あ、今回のミリシタ2周年のSS確定ガチャの結果はまかべーとぷっぷかさんでした。いやーたまには知り合いに引かせてみるもんですね。
…ということで、言ってたとおり二人の参戦が決定しました。(言ってない)
「ひでえ目にあったぜ…。」
学活前の時間の、クラス全体を巻き込んだ大騒動。考え無しに行動したが、そう言えば志保や静香は俺と違って人気者なんだからそりゃ質問攻めくらいされますよね。俺は逃げたけど。誰も追いかけてこないけど。…べ、別に寂しくなんてないし!俺には杏奈がいるから!
「どうか…したの…?大河…?」
「おーよしよしなんでもないぞー杏奈ー。お前は自由にゲームしてていいからなー。」
俺は今、保健室のベットの上で、逆マッサージチェア(命名俺)―――
こいつこそが甘奈と違うガチゲーマーのアイドルだ。奴は時間的には廃だが、こちらは腕前もやばい。俺のサムスが勝てる日は来るのだろうか。
ちなみに今は授業中だが、普通にフケている。何が悲しくてあんな宣言した後に隣の席に座れるかよ。何されるか分かったもんじゃない。保健室の教師は保健室にいることの方が珍しいうえに、鍵もかけないので、ゆるゆるセキュリティなのだ。
という噂を聞き、授業の新たなサボり場所として検討するために初めて保健室に入ったら人がいた。それが杏奈だ。寝てた。つんつんしても起きない。つんつん、ぷにー。よーしよしよしよしよし。
「………………。」
めっちゃ目が合った。不味い、この外見は通報されたらタイーホだ!
「もっと…。」
はい即堕ち。
と、何故だか杏奈は俺がここに来ると確実にいるので、ここは俺の癒しスポットとなっている。志保も静香も知らない唯一の場所だ。そうだよね、保健室って中に誰がいるか分からないから入るのちょっと躊躇うよね。
今は俺のお膝の上、うーんやわこい。流石の杏奈も制服だ。本当は部屋着を持ってきたいと言っているのだが、それだと見つかった時に使えなくなると言ったら大人しく引き下がった。にしても杏奈って何年生なんだろ。制服で学年が判断できないので、上履きかジャージを見れば分かるのだが、こいついつもスリッパだし、ジャージなんて見たことがない。こいつ運動出来んのか?
どうしても知りたいならアイドルとしてプロフィールを見ればいいのだろうが、それは嫌だ。甘奈の時は命令されたから見たまでだ。最近のギャル強すぎでは?いや、一人クソザコがいたな。淫乱ピンクビッチギャルが。
杏奈が体を捩らせ、ポジションを整える。俺もポジションを整えたい。
「眠く…なって…きた…。」
「んーじゃ寝ていいぞー?」
「うん…。膝…。」
杏奈は俺の膝に頭を乗せて、スヤスヤと眠ってしまった。可愛い。これ今日もう授業いっかなー。
「な、何をしてるのよ大河!」
「げ。」
保健室の扉を全力で開け放ったのは静香。ちょ、なんでバレてん?エスパー?
「シーッ!」
クソっ不味い!見つかったのは100歩譲って許すとして、ぜってーこいつ騒ぐ!
「な、何してるのよ…!その子はまさか…!」
更に不味い!杏奈がアイドルだと知っているならこれはスキャンダル!たとえそこに恋慕の感情がなくともスキャンダルスキャンダラースキャンダレスト!
