ミラーサリティードシンフォギア(鏡の孤独者)   作:龍狐

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鏡と親友とシンフォギアと

~龍牙side~  ~ミラーワールド~

 

 

あれから数日、俺はいつも通り響のことを―――ではなく、響の親友の【小日向未来】のことを見ていた。

 

彼女は最近おかしい。まぁ主に響のことについてだろうが…

 

 

『響…』

 

 

響は自分がシンフォギア奏者であることをもちろんのことで隠している。

未来は響のことで考えているのだろう

まぁ…相談相手にでもなってやるか

俺はミラーワールドから出て未来に話しかける

 

 

「君」

 

「え、私…ですか?」

 

「君…なにか考え事をしてるだろ?」

 

「……なんなんですかあなた…あなたには関係のない話です」

 

 

まぁ当然の反応か…

でも、こちらもに考えがある

 

 

「立花響…」

 

「!?響のことを知ってるんですか!?」

 

「ああ、本人は忘れてるだろうが…」

 

「……もしかして、響の話に出て来た人?」

 

「響が?一体なにを?」

 

「”昔からの知り合いだったらしい人がいる”って…」

 

「…やっぱり、写真を落したのはまずかったか…」

 

「じゃあやっぱり!」

 

「ああ、確かにそうだ。まぁ立ち話もなんだし、歩きながら話そう」

 

 

そうして俺と未来は横に並んで話をする

 

 

「昔のことだ。俺は誰からも認識されてなかった」

 

「え?」

 

「なんと言うか…影が薄い?そんな感じで、誰からも認識されなかったんだ。俺、孤児だったから」

 

「……」

 

「でも、俺に話しかけてくれた一人の少女がいた」

 

「!それって…!」

 

「ああ、響だ。俺は…その時とてもうれしかったんだ。誰も自分を認識して、いないもの同然だった俺を分かってくれたから」

 

「そんなことが……でも、だったらどうして響はあなたのことを覚えていないんですか!?」

 

「それはね、俺が消したんだよ。”記憶”を」

 

「そんなこと出来るはずがないじゃないですか!!」

 

「それはね―――」

 

 

するとだった。俺達の目の前から響がケータイで喋りながら走ってきた

 

 

「あ、響ー!!」

 

「!?未来!?それに…キャンプの人!?」

 

 

キャンプの人……なんか悲しいな

すると…

 

 

 

「見つけたぁ―――ッ!」

 

 

と、そんな声が聞こえたのでその方向を振り向くと、そこにはネフシュタンの少女がいた。

何故!?というか未来はそのまま響に駆け寄っていた。まずい!!

 

だが、遅く、ネフシュタンの少女は鞭を振るって地面をえぐった。

その衝撃で未来は怪我をして空を飛んだ

 

 

「きゃああああ!!」

 

「未来!!」

 

「やべぇ!!」

 

 

すると、近くにあった車がボロボロになって未来を押しつぶそうをかかってくる。

まずい!!

するとだった。響は歌を歌っていた…

 

 

「Balwisyall Nescell gungnir tron」

 

 

そうして響はシンフォギアを纏って未来を押しつぶそうとかかっていた車を拳で殴った

 

 

「響…?」

 

「ごめん」

 

 

そうして響はネフシュタンの鎧を着た少女に向かって行った

 

 

「なに…あれ…響…なの…」

 

「未来って…言ったか?」

 

「!?あなたは今の見て驚かないんですか!」

 

「何度も見ている。だから驚くことはない。それと…ここで待ってろ」

 

 

そうして俺はデッキを取り出し、高く上げると黒いVバックルが現れ、それにデッキを装填した

 

 

「変身」

 

 

俺はリュウガになり、未来の方に顔を向ける

 

 

「黒龍の…騎士…!?」

 

『リュウガだ。お前はさっさと逃げろ』

 

 

《HEAL VENT!!》

 

 

俺は未来の傷を治してやってから、響の元に向かって行った。

 

 

「本当に…どうなってるの…?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺はそのまま響たちの元に向かい、そしてそれが見たものは…

 

 

「私は立花響、15歳!!誕生日は9月の13日で血液型はO型!!身長はこないだの測定では157㎝!!体重は…もう少し仲良くなったら教えてあげる!!趣味は、人助けで好きな物はご飯&ご飯!!後は、彼氏いない暦は年齢と同じ!!」

 

「な、なにをとち狂ってやがるだお前は…」

 

 

うん、それは俺も同感。なんで敵に自己紹介してるの?敵だよ?

