相が何言おうが戦争にはならねぇよ!つまり。三笠お前次第だ頼むぞ」
「ふふ、姉さんは連合艦隊旗艦なんですよ?私は一鎮守府の長官に過ぎません事あれば姉さんの指揮下なんです」
「だから!有事にはお前の意見を採用するって言ってんだ!」
「それは…越権行為です…」
「んなこときにするかよ!…あ、今オーストリアのお客さん来てるんだったよな?」
「はい、エリザベート皇后なら金剛、比叡あと進水を終えた榛名、霧島とで街に出ています」
「おいおい…国賓の護衛をあいつらに任せて大丈夫なのかよ」
「もうそろそろ戻る時間ですから」
「扶桑と山城は東京浅草方面、鹿島と香取は上野、天龍と竜田は東京駅、万世橋駅を重点的に捜索!残りの全員で三浦半島全域に非常警戒惘を敷くわよ!」
「はい!」
「必ずあの5人を見つけ出してちょうだい!総員かかれ!!」
「三笠、こっちはダメよ手がかり無し」
「そう…ありがとう壱岐」
「大丈夫よ!あの5人ならそのうちケロッとした顔で帰ってくるわよ!」
「もし…もし野盗や襲漢に襲撃されていたら…もし!拉致なんてされていたら!…私の責任だわ…何も考えずあの娘達を…」
「冷静になりな?三笠…第一にそこらの賊に襲われても金剛達なら返り討ちだって!」
「じゃあ何で帰りがこんなに遅いの!なんで連絡もないの!」
「…三笠」
「…ごめんなさい」
「…あれ?みんな揃ってどうしたんデスか?」
「ただいま帰りました!みんなのお土産も気合い入れて!買ってきましたよ!」
「ふふ、とっても楽しかったです!金剛さん比叡さん、榛名ちゃん霧島ちゃん今日はありがとう」
「榛名もエリーさんと一緒にお出かけ楽しかったです!」
「…むにゃ」
「Hahaha!霧島も楽しかったって言ってマース!」
「…」
「…お…おかえり~」
「ただいまデース壱岐!」
「わ…私はみんなに知らせてくるね…」
「Oh?一体どうしたデス?」
「エリザベート皇后、早急にお部屋にお戻りください」
「え、三笠?でもまだ金剛達と」
「…お早く」
「え、ええ…じゃあまた明日ねみんな」
「Godnight!」
「明日もまた遊びましょう!」
「お休みー!エリーさん」
「じゃあ私達ももう寝るネー!お休み三笠!」
「うふふ…待って金剛」
「なんデスか!もう眠いデ…す…よ?」
「まずは何処に行っていたのかから…聞きましょうか」
「も…もしかして…angry…?」
「Yes♪」
「ひ…ひえぇ~」