ミラーサリティードシンフォギア(鏡の孤独者)   作:龍狐

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激怒

前回、急に表れた仮面ライダージオウ。

彼は一体…!?

 

 

 

「あれって…!!龍牙さんの変身する…!!」

 

『いや、あれはジオウだ。ミラージオウじゃない』

 

「そんなことより、あのジオウってやつはあいつらの仲間なのかよ!?」

 

「ええ、そうよ」

 

 

マリアがそう言い、ジオウがマリアの横に立つ。

 

 

『ま、そう言うこと』

 

「っ!?その声…一度だけ聞いたことがある!貴様、あの時控え室から聞こえた声の持ち主……総悟と言う者だな!!」

 

『あ、ばれた!!』

 

「まぁばれてもなんの問題もないデス」

 

『まぁ、そうだけどさ。ていうか、そろそろ撤退した方がいい。オーディン相手じゃ分が悪すぎる』

 

「そんなに強いの?」

 

『戦ったマリアなら分かるだろ?あいつのやばさが…』

 

「……そうね…」

 

≪マリア、セレナ、切歌、調、総悟、そろそろ撤退してください≫

 

 

マリアたちの通信機から聞こえた声に皆が応じる。

 

 

「さて、そろそろ撤退させてもら「待ってください!!」なに?」

 

 

すると、響が呼び止めた。

 

 

「やめようよ、こんな戦い。今日出会った私達が争う理由なんてないよ!」

 

「そんな綺麗事を!」

 

「えっ?」

 

「綺麗事で戦う奴の言うことなんか信じられるものかデス!」

 

「そんな…。話せば分かり合えるよ。戦う必要なんか…」

 

「偽善者」

 

「っ!?」

 

「この世界にはあなたのような偽善者が多すぎる」

 

 

調と呼ばれた女の子がそう言う。

そして頭の物体から回転カッターを打ってくる。

 

それを翼が防ぎ、クリスが攻撃、敵五人は散開し、切歌ちゃんと呼ばれた子が攻撃を防ぎながらクリスに攻撃しにくる。

 

 

「近すぎんだよ!」

 

 

クリスちゃんが離れてボウガンを撃つが防がれる。

それに対してオーディンが後ろに回って蹴りを入れる

 

 

「ナイス!」

 

『礼はいらん』

 

「あーもう!鬱陶しいデス!」

 

 

対して違う場所でマリアとジオウが翼と戦っている。

そして響は調の攻撃を避けながら説得している。

 

 

「私は困ってる皆を助けたいだけで…!だから!」

 

「それこそが偽善!」

 

「っ!?」

 

「痛みを知らないあなたに、誰かの為になんて言って欲しくない!!」

 

 

そうして調は巨大な回転カッターを二つ飛ばしてくる。

だが……この時、ここにいる者オーディンを除いて、誰が予想しただろうか…

調のこの一言が……最悪の一撃(・・・・・)が放たれるきっかけになるなんて……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《CONFINE VENT!!》

 

 

突如、調の放ったカッターが最初からなかったかのように消えた。

 

 

「っ!?」

 

「調のカッターが…消えたデス!?」

 

 

そして、全員の目が黄金の鳥…【オーディン】に目が移ってしまった。

それは何故か?それは…

 

 

「クソガキ……さっきから聞いて入れば……痛みを知らない?ふざけるなよ!!」

 

 

突如オーディンから放たれた殺気に皆が動けずにいた。

 

 

「お前こそ……お前こそ、何も知らないくせに!!痛みを知らないなどと……知ってもいないことを口にするなぁ!!」

 

 

そしてオーディンは、一枚のカードを取り出した。

そのカードを見た途端、ジオウは驚愕の声を上げた。

 

 

『っ!?ユナイドベントのカード!?』

 

「貴様は…ただでは死なさん!!世界の塵になれ…!!」

 

 

《UNITE VENT!!》

 

 

そして、オーディンの周りに総勢14体のミラーモンスターが集まり、それらのすべてが合体した。

 

 

「おいおい、落ち着けって!!」

 

「龍牙、どうしたと言うのだ!?」

 

「どうしちまったんだよ!!」

 

「龍牙さん!!」

 

 

オーディンは四人の声を聞かず、調に目を向けた。

そして今、この場に最強で最恐で最凶のモンスター

 

 

【ジェノサバイバー】

 

 

が降臨した。

そしてジェノサバイバーは体の中心でエネルギーを貯めている。

 

 

『っ!!調、逃げろぉ!!』

 