 

 

『お前…何言ってるんだ?』

 

「リュウガさん!話はあとです!!私達はノイズと違って言葉が通じ合える!!ちゃんと話合いたい!!」

 

「なんて勇著…この場に及んで!!」

 

 

そうして少女は鞭で響を攻撃するが俺はそれをドラグセイバーへ受け止める

 

 

「邪魔だ!!」

 

『うるさい』

 

「話し合おうよ!!私達は戦っちゃいけないんだ!!だって、言葉が通じ合って入れば人間h「うるさい!」!」

 

「分かり合えるものかよ人間が…!!そんな風にできているものか…!!」

 

「気に入らねぇ気に入らねぇ気に入らねぇ気に入らねぇ気に入らねぇ!!分かっちゃいねぇことをペラペラと知った風に口にするお前がぁ!!」

 

「お前を引きずってこいと言われたがもうそんなはどうでもいい!!この手でお前を叩き潰す!!今度こそお前のすべてを踏みにじってやる!!」

 

「私だってやられる訳にはいかない!!」

 

 

そうして少女は空を飛び、鞭に球体のエネルギー弾を響に向けて放った。

まずい!!

 

 

――NIRVANA GEDON――

 

 

俺はすぐさま響の前に立ち、【アナザーリュウガ】に変身した

そうしてリュウガの能力で一度だけ攻撃を受け、その攻撃を跳ね返した。

 

 

「まじかよ!!はぁ!!」

 

 

少女は再びエネルギーの弾を生成して、その跳ね返した弾に当てて相殺した

そして煙が出る

 

 

「はぁ…はぁ…はぁ…お前なんかいるから…あたしはまた…」

 

 

そして…

 

 

《リュゥゥウガァァ!!》

 

 

煙が晴れ、俺は完全にアナザーリュウガの姿を見せた

すると…

 

 

 

「お前…!!あの時の…!!お前だったのか…!?」

 

 

少女がそう言った。どういうことだ?あいつと会ったことがあったか?この姿で。…覚えていない…

 

 

「っ!今のうちに!」

 

 

そうして俺の後ろで響は掌にオレンジ色のエネルギーの玉を生成していた

 

 

「あいつ!!この短期間でアームドギアを手に入れようと…!」

 

「だったら、アームドギアに形成されないのなら…!!」

 

 

すると、響の籠手から煙が出て、籠手の一部分が外れる

 

 

「その分のエネルギーを、ぶつければいいだけ!!」

 

「させるかよ!」

 

 

そうして少女は鞭を響に向けて放つが、俺はなにもしない方がいいだろう。

なにせ響は今…成長しようとしているからな

 

 

――ガシィ!!――

 

 

響はその鞭を掴んだ

 

 

「なんだと!?」

 

 

そうして響は鞭ごと少女を自身の元にぴっぱる

そうして向かってくる少女に響は高速で向かっていき、拳を当てる準備をする

 

 

「(最速で、最短で、まっすぐに!!一直線に!!胸の響きを、この思いを!!伝えるためにぃいいい!!)」

 

『いけ…響』

 

 

そうして拳が少女に当たり、ネフシュタンの鎧が徐々に砕けていく

その瞬間、爆発した

 

 

「はぁ…はぁ…」

 

 

そして煙が晴れると、ネフシュタンの少女は壁にぶつかっていた。

 

 

『よくやったなぁ…響』

 

「リュウガさん…ありがとうございます!!」

 

