~三人称side~
秋桜祭まで残り三日となった日の夜、NINJAが入手した情報でマリアや総悟と言う人物
がいると思われる廃病院に四人は来ていた。
『いいか! 今夜中に終わらせるつもりで行くぞ!』
『明日も学校があるのに夜半の出動を強いてしまい、すみません』
「気にしないでください。これが私たち防人の務めです」
「街のすぐはずれにあの子達が潜んでいただなんて…」
「まぁ、隠れ家としてはいかにもな場所だがな…」
『ここはずっと昔に閉鎖された病院なのですが、二ヶ月くらい前から少しずつ物資が搬入されているみたいなんです。ただ、現段階ではこれ以上の情報が得られず、痛し痒しではあるのですが…』
「尻尾が出てないのならこちから引きずり出してやるまでだ」
「あの男は俺がやる。いいな?」
「ああ、任せたぜ」
そうして五人で廃病院に入って行った。
中は赤い霧が漂っていた。
「やっぱり元病院っていうのが雰囲気出してますよね…」
「なんだ? ビビってるのか?」
「そうじゃないけど、何だか空気が重いような気がして…」
「意外に早い出迎えだぞ」
響とクリスが話してたらかなりの数のノイズが出てきた。
四人がギアを纏い、龍牙は【仮面ライダーリュウガ】に変身して、クリスがガトリングでノイズを倒すが、次々と出てくる。
「やっぱりこのノイズは!」
「ああ。間違いなく制御されている」
『大量の数ならこれだ』
《SHOOT VENT!!》
リュウガは【ギガランチャー】を装備して、目の前のノイズを一気に駆逐する。
だが、変化が起きた。
「っ!?」
なんということでしょう。クリスちが撃ち抜いたノイズが再生してるのだ。更に響が殴ったノイズと翼が斬ったノイズ、奏が突いたノイズにリュウガが爆散させたノイズも同じように再生してるのだ。
「はあ、はあ、はあ…」
「なんで、こんなに手間取るんだ…?」
「まさか…」
「ギアの出力が落ちている?」
『なに?俺はなんともないが…』
「当たり前だ…お前のはギアではないからな」
四人がだいぶ疲れている。そこまで動いたわけでは無いのにだ。
「はあ、はあ…」
「はあ、はあ…」
「はあ、はあ…」
「はあ、はあ、はあ…。はっ!?」
すると通路の向こうから柴犬サイズのモンスターが走ってきた。
『四人とも、俺の後ろに来い!!』
そうしてリュウガは【べノスネーカー】を召喚した。
べノスネーカーは走っている謎の生物の胴体を咥え、壁に向かって投げた。
その壁を蹴って再び襲ってきた所を翼が横から剣で切り裂いた。しかし謎生物は吹き飛ばされるだけで、着地された。
「アームドギアで迎撃したんだぞ!?」
「なのに何故炭素と砕けない!?」
「まさか…ノイズじゃ、ない?」
「なんだと!?」
「グジュ…グルル……」
「あのバケモノは何だって言うんだ?」
──パチ、パチ、パチ、パチ…。
突如拍手が鳴り響いた。
拍手が聞こえた先にいたのは、銀髪の白衣で眼鏡をかけた男がいた。
「ウェル博士!?」
そして謎の生物は白衣の男が持っていた檻の中に入って行った。
「意外に聡いじゃないですか」
「そんな!? 博士は岩国基地が襲われたときに…」
「つまり、ノイズの襲撃は全部…!」
「明かしてしまえば単純な仕掛けです。あの時既にアタッシュケースにソロモンの杖は無く。コートの内側にて隠し持っていたんですよ。」
「ソロモンの杖を奪うため、自分で制御し自分を襲わせる芝居をうったのか?」
「なんでそんなこと…!!」
「バビロニアの宝物庫よりノイズを呼び出し制御することを可能にするなど、この杖を置いて他にありません。そしてこの杖の所有者は、今やこの自分こそがふさわしい。そう思いませんか?」
「思うかよ!!」
ウェルの言葉に反論したクリスはミサイルを撃つが。
「うああああっ!!」
クリスも何故かダメージを受けて膝をついてしまう。
ウェルはノイズを盾にしてミサイルを防いでいた。ミサイルの影響で壁が壊れ、ウェルはそこから外に出たため、翼と響と奏も出て、クリスはリュウガの召喚した【ダークウイング】が乗せていく。
「クソッ…なんでこっちがズタボロなんだよ?」
ダークウイングの背中でクリスがそう言うが理由はまだわかっていない。
「あれは!?ノイズがさっきのケージを持って…!?」
響が気づいた先には飛行型ノイズがさっきの謎の生物の入った檻を持って飛んでいた。
そして、違う方向を見ると、両手を上げたウェル博士がいた。
「立花、その男の捕獲を頼む!!」
「クリスはアタシたちに任せておけ!!」
『ダークウイング、行くぞ!』
――キィイイイ!!――
そうして翼とリュウガは飛行型ノイズを追っていく。
リュウガは【ウイングウォール】を装備して空を飛ぶ。
(天羽々斬の機動性なら…!!)