「あ、あのな、もが。」
「静香。」
何でもする権①
静香って呼べ。
「あのな、静香。違うんだ。」
「まさか…この学校の七不思議の一つ!保健室の眠り姫!?」
……………。
えぇー…。
「そこー?」
俺はもっと違うリアクションを求めていたんだが…。なんというか、その、『誰よその女!』みたいな。彼女がな訳でもないんだからそんなことある訳ないか。
「て・い・う・か!どうして授業をサボってイチャイチャしてるの!?志保に感謝しなさいよね。代返してあげてたんだから。」
「あー別に良いのに。」
「よくないでしょ!もう私達も3年生なんだし、内申書のことも気にしないと!」
「いや別に内申書とか使わなくてもあんな偏差値低い高校余裕やろ。」
所詮は田舎にある高校だ。たいして偏差値も高くないし、別に入るのにそんなに苦労するところでもない。今から全力で勉強すれば学年最下位でも余裕で入学できる。
「偏差値が…低い…?あそこ、70近かったわよね?やっぱり腹立つ。」
「は?そんなないだろ。」
「え?」
「え?」
「だって、大河の行く高校って…。」
「ああ?あの一番近いとこ。」
「………………はぁ。」
「え、何その溜息。また俺なんかした?」
あとそのギュッと握った握り拳は何?またボディ?
「いえ、いいわ。大河がそんなんだって、もう充分分かったし。」
何故か落胆された何でや!あそこの高校の偏差値が低いからか!そりゃダメだな!
「ん…。大、河ぁ…。撫で、て…。」
「おーよしよしよしよし。杏奈は可愛いなぁ…!」
いつの間にやら起きていた杏奈の呟きに、俺の両手が反応する。フッ…。ハナコすら手懐けた俺の技で瞬殺してやるZE☆!
「杏奈。」
不意に、杏奈の頭が誰かによって掴まれる。静香ではない、この細いくせに謎のオーラを放っている腕は…!?
「志保!?しかもゴリラモード!?」
説明しよう!ゴリラモードとは!志保がガチで怒った時に顕現するモードで、いつもの戦闘力に加えてステータスも大幅にアップするぞ!具体的な数値を説明すれば、人の頭を掴んだときゴリゴリって音がするレベルってちょっおまっ待てよ初めて見る杏奈にも説明してやらんと駄目だろ違うからゴリラモードってのはゴリゴリっていう音と阿修羅の如き怒りを掛け合わせただけであって決して動物のゴリラではなくって待って聞こえてるゴリゴリって音聞こえてんじゃーーー
志保は左手を離し、既に用済みとなった大河を投げ捨てる。
「杏奈。あっちでお話があるの。良いわよね?」
杏奈は脱兎の如く駆け出した!
しかし既に回り込まれていた!
肩を掴む!ヤバイ!JCの力じゃない!こりゃまさに
「い・い・わ・よ・ね?」
ドナドナドーナ…ドーナ…。子牛を…ってあれ、なんかデジャヴ。
「ああ、杏奈よ…。こうやって純粋無垢な少女がこの世からまた失われていくのか…。」
「純粋無垢な少年は消えてないみたいだけどね。」
「んで何か用だった?わざわざ探しに来るなんて珍しい。」
「私がうどん以外のことで大河を呼びに来ることがあった?」
「…心にひびが入った。もう生きていけない。」
なんだようどん以外のことで呼びに来ることがない男子ってそうだよ俺だよ。変に静香のご機嫌取りばっかしてたらうどんだけプロフェッショナルになっちったよなんだようどんだけプロフェッショナルって。香川県民かよ。
「もうそういうのいいから早くっ!次の時間家庭科でしょ!」
「家庭科…だと…?」
ファサァ
俺は上着を脱ぎ捨てる。
そしてポケットに入っていたハンカチを三角巾代わりに巻く。
「…さあ、エプロンを持ってこい。」
戦いが、始まる。
「いい加減にしろよてめえ!ガトーショコラだってんだろうが!」
