・・・・
・・・・・
あれ?
何で僕は倒れているの?
・・・・・熱い・・・・・・・・
もう動かない手が血で濡れている事に気付き
気持ち悪い感触が手から広がっていき身体中に虫酸が走る。
あぁ・・・・そうか・・・
確か僕は・・・・・友達を庇って・・・・
トラックに轢かれたんだ
消えていく意識の中友達の声と救急車のサイレンが頭に鳴り響いた
・・・
・・・・
・・・・・
・・・あれ?
此処は・・・何処だろうか・・・?
見渡す限りの白、白、白。
白以外に何もない空間
「全く君は巫山戯たような人間だな・・・いや、人間なのか?」
(?・・・誰だろう。)
「両親は人類最強、本人も人類最強か」
「あの・・・貴女は誰ですか?」
「ああ、ちょっと君に頼みたい事があってな、来てもらった」
「来てもらったって?」
どういう意味だろう・・・心当たりはない・・・
「紹介が遅れた、私は龍神という」
「龍神?誰?」
「・・・まぁそんな事はどうでもいい。」
「どうでもいいんだ・・・」
「それより頼みたい事ってなんですか?」
「いや、私も寿命でな、そこで君に相談があるんだが・・・」
「まさか・・・」
「人類最強の君に龍神になってもらいたい」
「いや相談って言うか強制ですよね。」
「済まないが名前は変えさせてもらったよ」
「しかも帰れませんよね、これ」
「龍神の力でしか出れない」
「・・・」
「・・・?どうした?」
(この人怖い・・・)
正直やってもいいとは思う。
しかも強制だから選択肢無いし。
「分かりましたよ・・やりますよ。」
「おお!本当か!いや、快くやってくれてありがとう!」
「・・・強制的だった癖に」
「何か言ったか?」
「言ってません」
「さて今日から私は普通の人間だ!」
・・・成れるわけがないだろうな・・・
「さてでどうやったら出れるんですか?」
「ん、あぁそろそろ出れるぞ、」
「え、まだ僕何もしてないんですけど、」
「いや、別に時間的にそろそろだろうな、と思っただけだよ」
「時間的に!?!?」
そうこうしてる間に二人の体が光出した。
「え!?ちょ!?」
「じゃあ頑張れよ!龍神様!」
「騙されたァァーーーー!!!」
間も無く視界は真っ白に染まり気を失った。
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・・・
・・・・
・・・・・
・・・此処は・・・・・
・・・
・・・・何処!?!?
僕が寝ていたのは見渡す限りの草原
遠くには森が有り、周りを囲んでいる。
そしてその奥には村が広がっていて楽しそうな声まで聞こえてきた。
・・・・・まて、おかしい。
何でここから物凄く遠いのに森が見える・・・
しかもその森の奥にある村が見えて声が聞こえてくる・・・
「はぁ・・・完全に龍神様になってるってことかな・・」
これから先のことを考え重くなる気持ちを抑え村へ行くことにした。
唯、唯一の楽しみは力を試すことぐらいだったので走ることにしてみた
「龍神なんだから早く走れるよね・・・」
そう言って一歩踏み込むと一瞬で草原を越え森を抜け村の門にぶつかった。
「んな馬鹿な・・・グフッ・・・」
後になって発見され村に運ばれた龍神様でした。