【完結】Azur Lane for Answer   作:塊ロック

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リンクス指揮官と初期艦綾波の馴れ初め。

ストレイドのアセンはまだ練っていますが、コジマの心配は明石が何とかしてくれます(


こちらの指揮官も応援よろしくお願いします。


首輪付きの着任

 

皆さんはじめまして、綾波です。

 

 

私達の指揮官はちょっと変わった人でした。

 

初めて会った時は、ここサンディエゴに艦船は綾波とロングアイランドさんだけしか居ませんでした。

 

 

目が覚めたときに、目の前にいた人が指揮官だったのです。

 

 

「指揮官、貴方はなんという名前なのですか?」

 

「俺?俺か?そうだな…」

 

 

目の前の男性は考え込みました。

 

まるで、名乗る名前が無いとばかりに。

 

 

「…俺は、リンクス・カラードマン少尉。俺の事はリンクスって呼んでくれ」

 

 

それが、私達の指揮官でした。

 

 

 

 

 

指揮官は不思議な人でした。

 

私達の事、今の情勢のことを、何一つ知らなかったのです。

 

 

「ふーん…でも、人間同士で争ってるんだろ?それは、どこも同じか…」

 

 

その時の指揮官の顔は、とても寂しそうでした。

 

でも、指揮官は空と海を見た瞬間、子供のようにはしゃいでいました。

 

 

「これが…汚染されてない空と海か…!凄いな…この中を思いっ切り飛べたら気持ちいいんだろうなぁ…」

 

「指揮官は、飛べるのですか?」

 

「え?あー…そうだな、見せてやるよ」

 

 

指揮官は、いたずらっぽい表情で綾波を案内してくれました。

 

 

___________________________________________________________

 

 

地下ドック。

 

打ち捨てられた区画だったと記憶していましたが、ここには先客が居ました。

 

 

「ロボット…?」

 

 

とても大きな、白いロボットが鎮座していました。

 

ところどころボロボロで、年季が入っているように見えました。

 

 

「ストレイド。こいつの名前だ」

 

 

昔、世話になった人が付けてくれたんだ、と指揮官は語ってくれました。

 

今は、動力的な問題で動かせないけど、と独りごちていました。

 

 

「これが空を飛ぶのですか?」

 

「ああ。空を、海を、陸を。全てを制するアーマード・コア、ネクスト。俺の相棒さ」

 

 

この時の指揮官の顔は、綾波にはよくわかりませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

それから、重桜と鉄血が謀反を起こし、レッドアクシズが結成されました。

 

 

「なぁ、綾波」

 

「なんでしょうか」

 

 

寂れた軍港で出来ることなんてたかが知れています。

 

上からくるちょっとした雑務を片付けた後に、指揮官は口を開きました。

 

 

「お前は…ついていかなくて良かったのか?」

 

 

指揮官は、一応ユニオンに所属している、と前に言っていました。

 

綾波は…重桜の船です。

 

 

確かに指揮官の言うことはわかります。

 

けど、

 

 

「綾波はここから離れるつもりはありません」

 

「それは何故?」

 

 

指揮官は優しく、見守るように問いかけてきます。

 

 

「綾波は、指揮官が飛ぶところを見てみたいです」

 

「…なるほど」

 

 

 

「それじゃ期待に応えないといけないな」

 

 

 

指揮官はとてもいい顔で笑っていました。

 

 

綾波たちの指揮官は、変な人です。

 

けど、夢と希望を持って綾波たちを指揮してくれる立派な人です。

 

 

 




最初の秘書官、綾波。
彼女は指揮官の隣を選んだ。

世界は、大まかに二つの勢力に分かれてしまった。

妥当セイレーンを掲げる「アズールレーン」。
セイレーン技術を要したい「レッドアクシズ」。

ユニオンの人間であるリンクスと、重桜の船である綾波。

少なくともこの場は、手を取り合うことが出来る筈だ。
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