遂に家庭科の教師が壊れた。あんた学校で優しい先生ランキング1位だったじゃん。どしたのそんなに怒って。もう更年期か…年には勝てないもんだなぁ…。
―――事の発端は、一学期に遡る。
俺の学校は3年の家庭科はほぼ全てが調理実習なのだ。そして初めての調理実習の日、友達少なめ(二人)の俺は班を志保と静香と組んだ。つまりうどんキチがいる班なわけだ。小麦粉を使う料理だったのだろう、小麦粉が用意されていた訳だが、俺が冗談で『何作んの?うどん?』と言ったら静香が目をキラキラさせだした。こうなったら志保にも止められない。そうして皆が四苦八苦しながら料理を完成させる中、うちだけうどん食ってた。そしたら怒られた。当たり前だよなぁ…。ところが次も材料に小麦粉があったもんだからうどん姫が発狂。催促される俺。しょうがなく作る。家庭科教師ガチギレ。そして、俺VS家庭科教師戦争勃発。前回はお好み焼き粉でうどん作った。今回は遂に粉物無しでのガトーショコラをテーマにしてきた。まあうどん作ったけど。
「ホント…。どうやってこの材料からうどんができるの?」
志保が聞いてくる。なんでそんなこと聞くんだ?現に静香はうどん食ってる。これは原理が分かってる奴の顔だ。
「別に説明してもいいけど…。じゃあまず材料を全部混ぜる。切るものがあったら切る。」
「へぇ。」
「で、水に入れて蓋を閉じて茹でる。」
「その後は?」
「いや完成。」
蓋を開けたらうどんが完成していた。簡単だなあ、やっぱりうどんって。面倒臭いときは俺もうどんにしちゃうからなぁ。
「ちょっと待ちなさい!何故チョコと砂糖を混ぜて水に入れて茹でたらうどんになるのよ!」
「んな事言われても…。そうだな。先生、青に黄色混ぜると何になる?」
「緑。」
「白と黒なら?」
「灰色。」
「チョコと砂糖を茹でたら?」
「………。」
「ね、うどんになるでしょ?」
「なる訳ないでしょ!?ほら、見てみなさい!あなたの言う通りに作ったうどんよ!?どこがうどんよ!」
先生が持ってきた鍋には、中に茶色い謎の液体が入っていた。いや…何したらこんなんになるんだ。家庭科の先生のくせして失敗しすぎだろ。
「茹でが足りないんですよね、茹でが。貸してください、ほら。もう一回蓋して、茹でる。はいうどん。」
はいうどん。
「…北沢さん。うどんって…何なのかしらね。」
「さあ…。私にも分かりません。」
時は変わって、既に放課後。
「ごめんね、じゃあ陸のことお願い。」
志保はそれだけ言うと坂を全力で駆け上がって行った。どうやら今日は、いつもの
「頑張ってねー!」
しかも静香は志保が何をやっているか知っているらしい。なんか不平等な気もするが、女同士のどうこうとか言われたら引き下がるしかないのだよね。ま、詮索する気も今はないし。
「じゃ行こう、大河。」
「あ、ゴメンなんだけど俺用があるから1人で行ってくんね?じゃ。」
「ちょ、ちょっと大河!?」
静香の引き止める声をガン無視して、俺はそそくさと学校の方へと逃げ出す。陸との触れ合いを逃すのは実に心苦しいが、やらねばいけないこともあるのだ。
「杏奈ー?入るぞー。」
保健室の扉を開く。別に許可とかいらんだろ。教師もどうせ居ない。
「あ…!ちょっと…!ダメ…!」
シャアッ!
赤い彗星の如くベットのカーテンが閉められた。てか今赤い何かが見えた気がしたんだけど何だ?制服にそんな色入ってないよな。
「あ、杏奈ー?」
もしかしてなんかダメなタイミングだったか…?なんかボタンはめる音…あと何か拭いてる…?ああ、何か零して着替えてたのか。こりゃ悪いタイミングで来ちまったな。
「わ、悪ぃ。着替えてるとは思ってなくてよ…。」
「そ、そう…!着替えてた…!」
カーテンを開けて、こちらへと指をピンと指してくる杏奈。顔赤いな。風邪か?