 

響は俺にお礼を言った後に再び少女に目を向ける

よく見ると、砕けていた部分が徐々に回復していた

 

 

「クソォ…!!」

 

 

そしてよく見ると少女は響を見て驚いている表情をしていた。俺は響に顔を向けると、響は目を閉じて歌っていた

 

 

「お前…バカにしてんのか!!あたしを…【雪音クリス】を!!」

 

 

あ、ようやく名乗った。そうして響は歌を止めた

 

 

「そっか…クリスちゃんって言うんだね。ねぇクリスちゃん。もうこんな戦い、もうやめようよ。だって私達、同じ人間だよ!」

 

「嘘くせぇ、青臭ぇ!!」

 

 

そうして少女…クリスが響に向かっていくが、俺はそれをドラグセイバーを模した剣で止める

 

 

「邪魔だ!どけよ!!」

 

『………』

 

 

よく見ると、クリスの鎧の砕けた部分が回復してってはいるが、なにかおかしかった

 

 

「ぶっ飛べ!!『アーマーパージ』だ!!」

 

 

すると少女の鎧が砕け、鎧が全方向360度飛ぶ

 

 

『グウゥウウウ!!』

 

「きゃあ!」

 

 

周りの木々が倒れていく。

俺はすぐに響の近くに向かっていき、響に向かって倒れていく木々を龍の籠手で粉砕していく。

そして、確か…アーマーパージと言うのはそうする代わりに全裸になるとミラーワールドの本に書いてあったな…

それってやばいんじゃ…特に俺が

 

そして煙が晴れかけると…

 

 

「Killter Ichaival tron」

 

「!!この歌って…!!」

 

 

間違いない…『シンフォギア』だ!!

そしてクリスは鎧をまとい、風が吹く。

俺達は顔を隠す。

 

 

「クリスちゃん…私たちと同じ…」

 

 

そしてクリスは赤いシンフォギアを纏っていた

 

 

「歌わせたな…あたしに歌を歌わせたな!!教えてやる…あたしは歌が大っ嫌いだ!!」

 

「歌が嫌い…?」

 

 

そうしてクリスはアームドギアであろうクロスボウを出して、俺達を攻撃した。

俺は分が悪いと思い、再びリュウガに戻り、ドラグセイバーで攻撃を受け流す

響はそれを避けていた

 

そしてクリスは高速で響の元に向かっていき、とび蹴りを喰らわした。そしてクリスはアームドギアをガトリングにして響に撃ちまくった。ていうか歌嫌いとか言っときながめちゃくちゃ歌ってんなおい!!

 

 

――BILLION MAIDEN――

 

 

俺はすぐにバイザーに手をかけた

 

 

《AD VENT!!》

 

 

そうすると響の前に【マグナギガ】が現れ、響を守る

 

 

「牛!?」

 

「なんだこいつ!?クソがぁ!!」

 

 

そうしてクリスは腰部アーマーから小型ミサイルを一斉に発射してきた

 

 

――MEGA DETH PARTY――

 

 

俺は再びアドベントのカードをスキャンして【ドラグレッダー】を召喚し、響の周りを回転して竜巻を起こして響を守る。煙で見えないのかクリスは何度もガトリングで撃ちまくる。

 

 

「はぁ…はぁ…ん?」

 

 

俺はその場所の横にいるからあまりわからなかったが、なにか壁があった。

 

 

「盾…?」

 

「剣だ」

 

「!?」

 

 

煙が晴れると、そこには巨大な剣が壁となっていた。

そしてその剣の上には【風鳴翼】立っていた。あいつ…入院していたはずだが…

 

 

「足手まといを助けに来たのか?」

 

「もうなにも…失うものかと決めたのだ」

 

「翼さん…」

 

「気づいたか、立花。だが私も全快ではない、力を貸してくれないか…」

 

「はい!!」

 

 

あれ、なんかすごく変わってる…俺が見ていない間になにがあった?まぁいいか…

そうして翼はクリスに攻撃する。

 

俺も行くか。

 

 

《NASTY VENT!!》

 

 

その瞬間、クリスはふらつく。翼はその瞬間を見逃さずどんどん攻める

 

 

「助太刀感謝する!!」

 

『あ、ああ…(本当になにがあった?)』

 

 

そしてどんどん攻める翼だったが…

突如、空からノイズが現れ、そのノイズがクリスの二つの武器を破壊した。

 

 

「!?」

 

 

そしてもう一匹のノイズがクリスに向かっていくが、それを響が倒した。

一体なにが起きた…?