そうして、翼は海に向かって跳んだ。
そして海への着地直後に海から二課の潜水艦が浮上し、それを足場にして再び飛ぶ翼。
それと同時にリュウガはファイナルベントのカードをスキャンした。
それでリュウガは飛翔斬でノイズを貫通した後、翼がノイズを切り刻む。
そして檻が海に落ちて行き、翼がそれを取ろうとする。
そして、その直後だった。
「グハァ!!」
海に落ちかけた翼はリュウガによって救われた。
そして、さっきまで翼がいた場所には槍があり、その槍は海面の上を立っていた。
そして槍の上に誰かが着地し、檻を掴んだ。
そこに立っていたのは。
「あいつは…!」
黒いガングニールを纏ったマリア・カデンツァヴナ・イヴであった。
「時間通りですよ、フィーネ。」
「「「「『っ!?』」」」」
奏者とリュウガはウェル博士がマリアをフィーネと言ったことに驚いてしまった。
「フィーネだと?」
「なにを言っているんだ?」
「終わりを意味する名は我々組織の象徴であり、彼女の二つ名でもある」
「まさか…じゃあ、あの人が?」
「新たに目覚めし…。再誕したフィーネです」
「嘘、ですよ…。だってあの時了子さんは…」
「リインカーネーション」
「遺伝子にフィーネの刻印を持つ者を魂の器とし、永遠の刹那に存在し続ける輪廻転生システム!」
「そんな…。じゃあ、アーティストだったマリアさんは?」
「さて?それは自分も知りたいところですね」
「っ!」
「はああああっ!!」
いつの間にかリュウガに掴まれていた翼がマリアに斬りかかっていた。
「甘く見ないでもらおうか!」
マントで翼の攻撃を防ぐマリア。
「甘くなど見ていない!」
「っ!」
そして翼は二課の潜水艦に着地した。
リュウガも潜水艦に着地したが、周りを警戒していた。彼女の仲間の3人と、ジオウがいつ来てもおかしくないからだ。
「フッ」
マリアが謎生物の入ったケージを真上に投げた。
投げられたケージは空中で初めから無かったように消えてしまった。槍を蹴って空を飛び、潜水艦の上に乗り移ってくるマリア。マリアが右手を掲げると海の上に浮かんでいた槍がマリアの元に飛んでくる。
「だから私はこうして全力で戦っている!」
マリアが翼に飛びかかる。
「はああああっ!!」
「たあああああっ!!」
刀と槍がぶつかり合い、打ち合い続ける。マントでも攻撃できるため、翼が押されている。
「このままだとまずいぞ!」
『チィッ!!』
そうしてリュウガは素早く翼の方向に飛んで行ったが…
『グハァ!!』
だが、突如
《タイムマジーン!!》
そしてそこには、【タイムマジーン・ビークルモード】がそこにはいた。
そして胸部が空き、そこから三人の奏者が姿を現した。
『さぁ、行け!!』
「登場デェス!!」
「マリア姉さん、大丈夫!?」
「増援に来た…!!」
「敵が増えたか…!!」
「これでもくらえデェス!!」
そうして金髪の少女【暁切歌】は鎌の刃を飛ばしてきた。
そしてそれが潜水艦の上に乗っていた響と奏とクリスとウェルに向かってきた。
「あぶな!!」
「うわぁ!!」
響がウェルを突き飛ばし、奏とクリスがそれを避ける。
そして切歌が二人に、ピンクのシンフォギアを纏った少女【月読調】は響に攻撃してきた。
『はああああああ!!』
『はぁ!!』
対してリュウガはドラグブラッカーに乗ってタイムマジーンと戦っていた。
そして、調にソロモンの杖を取られてしまった。おそらくは避けたときにだろう。
「時間ピッタリの帰還です。おかげで助かりました。むしろ、こちらが少し遊び足りないくらいです」
「助けたのはあなたの為じゃない。」
「いやあ、これは手厳しい(……まだ
「クソッタレ…。適合係数の低下で体がまともに動きゃしねえ。」
「でも、あのロボットやあの敵は一体どこから…?」
すると…
「時限式はここまでなの!?」
「まさか、昔のアタシと同じLiNKERを!?」
次の瞬間、マリアがロープを掴んで浮かんでいく、すると空中のなにもない所から巨大ヘリが現れた。
「あなたたちは一体何を!?」
「正義では守れないものを守るために」
「えっ!?」
そうしてマリアはヘリの中に、調、切歌、セレナはタイムマジーンに乗り込んだ。
「ソロモンの杖を返しやがれ!!」
そしてクリスがスナイパーライフルを向けた。だが…
すると、ヘリがその場で透明になって消えたのだ。タイムマジーンも、時空に穴を開け、その場で消えた。
「なんだとッ!?」
「クリスちゃん!」
結果、今回の作戦は何も得られず、ソロモンの杖も奪われたまま、完全敗北の形で作戦は終了した。
もう受験が近づいて、さらに親に小説を書いている機種を取られそうなので更新速度がすごく遅れます。申し訳ございません。