「大丈夫か?顔赤いぞ。」
「え…ちょっと、今は近づかな…。」
額に手を当て、熱を確かめる。うん、この季節だってのに汗をかいてる。
「風邪か?一人で帰るのは無理だよな。」
「え…そう、うん…!杏奈…風邪かも…!」
再び指を指してくる。反応が不思議だ。まるで俺が言ったことに合わせて嘘をついているような…。そんなに酷い風邪なのか…。
「よし、じゃあ俺が背負って帰るか。もう準備出来てる?早めに出ないと杏奈の門限引っかかっちまうかも知れねえし、急ぐぞ。」
「え…っと、うん…!」
背中を杏奈に向けると、首に手を回して背中に体重を預けてくる。そういや珍しいな。俺が首に腕を回されて怖くないアイドル。人間の急所を差し出す行為なのか、おんぶって。あれ、このみ姐さんも怖くないな。ってことは単純にサイズの問題か。
にしたって軽いなこいつ。ちゃんと物食ってんのか?うーん、今度飯とか作ってってやった方がいいのかな。でも一応アイドルなんだし、自分の健康管理をとかをプロデューサーとかがなんかやってたりしないモンなのかねえ。つーか俺うどん以外に得意料理ないし。栄養どうこうとかは管理できないけどね。
「そういや、お前の家ってどこだっけー?」
「zzz…。」
「ありゃりゃ、寝ちったか。」
流石七不思議にもなる眠り姫といったところか。俺が一緒にいるときはいつでも寝てる気がする。結構ゲームするの好きって聞いてたんだけどな。夜にやって昼寝てる感じか?なんか不健康な生活してそうなくせになんでこいつのほっぺたぷにぷにしてるんだろ。アイドルっていう生き物は身だしなみとか整えてなくても天使みたいになれる奴なんだろうか。つまり姉貴とあのビッチは非天使。メイクするとか無いわー。所詮JKとかは全員嘘つき。
「あ、大河じゃん。ヤッホー☆」
「で、出たなクソギャルビッチ!」
噂をしてたら影が差しやがった。杏奈といつも分かれる道で迷っていたら、目の前に淫乱ピンクが現れた。こいつはビッチ。城ヶ崎…ビッチ。俺の姉貴をあんなんにした一番の原因。というかあんな純粋だった加蓮がギャルになるなんて逆にどうやったんだこいつ。こいつの妹はただのギャル。やっぱりJCとJKの差は大きすぎる。来年になるともしや志保や静香もこんなになるのか…?
「く、クソビッチて…。相変わらず口が悪いわねこのクソガキは…!」
「うるせえビッチ!まさかお前杏奈までビッチにする気か!この純粋無垢な天然記念物をこれ以上世俗に触れさせ黒く汚して世を自分色に染めて悦に浸るのがそこまで楽しいか!?もう止めてくれ!もう男共は女子の深い裏とか、暗い闇とか、そんな打算的なものが存在するとか考えながら生きるのは辛いんだ!邪推しながら生きていきたくない、俺達に女子高校生の夢を見させてくれ…!」
「そんな必死にならなくても…。ていうか、その背負ってる子…もしかして杏奈ちゃん?」
「もう既にッ…毒牙にッ…!クソッ!」
「既に毒牙にっていうか…もとから杏奈ちゃんって結構黒
「美嘉お姉ちゃん…一緒に…帰ろ…?」
いつの間にやら俺の背中から降りていた杏奈は、ビッチの背中にしがみついていた。ちょっと駄目!その背中追いかけちゃいけないやつ!てか首絞まってない?まあ杏奈の軽さなら大丈夫か。できれば絞めて貰って欲しいけど。
「ちょ…杏奈ちゃん…!ごめんごめん私が軽率だったから…!ギブ…!ギブゥ…!」
HAHAHA!杏奈の体重で人の首が絞められるわけないじゃないか。何必死になって死にそうなふりしてるんだこのビッチめ。マジ許さんからな今度俺もお前の首にぶら下がってやろうか。
「じゃあ…大河…。私…美嘉お姉ちゃんと帰るから…。また、ね…。」
「おう。ビッチに襲われないように気をつけろよー。」
「襲うか!」
ビッチの背中にコアラの如く掴まる杏奈が、段々と…って目的を見失ってた。何の為に陸陸タイムを捨ててまでこっちに来たのか分からないぞ。
「ちょっと待って杏奈。」
「ん…?」
呼び止めると止まってくれた。正確には止まったのはビッチだが。
「何…?」
「いきなり聞くのもどうかと思うんだけどさ、杏奈さ。…どうしてアイドルを目指したの?」
「ふーん。大河ってそういうの気になるんだー!へぇー!ふーん!」
「黙ってろクソビッチ。テメエには聞いてねえ。」
「酷くない!?毒強いよ!?」
騒ぐビッチはこの際無視だ。俺は杏奈と話してるんだから。