 

 

――命じたこともできないなんて…あなたはどこまで私を失望させるのかしら?――

 

 

「「「『!!?』」」」

 

 

突如声が聞こえた。

そして、この場所にある近くの高台に、金髪の女がいた。

 

 

「フィーネ!!」

 

「フィーネ?(終わりの名を持つ者…)」

 

 

――あなたはもう用済みよ、クリス。あと、もう好きにしていいわよ。○○――

 

 

最後の言葉がよく聞こえなかった。そして…

 

 

『グハァ!!』

 

「!?リュウガさん!!」

 

 

突如、俺の後ろから感じた痛みに、俺は地面に転んだ。そして『そいつ』が姿を現した。

 

 

「フフフ、フハハハハハ!!!よう、無様な姿だな!!」

 

 

そこにはドラグセイバーに似た剣を持っている、あの精神異常者がいた

 

 

「お前!!あのクソ野郎!なんでこいつが!?」

 

「私がスカウトしたのよ。こいつは精神が異常だけど、あなたよりは使えるしね」

 

 

そう金髪の女が言う。

 

 

「あの時はよくもやってくれたな!!さてぇ~と、ここで三人ゲットしますか!」

 

『させるかよ!!』

 

 

俺はドラグセイバーを持って精神異常者に向かっていくが、精神異常者は【アナザー龍騎】へと姿を変えた。

 

 

『ハハハハ!!』

 

『お前…だったらこっちもだ!!』

 

 

そうして俺も【アナザーリュウガ】に変身して、ドラグセイバーを模した剣で精神異常者を攻撃する。

そしてアナザー龍騎を押しだした。

 

 

『クソォ、邪魔すんじゃねぇよ!!』

 

『あいにく、そんなわけにはいかないんでな』

 

『まぁいい。俺は今回の目的を果たすだけだ』

 

『目的…?っ!?』

 

 

すると、アナザー龍騎はある一枚のカードを取り出した。

それは『リターンベント』のカードだった。

 

 

『それは…さっきのときか!!』

 

『正解。お前を攻撃したとき盗らせてもらったぜ。フィーネには俺がフィーネの正式な仲間になるためのある条件を出されててな。それがリターンベントの起動だ!!見ろ!!俺の、オリジナルのアナザー龍騎の能力を!!』

 

 

《RETURN VENT!!》

 

 

『っ!!やめろぉ――――――っ!!!』

 

 

あいつ……っ!!俺はアナザー龍騎に駆け寄るがもう遅かった。あいつ……リターンベントを起動しやがった!!

その瞬間…

 

 

―ドサ―

 

 

響が倒れた。まさか…記憶が戻った衝撃か…!!

 

 

「立花!?どうした!?」

 

『お前…やってくれたなぁ!!』

 

『ハハハハ!!フィーネ!!これで俺はお前の仲間でいいだよな!!』

 

「ええ、よくやったわ。それじゃ、今日は帰りましょうか」

 

『…仕方ねぇか。今日はこのくらいで勘弁してやらぁ!』

 

 

そうして二人はその場を離れて行った。

 

 

「おい!!待ってくれよ、フィーネ!!」

 

 

クリスもあの金髪女を追いかけて行った。

だが、今はそれはどうでもいい!!響の記憶が……ゴメン、響…

 

 

そうして俺も、海に飛び込み、ミラーワールドに戻って行った。

 

 

 


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