「っ!!」

 

『調、早く!』

 

 

ジオウはそう調に叫ぶが、調は動けずにいた。

オーディンから放たれる殺気で足がくすんで動けなかったのだ。

 

 

『調、早く!!そのモンスターの一撃は――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――世界と世界の境界線の壁をも破壊する一撃なんだ!!」

 

 

『『『『『っ!?』』』』』

 

「っ!!なんですって!?」

 

「まずいデス!!そんなの喰らったら調は…!!」

 

「調!!」

 

『遅い、撃てぇ!!』

 

 

そうしてジェノサバイバーから放たれた一撃は、調に向かって放たれた。

やがて調が立っていた場所は跡形もなく消え去り、ビームは海に向かっていき、やがて海で爆発した。

 

 

『………』

 

「跡形もなく…」

 

「消えちまった…」

 

「調ちゃん……」

 

「調……」

 

 

皆が、その跡に絶句している中…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《ドライブ!!ドライブ!!》

 

 

突如聞こえた機械音に全員が耳を傾けると…

 

 

『はぁ…はぁ…間一髪だった…』

 

「………ありがとう…」

 

 

調を担いでいる【ジオウドライブアーマー】の姿だった。

すると突如ステージが光り、そこからイボイボしたノイズが現れた。

 

 

「増殖分裂タイプ…」

 

「こんなの使うなんて聞いてないデスよ!」

 

「なんでこれを…?」 

 

「マム?」

 

 

するとマリアが両腕を合わせると、そこからアームドギアが出て来た。

 

 

「アームドギアを温存していただとッ!?」

 

 

槍からビームを放ちノイズは爆発する。

 

 

「おいおい、自分らで出したノイズだろ!?」

 

 

そしてマリアたちは撤退していった。

 

 

「ここで撤退だと!?」

 

「せっかく温まってきたところで尻尾を巻くのかよ」

 

「ていうか、ノイズをなんとかしないと…ってえぇ!?」 

 

「あっ!?ノイズが!」

 

 

なんと、ノイズが巨大化していたのだ。翼が剣でノイズを斬るが、増えるだけだった。

 

 

「こいつの特性は増殖分裂」

 

「ほうっておいたら際限ないってわけか。このままじゃここから溢れ出すぞ!」

 

「なんとかしねぇと…」 

 

『皆さん聞こえますか?』

 

 

すると、慎次から連絡が入ってきた。

 

 

『会場のすぐ外には避難したばかりの観客たちが居ます。そのノイズをここから出すわけには…』

 

「観客!?」

 

「迂闊な攻撃では増殖と分裂を促進するだけ…」

 

「どうすりゃいいんだよ!?」

 

「絶唱…。絶唱です」

 

「あのコンビネーションは未完成なんだぞ?」

 

「増殖力を上回る破壊力にて一気殲滅。立花らしいが理には適っている」

 

「おいおい、本気かよ?」

 

「でも、そうしないとノイズが増えていくのは事実だぜ?」

 

 

奏がそう言う。実際ノイズは今も増えている

そうして四人は手を繋ぎ合わせて絶唱を歌う。

 

すると響を中心に光り、その光がノイズを消し去って行く。

 

 

「耐えろ、立花ッ!」

 

「もう少しだッ!」

 

「ふんばれッ!!」 

 

 

実はこの技、響にすべて負担が行く技なのだ。

 

 

「あああ―――――っ!!!」

 

 

ノイズが骨だけになった。

 

 

「今だ!」

 

「行け!!」 

 

「レディ!」

 

 

響が両腕を合わせ、腕のパーツが右手に集中しる。虹色の光が響の右手に吸収され、構える。 

 

 

「ぶちかませ!」

 

「これが、私たちの…!絶唱だあああああああっ!!!」

 

そしてノイズを殴り、エネルギーが爆発し巨大な虹色の竜巻となった。竜巻は天に昇り、ノイズは完全に消滅した。三人がギアを解除したが響が座り込む。

 

 

「無事か!?立花!」

 

 

三人は響の元に駆け寄る。

そしてオーディンもゆっくりと響の元に近寄る。

 

 

『……大丈夫か、響?』

 

「はい…。……私のしていることって、偽善なのかな…?」

 

『いや、響は響のままでいい。響は、自分がやりたいことをやれ』

 

「……ありがとうございます…。そう言ってもらえると、気が…楽になります」

 

「「「『………』」」」

 

 

そして、そのまま黙り込んでいるだけになってしまった。

 

 

 

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