「…えっとね。」
「…話したくないなら、無理には聞かないぞ。」
「…ううん。Pさん以外に話すのは…多分初めてだけど…ちゃんと…話す。美嘉お姉ちゃん…降ろして…。」
「え?う、うん。」
ビッチは言われた通り杏奈を降ろす。杏奈が自分で立とうとするなんて珍しい。アイドル業から離れた場所で自ら動くことなどそうそうしない彼女が、自分の足で立っている。この姿は、きっと俺の知らない杏奈だ。
「スゥー…ハァー…。うん…。」
「イエーイ!杏奈チャージ完了!今日もビビッと頑張るよー!」
「杏奈…ちゃん…?」
「………………。」
「それで、私がアイドルになりたい理由、だっけー!?そうだねー。私は昔から、ずっと暗い子で、友達もいなかったんだ…。でも、ゲームに出会って私は変われたんだ!弱い現実世界の自分を捨てて、強い仮想世界の自分になれる。そんな世界に、私は魅入られたんだ。でも、私だって、このままじゃ駄目だって分かってた。この狭い世界でだけ、私がかっこよくいられるなんて、意味がないって。…だから!私はアイドルになろうとした!アイドルでいられる時だけ、私は輝いていられた!元気な私でいられる場所が、そこだった!初めて友達って呼べる人ができて、初めてゲーム以外の楽しみができた!それが、私にとって、何よりも楽しかったんだ!」
手振りを付けた住宅街での少女の独白は、そこで終わり、彼女の言う『かっこいい』瞬間というのも、そこで終わってしまったのかもしれない。元気な杏奈の面影はもうなく、いつものような杏奈に戻った。
「…だから…杏奈は…アイドルに…なった…。やっぱり…不純…かな…?本当の杏奈を見せないで、ファンの人…騙してるのかな…?私…だって、分かってるの…。それじゃあ…前までと一緒だって…。アイドルになった意味なんて…ないんだって…。でも…本当の杏奈を見せるのは…怖いよ…!ファンの人が離れていくのは…嫌だよ…!」
「…何が不純だってんだよ。いいじゃん。誰だってかっこつけたい時だってあるだろ。それに、お前は今でもかっこいいよ。自分の弱さに向き合って、正面切ってぶつかり合ってる。それは強いことだよ。それに、杏奈がたとえどんな性格をしていたって、ファンも離れていったりしないよ。杏奈は可愛いからな。」
「うん。騙してるなんて誰も思ってないって。今の元気な杏奈ちゃんも、いつもの静かな杏奈ちゃんも、どっちも杏奈ちゃんだよ★」
「だったら…良かった…。」
あの元気状態は体力に響くのか、そのまま杏奈は糸の切れた人形のように倒れこむ。それをビッチが支える。流石ビッチ。女に対してもビッチ。クール属性も混ぜてくビッチ。ビッチオブビッチ。ふーん、ビッチじゃん。
「zzz…。」
「今度こそホントに寝ちゃったみたい…可愛いなぁ…。なんか小さい頃の莉嘉みたい。」
「まさかお前あの妹半分ビッチに加えてまだ妹ビッチを量産する気か!?」
「私もビッチじゃないし、利嘉もビッチじゃないわよ!あの子まだ中学生よ!?」
「JCにてビッチとは…。城ヶ崎一家、恐るべし…!」
「もうめんどくさいから帰っていい?私。」
本当にめんどくさそうな顔された。止めろよな、そういう顔されると俺レベルの対人関係プロフェッショナルにもなるとどれくらいガチで嫌がってるか簡単に分かってしまうんだから。その顔はマジで嫌がってる顔。つーか大体相手がガチで嫌な顔してるからこのスキル意味ねーな。
「じゃ、お前にも一応聞いてやるよ。なんでアイドルになったのか。」
「一応って…。私は別にたいそうな理由なんてないけど?ただ憧れて、ただやりたくて、だから頑張って、勇気出して、それでなって今私はここにいる。信念とか、そういうのはなってからだし。…で。そんなこと聞いて、どうするの?」
「さすビッチ。理由が薄すぎてリアクションに困るレベルオブザビッチ。」
「はぁ…。ホンットツンデレかってくらい分かり易いよね、大河って。痛いところを突かれると、急に余裕なくしてつまんなさそうに人の事煽るもんね…。」
「は?勘違いするなし。別に図星じゃねぇーですし。」
「加蓮のこと、ずっと気にしてるんだ…。アンタのことは大嫌いだけど、そういうトコ、可愛くないなあ…。」
「チッ…。やっぱ、敵わねえなぁ…ビッチには勝てねえや。」
やっぱりアイドルとかいう生き物やばすぎ。どうして俺の思ってること当ててくんの?アイドルはみんなエスパーなの?
