ドラゴンクエストⅤ 迷い込まれし転生者   作:ひな太郎

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書き物は初めてです。拙い文章ご了承ください。


プロローグ ある日の夜

大学2年の夏休み、俺はゲームに充実していた。

 

「ふぅ~、クリアしたー!この作品も結構やりつくしたよな~」

 

昔懐かしいゲームをやりたい衝動にかられた俺は、押入れから引き出したゲームソフトたちとともに連日プレイに没頭していた。

 

「次は何にしようかな、と……お!」

 

うお~~懐かしいな!ドラクエⅤかぁ。

俺、結構このストーリー好きなんだよな~。

 

 

幼少期から青年期にかけて描かれた物語。主人公の壮絶な運命は心にくるものがあるが、彼の周囲に溢れる心優しい人たちには子どもながら感動していたことを覚えている。

当時どうにかパパスを助けたくてラインハット城周辺でレベリングを頑張ってたけど、結局負けイベントって知った時はショックだったなぁ。

 

「まぁ1,2年前くらいにもプレイしたんだけどな。なぜか何度もやりたくなるんだよな~。」

 

よし!次はコイツで遊ぶか。

 

俺は実機にソフトを入れドラクエ5に没頭した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――数日後。

 

「よっし!クリアした~~!」

 

見事全クリを果たした俺は達成感に浸っていた。

やっぱⅤはいいな。定期的にやりたくなる。

 

が、達成感と同時に眠気も襲ってきた。

部屋の時計を見ると夜中の3時を指しており、既に日付は変わっていた。

 

「ふあ~……。そろそろ寝るか。」

 

 

トイレを済ませた後そのまま布団にダイブ。

うつ伏せの身体を仰向けにしようかと思ったが次第に身体はズシンと重くなり、俺はそのまま眠りについた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夢を見た。

 

目の前に小さな男の子が泣いている。

 

俺はその場から動くことは出来ず、眺めることしかできない。

 

何故だろう。男の子には懐かしさを感じる。

 

それと同時にこの子を守らなければいけないとも感じた。

 

 

 

闇が迫る。

 

男の子を助けなければと思った。

 

しかし男の子の姿は闇に飲まれていき辺り一面暗闇の世界となる。

 

そこに一筋の光が指し込み、俺を包み込んだ。

 

とても暖かく心地よい、ような……。

 

 

 

そこで夢は終わった。

 

 

 

 

 

 

 

*****

 

 

 

 

 

 

ふあぁ~~、よく寝た。

なんかいつもに増して気持ちよく眠れた気がする。

今何時だ…………ってあれ、身体が思うように動かない。

 

と、思っていると男と女の顔が覗き込んでくるのが見えた。

 

「お~い、パパだぞ~」

「フフッ、あなたによく似ているわ」

 

 

!!?

 

パパ?何を言ってるんだこの男は。

俺は生粋の日本人なのにこんな外人が父親なもんか。

あれか?そういうのが趣味の人なのか?

…となると、この隣にいる女は母親役といったところか。

 

 

「なんなんだよあんた等。ていうかここどこだよ。」

 

そう言ったつもりだったのだが、あれ?何かがおかしい。

上手く発声?声が出ないことに気が付いた。

 

どうしたもんかと、ふと寝ている場所から横に顔を向けた。

そこには等身大が見えるタイプの大きなスタンドミラーがあった……のだが。

 

(え!?なんだよこれ!!!)

 

 

 

 

 

 

 

 

―もしかして俺、赤ん坊になってる…!?

 

 

 

 

 

 

この時の俺は思いもしなかった。

この世界がドラゴンクエストⅤだということを……。

 

 




最後まで読んでいただきありがとうございました。
不定期になるとは思いますが、時間があるときに投稿していきます。
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