「まだ…割り切れないの?いいじゃん。誰にだって、夢を目指す権利はあるでしょ?」
「…分かってるけどさ。だから知りたいんだ。そこまでしてアイドルを目指す理由を。別に、アイドルじゃなくたって人に夢を与える仕事はいくらでもある。どうして、アイドルなのかって。」
「それは私にも分かんないなぁ。まさか本人に聞くわけにもいかないし。…じゃあさ、一回来て見たら?ライブ。はいコレ、チケット。」
「チケット?何のだよ?」
「加蓮の初ユニットライブ。プロジェクトクローネの。まだもうちょっと後だけど、受け取っておきなって。それで、あんたの目でその理由、確かめなよ。…じゃ、そゆことで★じゃーねー★」
…くそぅ。どこがPaアイドルだ。どうみたってCo全振りじゃないか…。
あーあ、かっけーな。あいつ。
紹介
望月杏奈
スイッチのオンオフとついでに裏表もある黒杏奈。むっつり。小動物的可愛さで獲物に近づいて狩る。天敵に志保をもつ。赤。多分こいつが1番キャラ変されてる。保健室でナニしてんだこいつ。P大好き杏奈とすり替えておいたのさ!こいつがアスカだとすると、志保はトウジで多分もがみんはレイ。
ビッチ
淫乱ピンク処女。クソザコメンタル。Coだろこいつ。
もがみん
香川県民になりたい。
志保
一体何の用でどこプロダクションに行っているのか!?バックダンサーの絆も抜け駆けの前には無駄なり。
大河
ビッチ嫌い。
家庭科教師
大河殺す。
七不思議
1.保健室の
バレバレ杏奈。
2.家庭科室の
うどんは錬金術の産物だった…?
3.303教室の
黒とつけたのは大河。他の人は未確認。
4.303教室の
大河の周囲にできる。
5.家庭科室の
原理はよくわからないけどうどんが食べられるならそれでいい。
6.303教室の
しずしほ以外で大河とコミュニケーションをとる事の出来る珍しい存在。演劇部である。
7.303教室の
303最大のタブー。この発言をすると志保が怒り、それに憐れみを感じて静香が怒り、志保が落ち込み静香が自己嫌悪し、志保が慰めさらに静香が格差を知り落ち込んで志保にキレての無限ループ。唯一解決できそうな大河にそんな気を使ったこと言えるはずもなく、前回は1ヶ月半経ってからクラスの奴の2週間にも及ぶ演技指導のもと、大河の活躍によって事なきを得た。
8.303教室の山と谷。
あーあ、お前死んだぞ。
またボディ?
顔は目立つからボディにしな、ボディに。
ゴリラモード
志保、加蓮、甘奈は既に会得している。
うどん
はいうどん。
絞められたらやばい。
杏奈の体重で首を絞められる訳が無い
彼は特殊な訓練を受けています。真似しないでください。
エスパー
ユッコ「アイデンティティの崩壊。」
ビッチには勝てねえや…。
大河が勝てるもの、このみ姐さん。以上。
はいこれ、チケット
なんでこいつ何の関係もないプロジェクトのチケット君持ってんの?それはそうとバンダイナムコエンターテインメントフェスティバル行きたいよなぁ!?(祈願)